独自のツールやカスタマイズで実行する必要のある操作には、さまざまな種類があります。 たとえば、実行されたアクションの状態に対する情報を(通常はメッセージ ボックス ダイアログまたはプログレス バーを使用して)ユーザに表示する場合があります。 または、入力または出力として使用されているファイル名などの情報を(通常はブラウザ ダイアログを使用して)ユーザに表示する場合もあります。
これらの型のサービスは、実装言語(たとえば、VBScript 内の MsgBox 関数)または Softimage が提供する UI ツールキットの一部(たとえば、XSIUIToolkit.MsgBox または UIToolkit::MsgBox および XSIUIToolkit.ProgressBar または UIToolkit::GetProgressBar 機能)によって提供されているツールのいずれかによって処理することができます。 ただし、より柔軟性が高く、しかも複雑なソリューションを扱えるツールが必要な場合も考慮する必要があります。
ユーザは、より包括的で適応性が高く、すばやく簡単に使えるツールを望んでいます。 たとえば、まったく異なるデータ タイプ(整数、倍精度数、カラー、文字列など)のパラメータをいくつか設定するようユーザに要求する場合や、ユーザがボタンをクリックまたはオプションを指定したときに、アクションをトリガーする場合があります。これらのタイプのサービスは、{1}プロパティ ページ{2}(または {3}PPG{4})という名前のカスタム ダイアログ ボックスで処理するのが最も適しています。このダイアログ ボックスには、簡単に設定および実装できるさまざまなツールが用意されています。
Softimage UI ビルド ツールを使用して適用できるアクションには、次の種類があります。
| アクション |
ツール名 |
詳細 |
詳細の参照先 |
|||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 保存するファイルの名前と場所を指定するようユーザに求める。 |
PPG |
FileBrowser |
||||
| 開くファイルの名前と場所を指定するようユーザに求める。 |
FileBrowser |
FileBrowser |
FileBrowser |
|||
| 処理の終了までにかかる時間と現在までの待ち時間をユーザに通知する。 |
ProgressBar |
|||||
| フィードバックが不要な情報またはメッセージをユーザに送信する。 |
MsgBox |
|||||
| 質問または情報の提示に応答するために[OK]、[いいえ]、[キャンセル]、[中止]、[再試行]、または[無視]をクリックするようユーザに求める。 |
MsgBox |
|||||
| パラメータにデータを設定する、ドロップダウンまたはリスト ボックスから項目を選択する、または複数の既定値の中からオプションを 1 つ選択するようユーザに求める。 |
PPG/CustomProperty |
|||||
| 表示されるデータに関連する 1 つまたは複数の操作をユーザがボタンをクリックすることで実行できるようにする。 |
PPG |
|
||||
| 2D 配列などの複雑なデータ セットを表示する。 |
PPG/GridData |
|
||||
| タブ コントロール付きの複数ページ レイアウトを使用して広範囲なデータを表示する。 |
PPG |
|
||||
| カスタム ダイアログ ボックスにユーザの勤務先会社のロゴを表示する。 |
PPG |
|
||||
| C++ 形式のフォーマット、オート コンプリート、折りたたみなどを Softimage 内で使用できる Scintilla に基づくテキスト エディタをセットアップする。 |
PPG |
|
