シェーダコンパウンドを作成してから、バグの修正や拡張機能の追加など、いくつかのバージョンを作成することがあります。ICEコンパウンドと同様な方法でシェーダコンパウンドのバージョンを制御することができます。
このセクションでは、シェーダ コンパウンド特有の問題について説明します。ICE コンパウンドのバージョニングの基本情報については、「コンパウンドをバージョニングする」を参照してください。
ICEコンパウンドとシェーダコンパウンドの主な相違点は次のとおりです。
シェーダコンパウンドノードを変更した場合は、Render Treeにアスタリスクが表示されません。結果として、シェーダコンパウンドを変更した場合は、コンパウンドのバージョン番号を直接変更する必要があります。
ICEコンパウンドとは異なり、自動的にバージョン番号を増やし、変更されたコンパウンドを再度書き出すための、組み込みのバージョニングシステムはありません。
他のコンパウンドをネストしているシェーダコンパウンドを読み込む場合は、ICEコンパウンドのように指定したメジャーバージョンの最も新しいマイナーバージョンではなく、指定されたメジャー・マイナーバージョンを使用します。最新のマイナーバージョンを使用する場合は、手動でシェーダコンパウンドを追加し、再度書き出す必要があります。
コンパウンドのバージョン番号を完全に制御するには、以下の方法で、コンパウンドのプロパティでバージョン番号を修正し、再度書き出す必要があります。
シーンに既存のシェーダコンパウンドは、新しいバージョンを使用できる場合でも、自動的には更新されません。Shader Version Managerを使用してシェーダを更新することができます。
コンパウンドのプロパティを開きます(上述の「シェーダコンパウンドプロパティの編集」を参照)。
コンパウンドを書き出します(「コンパウンドを書き出す」を参照)。
シーン内のシェーダ コンパウンドのバージョンを更新した後、Render Tree でシェーダ コンパウンドのノードを右クリックし、[バージョン](Version)メニューを選択して、どのコンパウンドのバージョンを使用するかを選択できます。
また、Shader Version Manager を使用して、使用するコンパウンドのバージョンを選択することもできます。