複数パラメータを 1 つのパラメータにリンクする場合と同様に、オブジェクトの向きをパラメータにリンクできます。オブジェクトの向きにリンクする場合、クォータニオン空間で計算されるオブジェクトの「全方向」にリンクします。つまり、オイラー角によるオブジェクトの個々の XYZ 回転パラメータにはリンクしないということです。クォータニオン回転の詳細については、「回転をアニメートする」を参照してください。
複数パラメータへのリンクで使用した補間テクニックは、オブジェクトの向きにリンクする場合にも使用されます(「複数の駆動するパラメータにリンクする」を参照)。マルチリンク パラメータの補間オペレータでは、距離を測定基準として、パラメータの相対値を元に「どの程度離れているか」を計算します。一方、向きのパラメータをリンクする場合、補間オペレータは向き(すなわちクォータニオン)の距離を使用します。
向きが制御元となってリンク パラメータを駆動するオブジェクトを選択します。セッションの選択を終了するには、右クリックします。
リンクのセットアップが完了すると、リンク パラメータにエクスプレッション([l_interpOri]([local.rotx, local.roty, local.rotz]))が設定されます。
オブジェクトの向きを設定してから、その向きに関連付けるリンク パラメータの値を設定します(「マルチリンク パラメータの相対値を設定する」で説明しています)。
相対値を設定した後は、減衰を編集できます。編集方法については「減衰を編集する」を参照してください。