このトピックでは、Red Hat 5.4 および Fedora Core 11 Linux での Wacom タブレットの設定方法について詳しく説明します。以降の手順では、USB スタイルの Wacom Intuos タブレットを使用しているものと仮定します。
RHEL 5.4 でインストールされる Linux Wacom ドライバは、ほとんどのタブレットをサポートしています。旧型のタブレットを使用している場合は、これらの古いドライバを使用して、次の手順でタブレットを設定できます。
Xorg.conf を設定するには
- X windows で Wacom Intuos タブレットをサポートするには、/etc/X11/xorg.conf ファイルに次のセクションを追加します。
注: この操作には root (super-user)アクセス権が必要です。
Section "InputDevice"
Driver "wacom"
Identifier "stylus"
Option "Device" "/dev/input/wacom" # USB ONLY
Option "Type" "stylus"
Option "USB" "on" # USB ONLY
EndSection
Section "InputDevice"
Driver "wacom"
Identifier "eraser"
Option "Device" "/dev/input/wacom" # USB ONLY
Option "Type" "eraser"
Option "USB" "on" # USB ONLY
EndSection
Section "InputDevice"
Driver "wacom"
Identifier "cursor"
Option "Device" "/dev/input/wacom" # USB ONLY
Option "Type" "cursor"
Option "USB" "on" # USB ONLY
EndSection
Section "InputDevice"
Driver "wacom"
Identifier "pad"
Option "Device" "/dev/input/wacom" # USB ONLY
Option "Type" "pad"
Option "USB" "on" # USB ONLY
EndSection
Section "InputDevice"
Driver "wacom"
Identifier "touch"
Option "Device" "/dev/input/wacom" # USB ONLY
Option "Type" "touch"
Option "USB" "on" # USB ONLY
EndSection
- サーバのレイアウトを次の行で修正します。
InputDevice "stylus" "SendCoreEvents"
InputDevice "eraser" "SendCoreEvents"
InputDevice "cursor" "SendCoreEvents" # For non-LCD tablets only
InputDevice "touch" "SendCoreEvents"
InputDevice "pad" # For Intuos3/CintiqV5/Graphire4/Bamboo tablets
- (オプション) 使用している Red Hat システムで新しいデバイスが入力マウスと混同される場合は、xorg.conf の inputDevice セクションで、/dev/input/mice に対するすべての参照を、/dev/input/mouse0 に変更します。
これにより、Wacom デバイスが入力デバイスに渡されるのを防ぎ、値が絶対値に対して相対値に変換されます。
- Wacom Intuos タブレット デバイスが USB ポートに接続された状態でコンピュータを再起動します。