グローバル(ネイティブ)オブジェクト

 
 
 

Softimage 内でグローバル スコープで利用できる多くのネイティブ オブジェクトがあります。 ネイティブ オブジェクトは、コード内でインスタンスを作成する必要がなく、名前で参照できるオブジェクトです。 Softimage スクリプト内では、次のネイティブ オブジェクトが利用できます。

言語エレメント

詳細

Application オブジェクト(「XSIApplication」を参照)

Softimage アプリケーションの実行インスタンスであるネイティブ オブジェクトです。

  • VBScript と JScript では、「Application.」プレフィックスを指定しなくても、Application オブジェクトのすべてのメソッドとプロパティを利用できます。たとえば、{1}LogMessage{2} を使用するのは、{3}Application.LogMessage{4} を使用することと同じです。

  • すべての Softimage コマンドが、Application オブジェクトのメソッドと同様に利用できます。 たとえば、Application.NewScene() は、NewScene コマンドを実行します。 これは、Python からコマンドを呼び出す主要な構文です。

Dictionary オブジェクト

アプリケーション定義(「GetObject(Dictionary)」を参照)およびフル パス名を使用して既存のオブジェクトにアクセスするメソッド(「GetObject(Dictionary)」を参照)にアクセスできるネイティブ オブジェクトです。

XSIFactory オブジェクト

ヘルパー オブジェクト(「CreateActiveXObject(XSIFactory)」を参照)およびシーン グラフの一部にせずに作成する必要があるオブジェクト(「CreateGridData(XSIFactory)」)を作成するための関数にアクセスできるネイティブ オブジェクト。

XSIMath オブジェクト

基本的な 3D 数学の機能を提供するネイティブ オブジェクトです。

XSIUIToolkit オブジェクト

ProgressBar オブジェクトなどのユーザ インターフェイス オブジェクトにアクセスできるネイティブ オブジェクトです。

XSIUtils オブジェクト

QuickSort(XSIUtils) メソッドなど)にアクセスできるネイティブ オブジェクトです。

重要:

ネイティブ オブジェクトは、Netview のコンテキスト内では利用できません。

次に、XSIMath と XSIApplication のグローバル オブジェクトを使用した例を示します。

	Dim v3
	
	' Create a Vector3 object directly from XSIMath
	Set v3 = XSIMath.CreateVector3
	v3.Set 10.0, 10.0, 10.0
	v3.ScaleInPlace 2
	' This calls the LogMessage method of the global
	' Application object which prints the array of
	' XYZ values returned from the Get2 method 
	' separated by the comma-space string
	LogMessage join( v3.Get2, ", " )
	
	' Outputs:
	'INFO : 20, 20, 20