Autodesk Softimage SDK では、独自のアドオン パッケージを作成するか、既存のアドオン パッケージをインストールまたはアンインストールすることにより、カスタマイズ設定をパッケージングおよび配布できます。 アドオン パッケージは以下を含むことができます。
レイアウト: [ファクトリ]、[ユーザ]、[ワークグループ]、[ファクトリ アドオン]、[ユーザ アドオン]または[ワークグループ アドオン]ロケーション(1 つまたは複数)の下のApplication/layoutsフォルダ内の*.xsilyファイルで定義された任意のカスタム レイアウト。
古いツールバー: v4.0 以前のバージョンの Softimage で作成されたカスタム ツールバー。このようなツールバーはバイナリ ファイルで定義されており、[基本アドオン]、[ユーザ アドオン]、または[ワークグループ アドオン]ロケーションの下の Data/Preferences/Toolbars フォルダに通常表示されます。
シェルフ/ツールバー: [ファクトリ]、[ユーザ]、[ワークグループ]、[ファクトリ アドオン]、[ユーザ アドオン]または[ワークグループ アドオン]ロケーション(1 つまたは複数)の下のApplication/toolbarsフォルダ内の*.xsitbファイルで定義された任意のカスタム ツールバーまたはシェルフ。
カスタム コマンド: v1.0 プラグインとして実装される任意のカスタム コマンド(自己インストール プラグイン モジュールの一部として実装される代わりに、Softimage に明示的にインストールされるコマンド)。
ライブラリ: 自己インストール プラグイン モジュールまたは v1.0 プラグイン項目が含まれている任意のライブラリ ファイル。
スクリプト: 自己インストール プラグイン モジュールまたは v1.0 プラグイン項目が含まれている任意のスクリプト ファイル。
プラグイン: 自己インストールプラグイン モジュールとして実装されるカスタム エレメント(「自己インストール プラグインの概要」を参照)。
その他: 上記カテゴリのどれにも該当しないファイル。たとえば、デバイス記述ファイル(*.xsidevice)、ヘルプ ファイル(*.html、*.hlp、*.chm など)、イメージ ファイル(*.bmp、*.jpg など)。
アドオン ディレクトリの内容が更新されるたびに、新しいバージョンのアドオンを再パッケージングする必要があります。 .xsiaddon ファイルの複数バージョンの追跡に役立つよう、ファイル名にバージョン番号または日付を含めることを推奨します(たとえば、MyTool.v12..xsiaddon または MyTool.12May2005.xsiaddon のようにします)。
.xsiaddon の複数のコピーを同時にインストールすることは通常できません。そのため、各ユーザは以前のバージョンの .xsiaddon をアンインストールしてから新しいバージョンをインストールする必要があります。
ユーザ パスは、カスタマイズの保存先や、プラグインおよびアドオンのインストール先などの場所になっているのが一般的です。ユーザ パスのコンテンツの典型的なツリービューを次に示します。
このツリーにカスタマイズ フォルダが表示されるだけでなく、Application フォルダの下に、カスタム プラグイン(たとえば、プロパティ、フィルタ、メニューなど)を表す他のフォルダが数多く表示される場合があります。
Application フォルダおよび Data フォルダより下位のフォルダ構造が、インストール済みアドオンまたは自己インストール プラグイン用の Addons フォルダの下にミラーリングされる場合があります。 こうしたミラーリングの現象は、サブディレクトリ指定によってアドオンがインストールされた場合に発生します。
Application フォルダには、Softimage 用の拡張機能およびカスタマイズが格納されています。
サブフォルダ名 |
内容の説明 |
---|---|
bin |
コンパイル済みシェーダ用の実装ファイル。 このフォルダ内の linux/x86 または linux/x64 に Linux ライブラリがあり、nt-x86-32 または nt-x86-64 に Windows ライブラリがあります。 |
Plugins |
自己インストール プラグインのドロップロケーションです。 スクリプト プラグインは直接このフォルダに格納することができます。コンパイル済みプラグインは、bin サブフォルダの下のプラットフォーム固有のフォルダに格納されます。 このフォルダ内に、プラグイン用ヘルプ ファイルを格納する doc サブフォルダを含めることもできます。 この場所にヘルプ ファイルを格納しておけば、場所を明示的に PluginRegistrar に指定する必要はありません。 注:
この場所にサブフォルダを作成して、そこにメイン プラグイン ファイルの補助機能を実装するファイルを含めることができます。 ロード時間を短縮するには、[サブフォルダをスキャン]設定をオフにします。オフにすると、Softimage が自己インストール プラグインのライブラリを探す際に、これらのフォルダはスキャンされません。ただし、プラットフォーム固有のフォルダはこの設定の対象外です。 |
プロパティ |
プラグイン ベースのカスタム プロパティ実装ファイル、およびヘルプ ファイル用の doc フォルダです。 |
Filters |
プラグイン ベースのフィルタ実装ファイル、およびヘルプ ファイル用の doc フォルダです。 |
メニュー |
プラグイン ベースのメニュー実装ファイル、およびヘルプ ファイル用の doc フォルダです。 |
CommandMaps |
カスタム キーボード マッピング ファイル(*.DSDynamicCommandMap)。 Softimage のキー割り当てを変更した場合、このディレクトリに表示されるカスタム ファイルに、変更内容を保存することができます。 |
layouts |
カスタム レイアウト ファイル(*.xsily)。 ユーザ独自のレイアウトを作成すると、その情報を含んだ XML ファイルが作成され、ここに格納されます。 |
toolbars |
カスタム ツールバー ファイルおよびシェルフ ファイル(*.xsitb)。 ユーザ独自のツールバーおよびシェルフを作成すると、その情報を含んだ XML ファイルが作成され、ここに格納されます。 |
views |
カスタム ビュー ファイル(*.xsivw)。 ユーザ独自のビューを作成すると、その情報を含んだ XML ファイルが作成され、ここに格納されます。 |
Data フォルダには、Softimage 用のプリセット、設定セットおよびスクリプトが格納されています。