カーブを修正する
 
 
 

[モデル]ツールバーの[修正](Modify) [カーブ](Curve)メニューにあるコマンドを使用して、さまざまな方法でカーブを修正することができます。これらのコマンドはそれぞれ、カーブのトポロジを修正します。

カーブを反転させる

カーブを反転すると、パラメータ配置が逆転し、U の値が反対方向に大きくなります。その結果、反時計回りに描画したカーブは時計回りに描画したようになり、時計回りに描画したカーブは反時計回りに描画したようになります。

たとえば、カーブをオブジェクトのパスとして使用する場合、カーブを反転すると、オブジェクトは反対方向に移動します。同様に、サーフェイスをカーブから作成し、そのオペレータ スタックをフリーズしなかった場合、法線方向は逆になります。

カーブを反転するには

  1. 1 つまたは複数のカーブを選択します。

  2. [Model]ツールバーから[修正](Modify) [カーブ](Curve) [法線の反転](Inverse)を選択します。

    手順 1 でカーブを選択していない場合は、ここでカーブを選択できます。

    カーブが反転され、[Inverse Curve]プロパティ エディタが開きます。

注:

また、カーブを描画しているときやカーブにポイントを追加しているときに右クリックしてメニューから[反転](Invert)を選択すると、操作対象のカーブを反転できます。

コントロール ポイントまたはノットの配置でカーブを描画する」と「カーブ上のポイントとノットを追加する(インタラクティブ)」を参照してください。

カーブを開閉する

閉じたカーブを開いたり、開いたカーブを閉じたりすることができます。カーブは、常に U = 0 の位置で開かれます。

カーブを開閉するには

  1. [オブジェクト](Object)モードで、1 つまたは複数のカーブを選択します。

  2. [修正](Modify) [カーブ](Curve) [開く/閉じる](Open/Close)を選択します。

    手順 1 でカーブを選択していない場合は、ここでカーブを選択できます。

    閉じたカーブは開かれ、開いたカーブは閉じられます。

       

    開いたカーブ

    閉じたカーブ

    注:また、カーブを描画しているときやカーブにポイントを追加しているときに右クリックしてメニューから[Open/Close]を選択すると、操作対象のカーブを開いたり閉じたりできます。「コントロール ポイントまたはノットの配置でカーブを描画する」と「カーブ上のポイントとノットを追加する(インタラクティブ)」を参照してください。

カーブ上の U をシフトさせる

閉じたカーブで、開始ポイント(U = 0 位置)をカーブの長さに沿ってシフトさせることができます。

開始ポイントをシフトするには

  1. 1 つまたは複数のカーブを選択します。

  2. [修正](Modify) [カーブ](Curve) [Uシフト](Shift U)を選択します。

    手順 1 でカーブを選択していない場合は、ここでカーブを選択できます。

    [Curve Shift]プロパティ エディタが開きます。

  3. [位置](Shift U)パラメータを調整します。値を変更すると、開始ポイントが最も近くのノットに移動します。

ヒント:このシフトの操作を行う場合は、3D ビューに NURBS 境界を表示しておくと便利です。

カーブを最適化する

カーブを最適化すると、全体的な形状は同じままで、コントロール ポイントの数が減らされます。

カーブを最適化するには

  1. 1 つまたは複数のカーブを選択します。

  2. [Model]ツールバーから[修正](Modify) [カーブ](Curve) [クリーン](Clean)を選択します。

    手順 1 でカーブを選択していない場合は、ここでカーブを選択できます。

    [Clean Curve]プロパティ エディタが開きます。

  3. [許容範囲](Tolerance)を設定します。これにより、オリジナルのカーブと再サンプリングされた形状との間の差異の上限がコントロールされます。

カーブの次数を増加させる

カーブの次数を上げることができます。たとえば、カーブしたセグメントを追加するためにリニア カーブを 3 次カーブに変換できます。既存のトレースは次数を上げても維持されます。

カーブの次数を上げるには

  1. 1 つまたは複数のカーブを選択します。

  2. [Model]ツールバーから、[修正](Modify) [カーブ](Curve) [次数を上げる](Raise Degree)を選択します。[Raise crv degree op]プロパティ エディタが開きます。

  3. [度](Degree)を希望する値に設定します。2 次には 2、3 次には 3 を指定します。

カーブのリパラメタライズ

パラメタライズとは、カーブの長さに沿った任意のポイントをパラメータ U で記述する方法です。カーブに沿った各ポイントは、異なるパラメタライズで異なる U 値を持つことができます。

カーブのパラメータ配置を変更する場合、新しいパラメータ配置はオペレータ スタックの[Reparameterize]オペレータの時点で有効になります。ポイントの移動その他カーブに対する操作をパラメータ配置の変更後に行った場合、結果のパラメータ配置が異なる場合があります。

利用可能なパラメータ配置の方法については、「パラメタリゼーション」を参照してください。

カーブのパラメータ配置を変更するには

  1. 1 つまたは複数のカーブを選択します。

  2. [Model]ツールバーから[修正](Modify) [カーブ](Curve) [再パラメータ化](Reparameterize)を選択します。

    手順 1 でカーブを選択していない場合は、ここでカーブを選択できます。

    [Reparameterize Curve]プロパティ エディタが開きます。

  3. パラメータ配置方法を選択します。

カーブをステッチする

2 つのカーブをステッチすると、それぞれのカーブの端が接合されます。ブレンド(「カーブのブレンド」を参照)と異なり、新しいカーブは作成されません。代わりに、オリジナルがデフォームされます。

カーブをステッチするには

  1. カーブ境界を 2 つ選択します。

  2. [Model]ツールバーから[修正](Modify) [カーブ](Curve) [ステッチ](Stitch)を選択します。

    手順 1 でカーブのバウンダリを 2 つ選択していない場合は、ここで選択できます。

    [Stitch Curves]プロパティ エディタが開きます。

  3. 希望の形状になるようにパラメータを調整します。詳細については、「[カーブのステッチ]プロパティ エディタ」を参照してください。