ユーザデータとは、Autodesk Softimage シーン内のコンポーネントまたはオブジェクトに格納する任意のデータを指します。 ユーザ データは、BLOB(Binary Large OBject)またはデータ値(整数、ブール値、文字列など)として保存できます。
これらのデータ形式は、主に以下の 4 つのカテゴリに分類されます。
オブジェクト レベルのバイナリ ユーザ データ:「カスタム プロパティ」を参照してください。
非バイナリのユーザ データ(文字列値、数値、ブール値など)は、スクリプト コマンドまたはオブジェクト モデルから直接アクセスできるカスタム プロパティを使ってオブジェクトに格納できます。
これらのマップはオブジェクトに直接アタッチされます(「バイナリ ユーザ データを格納できるエレメント」を参照)。 データは、プロパティ ページを使って表示、更新できます。
オブジェクト レベルのバイナリ ユーザ データ:「バイナリ ユーザ データをオブジェクトにアタッチする」を参照してください。
UserDataBlobs または UserDataBlobs にはバイナリ ユーザ データ(BLOB)が含まれ、スクリプト コマンドまたはオブジェクト モデルを使用して直接アクセスできます。
これらの BLOB はオブジェクトに直接アタッチされ(「バイナリ ユーザ データを格納できるエレメント」を参照)、Softimage から mental ray にレンダリング データを移動するように設計されています。
コンポーネント レベルのバイナリ ユーザ データ:「コンポーネント上のバイナリ ユーザ データにアクセスする」を参照してください。
UserDataMaps または UserDataMaps にバイナリ ユーザ データ(BLOB)に対するコンテナであり、スクリプト コマンドまたはオブジェクト モデルを使用して直接アクセスできます。
これらのマップはサブコンポーネントのクラスタにアタッチされます(「バイナリ ユーザ データを格納できるエレメント」を参照)。マップ内にあるデータの表示や更新は、ユーザ インターフェイスから行うことはできません。
テンプレート化されたコンポーネント レベルのバイナリ ユーザ データ:「コンポーネント上のユーザ データ テンプレートにアクセスする」を参照してください。
このタイプのユーザ データ コンテナにより、プラグイン開発者は、ユーザが指定されたオブジェクトにデータを関連付ける前に、割り当てるデータのタイプを決めておくことができます。 つまり、これは、指定されたクラスタに関連付けることができるユーザ データのタイプを宣言するテンプレートまたはマスクを作成するメカニズムです。
プラグイン開発者がユーザ データ テンプレートを作成するには、ユーザ インターフェイスでカスタム パラメータ ページを作成してから、スクリプト コマンドやオブジェクト モデルを介してそのパラメータ セットをユーザ データ マップに割り当てます。
Autodesk Softimage では、あらゆるシーンオブジェクトやマテリアル、シェーダ、アクションのユーザ データをサポートしています。また、ポイント、頂点、ノット、セグメント、エッジ、カーブ、ファセット、サーフェイスなど、あらゆるサブコンポーネント エレメントのユーザ データもサポートしています。
SI|3D と Autodesk Softimage はどちらもユーザ データをサポートし、SI|3D のユーザ データを Softimage に読み込むことができます。 詳細については、「SOFTIMAGE|3D のユーザ データを読み込む」を参照してください。
ユーザ データをオブジェクトに格納するには UserDataBlobs または UserDataBlobs を使用し、コンポーネントに格納するには UserDataMaps または UserDataMaps を使用します。
ユーザデータは、SI|3D や Autodesk Softimage、独自仕様のソフトウェア、あるいはゲームのプラットフォームやプラグインに存在するため、シーンデータ間で送受信できる情報として使用できます。