唇と口を調整する
 
 
 

口にアニメーションを適用し、場合によってはスカルプトも行った後、口角を微調整したり、歯の衝突バッファや唇のカールを設定したり、口内壁の深さを変更できます。

注:Softimage Wiki の Face Robot Learning Movies ページには、このトピックに関するビデオ、「Tutorial #15: Tuning Mouth Properties」が用意されています。

口を調整するには

  1. [Tune(調整)]パネルの[フェイス]>[口]タブをクリックし、[口の調整](Tune Mouth)を選択します。

  2. [オプション]エリアでは、下のようなオプションを調整することができます。

歯の衝突

[歯の衝突](Teeth Collision)の値は、口が極端なポーズを取ったときなどに、歯が口のジオメトリを突き抜けてしまわないようにバッファを定義します。バッファを設定しておけば、唇は、歯に押し当てられたり、歯の上または下に巻き付いたり、正しく動作するようになります。値を低くするとバッファが小さくなり、唇が歯に密着します。値を高くするとバッファが大きくなります。

唇の外側には、歯との衝突をチェックするコントロール ポイントがあります。[Upper/Lower A, B, C and D(上/下 A、B、C、D)](Upper/Lower A, B, C,)スライダを使用すると唇の外側を曲げることができます。これらの値は、唇に対する歯の効果を小さくしたり大きくする衝突チェック係数です。

[上/下 A](Upper/Lower A)スライダは口の外側のエッジにあるコントロール ポイントを操作します。[上/下 D](Upper/Lower D)スライダは唇のカーブに最も近いコントロール ポイントを制御します。[上/下 B](Upper/Lower B)および[C]は A と D 間のコントロール ポイントを操作します。

また、[RCorner]と[LCorner](RCorner and LCorner)スライダを使用して、両方の口角に対する歯の衝突を調整できます。

角度とストレッチ

[角度](Angle)[ストレッチ](Stretch)の各パラメータでは、口角の角度と口の内角のストレッチ量を調整できます。これらの値は、4 つの口角(上の左右、下の左右)それぞれに設定するか、上唇と下唇の 2 つに分けて設定します。

唇のカール

[唇のカール(外)](Lip Curl Out)および[唇のカール(内)](Lip Curl In)の値は、唇が歯に対してどのようにカールするかを決定します。唇のカールは、4 つの口角(上の左右、下の左右)それぞれに設定するか、上唇と下唇の 2 つに分けて設定します。

[唇のカール(外)](Lip Curl Out)の値は、高くすると唇が歯から外へ離れ、低くすると唇が歯を巻き込むようにカールします。外側のカールでは、唇の裏のポイントが後ろに引き付けられたままで、前方へ出ません。

[唇のカール(内)](Lip Curl In,)の値は、高くすると唇が歯を巻き込むようにカールし、低くすると唇が歯から外へ離れます。

口内壁の深さ

[口内壁の深さ](Inner Mouth Depth)では、口内壁を口の奥へ動かすことができます。深さの値を高くすれば、極端なポーズで口の内壁が外壁を突き抜けてしまう事態が防げます。