自己衝突を作成する
 
 
 

他のオブジェクトとの衝突に加えて、クロスの自己衝突を作成できます。クロスの自己衝突を使用すると、クロスを折りたたむときやクロスが風になびくときに、クロスが自身と交差するのを防いだりすることができます。

クロスの自己衝突は、他の種類の衝突と組み合わせて使用できます。たとえば、クロスがキャラクタに着せる長いゆったりとした服である場合は、[Syflex メッシュの衝突]ノードでキャラクタのボディを衝突オブジェクトとして使用し、[Syflex 自己衝突]コンパウンドを追加して、衝突時に服のサーフェイスが貫通し合うのを防止することができます。

クロスのどの側で自己衝突の計算を行うかを選択できます。選択できるのは、両側(以下のスカートなど)、外側のみ、または内側のみです。この側は、クロス オブジェクトの法線の向きによって決定されます。外側は法線が指し示す側で、内側はその反対側です。

以下の左側のイメージでは自己衝突が使用されていないため、スカートの折り目は相互に交差します。

以下の右側のイメージでは自己衝突が使用されているため、折り目は交差しません。

クロスの自己衝突を作成するには、以下の手順を実行します。

  1. Syflex ICE クロス シミュレーションを作成します。「Syflex ICE シミュレーションの作成」を参照してください。

  2. クロスオブジェクトを選択します。

  3. 次のいずれかを実行します。

    • ICE ツリーのツールバーから、[パーティクル](Particles) [衝突](Collision) [Syflex] [自己衝突を追加](Add Collide Self)を選択します。

      これにより、[Syflex 自己衝突]ノードが Syflex ICE ツリーに追加されます。

    • ICE ツリー ビューで、Preset Manager の[タスク]>[Syflex]タブから[衝突](Collisions) [Syflex 自己衝突](Syflex Collide Self)コンパウンドをドラッグし、[Syflex クロス]ノードの[Forces]ポートに接続します。

  4. [Syflex Collide Self]プロパティ エディタでパラメータを設定します。