スクリプト ファイルを管理する

 
 
 

Script Editor を最初に開いた時点では、編集ペインには何も表示されていません。 スクリプトを作成したら、編集ペインの内容をスクリプト ファイルとして保存できます。 その後、Script Editor で既存のスクリプト ファイルを開くか、または新規にスクリプトを作成します。

スクリプトはプレーン テキスト ファイルとして保存され、スクリプト言語を示す拡張子が付けられます。 対応しているスクリプト言語の詳細については、「Softimage スクリプト入門」を参照してください。

スクリプト ファイルの保存場所

スクリプト ファイルはどこにでも保存できますが、標準の場所を使用することをお勧めします。 スクリプトの場所を把握するのが容易になり、スクリプトを編集および更新するときには特に重要です。 デフォルトの場所は、ユーザ パスの Data¥Scripts サブディレクトリです。

[開く]または[スクリプト ファイルの保存]ブラウザの [パス](Paths)ボタンを使用すると、以下のような基本の格納場所をすばやく選択できます。

  • [インストレーション(ファクトリ)]: Softimage プログラム ファイルがインストールされている場所。 この場所に保存されたスクリプトは、ローカル マシンのすべてのユーザが使用できます。 新しい場所に Softimage をインストールする場合は、[インストレーション(ファクトリ)]上のスクリプトをコピーする必要があります。

  • [ワークグループ アプリケーション]: このディレクトリで、スクリプト、プリセット、その他のデータをチームのメンバと共有できます。 Workgroup Applicationパスを設定するには、[ファイル](File)[設定](User Preferences)を選択し、Data Management のオプションを設定します。

  • [ユーザ](User) ユーザ パス(例: C:¥users¥kilroy¥Softimage¥Softimage_2012)。 この場所に保存されたスクリプトは、同じユーザ名でこの Softimage にログインしたユーザが使用できます。

  • [サンプル プロジェクト]: Softimage に付属のサンプル シーンが格納されているプロジェクト。 ユーザのスクリプトをここに保存することはお勧めしません。

  • [ワークグループ プロジェクト]: 他のチーム メンバと共有できるプロジェクト。 Workgroup Application パスを設定するには、[ファイル](File)[設定](User Preferences)を選択し、Data Management のオプションを設定します。

  • [現在のプロジェクト]: 開いているシーンが格納されているプロジェクト。 特定のプロジェクト固有のスクリプトの場合は、このフォルダを使用できます。

  • [基本アドオン]: Softimage プログラム ファイルがインストールされている場所の[Addons]サブディレクトリ。

  • [ユーザ アドオン]: ユーザ パスの[Addons]サブディレクトリ。

  • プロジェクト リスト内にあるその他のプロジェクトは[プロジェクト]の下に表示されます。

各プロジェクトにも Scripts フォルダがあることに注意してください。 この場所は、スクリプトが特定のプロジェクトまたはシーンに限定的な場合、またはプロジェクトをアーカイブするために正しいバージョンのスクリプトが間違いなく格納されるようにする場合に適した場所です。

スクリプト ファイルを保存する

スクリプト ファイルには、編集ペインの全内容、または選択したテキストのみのいずれかを保存できます。

編集ペインの全内容をスクリプト ファイルとしてディスクに保存するには

次のいずれかの操作を実行します。

  • コマンド バーで[保存](Save)をクリックします。

    または

  • コマンド バーで[ファイル](File)[保存](Save)を選択します

    または

  • [Ctrl]+[S]キーを押します。

スクリプトが以前に保存されていない場合は、[スクリプト ファイルの保存]ブラウザが表示され、ファイル名およびフォルダを指定するよう要求されます。 ファイル名に、スクリプト言語に対応する正しい拡張子が付いているか確認してください。 スクリプトにファイル名を指定し保存すると、Script Editor ウィンドウのタイトル バーに指定したファイル名が表示されます。

編集ペインの全内容を新しい名前で保存するには

  • コマンド バーで[ファイル](File)[名前を付けて保存](Save As)を選択します。 [スクリプト ファイルの保存]ブラウザが表示され、ファイル名、フォルダ、および拡張子を指定するよう要求されます。

選択したテキストをスクリプト ファイルとしてディスクに保存するには

  1. 編集ペインでテキストを選択します。

  2. コマンド バーで[ファイル](File)[選択範囲の保存](Save Selection)を選択します。 [保存]ダイアログ ボックスが表示され、ファイル名の指定が要求されます。 ファイル名に、スクリプト言語に対応する正しい拡張子が付いているか確認してください。

スクリプト ファイルを開く

保存されたスクリプトは、Script Editor の[ファイル]メニュー、またはドラッグ アンド ドロップで開くことができます。 カスタム コマンドに登録されているスクリプトは、コマンド ボタンから直接開くこともできます。

重要:

異なる言語のスクリプト ファイルを開いた場合、ユーザ設定で設定されている現在のスクリプト言語は自動的に変更されます。

[ファイル]メニューからスクリプトを開くには

  1. 次のいずれかを実行して、[スクリプト ファイルを開く]ダイアログボックスを表示します。

    • コマンド バーで[ファイル](File)[開く](Open)を選択します。

      または

    • [Ctrl]+[O]キーを押します。

  2. 編集ペインの現在の内容が保存されていない場合は、保存するかどうかを確認するダイアログが表示されます。 必要に応じて、[はい]または[いいえ]をクリックします。

  3. [スクリプト ファイルを開く]ブラウザでスクリプト ファイルを選択して、[OK]をクリックします。

    選択したスクリプト ファイルの内容が編集ペインに表示され、Script Editor のタイトル バーにファイル名が表示されます。

ドラッグ アンド ドロップでスクリプトを開くには

  • スクリプト ファイルをブラウザから編集ペインにドラッグするか、スクリプト ファイルへのリンクを NetView からドラッグします。 Windows では、フォルダ ウィンドウからファイルをドラッグすることもできます。

カスタム コマンドとして登録されているスクリプトを開くには

  • カスタム ツールバーのコマンド ボタンを右クリックし、[スクリプトを編集](Edit Script)を選択します。 Script Sditor が既に開いている場合は、ボタンを編集ペインにドラッグすることもできます。

スクリプト ファイルを新規作成する

次のいずれかの操作を実行します。

  • コマンド バーで[新規作成](New)ボタンをクリックします。

    または

  • コマンド バーで[ファイル](File)[新規作成](New)を選択します。

    または

  • [Ctrl]+[N]キーを押します。

新規スクリプト ファイルを作成する場合は、編集ペインの既存の内容を保存するかどうかを確認するダイアログが表示されます。 [はい]または[いいえ]をクリックすると、編集ペインの内容が消去されます。Script Editor のタイトル バーには、「Untitled」というスクリプト名が表示されます。

重要:

Script Editor の編集ペインの内容は、[編集](Edit)メニューから[スクリプト編集のクリア](Clear Script Editor)を選択して消去することもできます。 しかし、[編集]メニューから[スクリプト編集のクリア]を選択して消去した場合、Script Editor のタイトル バーに表示されているスクリプト名はそのまま残ります。 誤って[名前を付けて保存](Save As)ではなく[保存](Save)を選択すると、ディスク上の同名ファイルに上書きされてしまいます。