アドオン パッケージの内容

 
 
 

Autodesk Softimage SDK では、独自のアドオン パッケージを作成するか、既存のアドオン パッケージをインストールまたはアンインストールすることにより、カスタマイズ設定をパッケージングおよび配布できます。 アドオン パッケージは以下を含むことができます。

注:

アドオンとプラグインの相違点を説明すると、簡単にインストールできるようにプラグインのセットを 1 つにパッケージングしたものがアドオンであり、シェーダ、スクリプト、コンパイル オペレータなど、Softimage の機能を拡張する単一アイテムがプラグインです。

バージョニング

アドオンには現在のところバージョンは組み込まれていません。

アドオン ディレクトリの内容が更新されるたびに、新しいバージョンのアドオンを再パッケージングする必要があります。 .xsiaddon ファイルの複数バージョンの追跡に役立つよう、ファイル名にバージョン番号または日付を含めることを推奨します(たとえば、MyTool.v12..xsiaddon または MyTool.12May2005.xsiaddon のようにします)。

.xsiaddon の複数のコピーを同時にインストールすることは通常できません。そのため、各ユーザは以前のバージョンの .xsiaddon をアンインストールしてから新しいバージョンをインストールする必要があります。

注:

アドオンを再パッケージングする際は、毎回、何らかの後方互換性の問題が発生する可能性に十分注意する必要があります。 たとえば、以前のバージョンのシェーダを使用して保存されたシーンは、シェーダのパラメータ定義に大きな変更が加えられると、ロードできなくなる可能性があります。

ディレクトリ構造

ユーザ パスは、カスタマイズの保存先や、プラグインおよびアドオンのインストール先などの場所になっているのが一般的です。ユーザ パスのコンテンツの典型的なツリービューを次に示します。

A

Addons ディレクトリには、インストール済みのアドオンが格納されます。

B

bin ディレクトリは、コンパイル済みシェーダ用の実装ファイルがある場所です。

C

自己インストール カスタム プラグインは、Plugins ディレクトリにドロップすることができます。これにより、Softimage の起動時に検索されてロードされるようになります。

D

他のフォルダには、Softimage のカスタマイズ(カスタム キーマッピング、カスタム レイアウト、カスタム ツールバー、および Relational View)が格納されます。

E

DSPresets フォルダにはプリセットが格納されます。

F

カスタム ユーザの Preferences は、ここに格納されます。

G

Scripts ディレクトリにはスクリプト ファイルを格納できます。

このツリーにカスタマイズ フォルダが表示されるだけでなく、Application フォルダの下に、カスタム プラグイン(たとえば、プロパティ、フィルタ、メニューなど)を表す他のフォルダが数多く表示される場合があります。

アドオン

Application フォルダおよび Data フォルダより下位のフォルダ構造が、インストール済みアドオンまたは自己インストール プラグイン用の Addons フォルダの下にミラーリングされる場合があります。 こうしたミラーリングの現象は、サブディレクトリ指定によってアドオンがインストールされた場合に発生します。

Application

Application フォルダには、Softimage 用の拡張機能およびカスタマイズが格納されています。

サブフォルダ名

内容の説明

bin

コンパイル済みシェーダ用の実装ファイル。 このフォルダ内の linux/x86 または linux/x64 に Linux ライブラリがあり、nt-x86-32 または nt-x86-64 に Windows ライブラリがあります。

Plugins

自己インストール プラグインのドロップロケーションです。 スクリプト プラグインは直接このフォルダに格納することができます。コンパイル済みプラグインは、bin サブフォルダの下のプラットフォーム固有のフォルダに格納されます。 このフォルダ内に、プラグイン用ヘルプ ファイルを格納する doc サブフォルダを含めることもできます。 この場所にヘルプ ファイルを格納しておけば、場所を明示的に PluginRegistrar に指定する必要はありません。

注:

この場所にサブフォルダを作成して、そこにメイン プラグイン ファイルの補助機能を実装するファイルを含めることができます。 ロード時間を短縮するには、[サブフォルダをスキャン]設定をオフにします。オフにすると、Softimage が自己インストール プラグインのライブラリを探す際に、これらのフォルダはスキャンされません。ただし、プラットフォーム固有のフォルダはこの設定の対象外です。

プロパティ

プラグイン ベースのカスタム プロパティ実装ファイル、およびヘルプ ファイル用の doc フォルダです。

Filters

プラグイン ベースのフィルタ実装ファイル、およびヘルプ ファイル用の doc フォルダです。

メニュー

プラグイン ベースのメニュー実装ファイル、およびヘルプ ファイル用の doc フォルダです。

CommandMaps

カスタム キーボード マッピング ファイル(*.DSDynamicCommandMap)。 Softimage のキー割り当てを変更した場合、このディレクトリに表示されるカスタム ファイルに、変更内容を保存することができます。

layouts

カスタム レイアウト ファイル(*.xsily)。 ユーザ独自のレイアウトを作成すると、その情報を含んだ XML ファイルが作成され、ここに格納されます。

toolbars

カスタム ツールバー ファイルおよびシェルフ ファイル(*.xsitb)。 ユーザ独自のツールバーおよびシェルフを作成すると、その情報を含んだ XML ファイルが作成され、ここに格納されます。

views

カスタム ビュー ファイル(*.xsivw)。 ユーザ独自のビューを作成すると、その情報を含んだ XML ファイルが作成され、ここに格納されます。

Data

Data フォルダには、Softimage 用のプリセット、設定セットおよびスクリプトが格納されています。

サブフォルダ名

内容の説明

DSPresets

タイプ別に分類された Softimage のプリセット ファイル。2DCurves、Constraints、Devices、FCurves などがあります。プリセット ファイルはバイナリで、拡張子は .Preset です。

Preferences

テキスト形式で保存された Softimage のユーザ設定(*.xsipref)。 バイナリ キーボード マッピング、レイアウト、ツールバーを含む多くのサブフォルダもあります。

Scripts

スクリプト ファイルの格納場所。 Script Editor でスクリプトを開いたり保存したりする際のデフォルトの場所はここになります。

ヒント:

このディレクトリ構造は以下の Softimage ディレクトリの場所において一貫しています。

  • ユーザ、ファクトリ、ワークグループ

  • ユーザ アドオン、基本アドオン、ワークグループ アドオン

注:

プロジェクト ディレクトリの構造は異なります。