アンビエント オクルージョンは、高速でかつ大量の計算を必要としない間接照明のシミュレート方法です。アンビエント オクルージョンを実行すると、オブジェクト サーフェイス上の指定ポイントの上にある事前定義された半球状の領域にサンプル レイがキャストされ、他のジオメトリによってポイントがブロックされる範囲(オクルージョンが実行される範囲、すなわち、遮られる範囲)が決定されます。
遮られる量が決定されたら、遮られるポイントと遮られないポイントに、それぞれ明色と暗色が戻されます。オブジェクトが部分的に隠れる場合は、さえぎられる(隠れる)量に応じて明色と暗色がミックスされます。
上の図は、[Ambient Occlusion]シェーダのみを使用してレンダリングしたシーンを示しています。
明色は白に、暗色は黒に設定されています。このタイプのレンダリングは、他のパスと合成して、シーンのカラーやイルミネーションにオクルージョン エフェクトを追加することができます。