フィールドをインターリーブする
 
 
 

[interleave] スタンドアロンは、フィールド(走査線)をインターリーブして、複数のピクチャをマージします。

[interleave] スタンドアロンでは、インタフェースを使わずに、複数のピクチャ ファイルをインターリーブできます。組み込みのインターリーブ機能を使用して Autodesk Softimage のインタフェースから同じ作業を実行することもできます。

Softimage でのフィールドのインターリーブの詳細については、「フィールド レンダリング」(「レンダリング」)を参照してください。

使用法

interleave <input file 1> [<input file 2>] 
<output file> [-e | -o | -i] [-f] [-r <repeat count>] [-s <start frame> <end frame> <step>] [-v]

ここで <input file 1>は最初のピクチャの名前で、<input file 2>は 2 番目のピクチャの名前です。 最初のピクチャの名前です。 <input file 2> 2 番目のピクチャの名前です。-s オプションを使用している場合、このパラメータは省略可能です。 <output file> は出力ファイルの名前です。

既定では、出力ファイルの 1 番目の走査線は、最初の入力ファイルの 1 番目の走査線です。変更したい場合は、オプション[[-e | -o | -i]]を指定します。

オプション

-e

出力の 1 番目の走査線に、偶数フィールドの入力ピクチャの 1 番目の走査線を使用します。

-o

出力の 1 番目の走査線に、奇数フィールドの入力ピクチャの 1 番目の走査線を使用します。

-i

入力ファイルが 1 つ指定され、-s オプションが指定されている場合のみ使用できます。

このオプションでは、偶数番のフレームの 1 番目の走査線が出力の 1 番目の走査線になります。

このオプションを使用しない場合は、既定で、奇数番のフレームの 1 番目の走査線が出力の 1 番目の走査線になります。

-f

[default.1.1.pic、default.1.2.pic]などのフィールド フレームを読み込みます。

-r

各フレームに対してコマンドを実行する繰り返し回数を指定します。デフォルトは 1 です。

-s

フレーム シーケンスをインターリーブします。

入力シーケンス名が 1 つしか指定されていない場合、奇数番のフレームの奇数番の走査線が偶数番のフレームの偶数番の走査線とインターリーブされます(この場合、走査線 0 ではなく、走査線 1 から開始され、ステップは 2 です)。

たとえば、フレーム 1 の奇数走査線はフレーム 2 の偶数走査線とインターリーブされ、フレーム 3 の奇数走査線はフレーム 4 の偶数走査線とインターリーブされるというようになります。この結果、100 フレームのシーケンスは 50 フレームのシーケンスになります。

-v

冗長モードに切り替えます。

たとえば、イメージ[house1][house2]のフレーム1から300までをステップ2(-s 1 300 2)でインターリーブし、作成されたファイルを[houses](houses,)とするには、次のように入力します。

interleave house1 house2 houses -s 1 300 2

-sオプションを使用する場合、2 番目のピクチャの名前は指定しなくてもかまいません。

もう1つ、ファイル[spherelayer1][cylinderlayer2]をインターリーブして、movecompositeという出力ファイルを得る例を紹介します。操作はフレーム1から100までステップ1で実行され、フィールド フレーム(-f)が読み込まれます。冗長モードはオン(-v)です。

interleave spherelayer1 cylinderlayer2 movecomposite -s 1 100 1 -f -v