ペイント レイヤを転送する

 
 
 

テクスチャ マップの抽出に似たプロセスを使用して、1 つのモデルから類似する別のモデルにカラーを転送することができます。ペイント レイヤを転送すると、新しいメッシュ上にカラーのベイク処理を行うことで、(新しい UV の有無に関わらず)ペイント ワークを別の目的で利用することができます。

ペイント レイヤの転送は、たとえば次のような場合に役立ちます。

これらいずれの場合も、1 つのメッシュから別のメッシュにペイント レイヤを転送することで、それまでに行ったペイント ワークを新しいモデルに適用して保持することができます。

ペイント レイヤを転送するには

  1. ソース モデル(ペイントの転送元)とターゲット モデル(ペイントの転送先)をシーンにロードします。
    注:

    ターゲット モデルには固有の(シーン内の他のオブジェクトと共有されていない)マテリアルが割り当てられている必要があります。ターゲット オブジェクトが他のオブジェクトとマテリアルを共有している場合、Mudbox では転送中にターゲット オブジェクト向けに新しいマテリアルが自動的に作成されます。

    最良の結果を得るには、ソース オブジェクトとターゲット オブジェクトの両方で、同じタイプのマテリアルを使用します。タイプが異なる場合でも、ソース マテリアルとターゲット マテリアルのチャネル名が同じである限りは、ペイント レイヤを転送できます。

  2. メイン メニュー バーから[マップ]>[テクスチャ マップの抽出]>[新しい操作]を選択します。
  3. [テクスチャ マップの抽出]ウィンドウが表示されたら、[ペイント レイヤを転送]をクリックします。

    [テクスチャ マップの抽出]ウィンドウが更新され、[ペイント レイヤを転送]のオプションが表示されます。

  4. 一般的な転送オプションを任意に設定します。例:
    • [ターゲット モデル]と[ソース モデル]を指定します。
    • 転送中にソース モデルとターゲット モデルをどのように比較するかを決定する方法を設定します。

      ソース モデルとターゲット モデルのベース メッシュが同じである場合は、[サブディビジョン]を選択します。ソース モデルとターゲット モデルのトポロジが異なる場合は、[レイ キャスティング]を選択します。

    • [イメージ サイズ]ドロップダウン リストから、転送後のペイント レイヤの解像度を指定します。

      固定サイズ(1024x1024 など)を選択すると、転送されたペイント レイヤにその固定された解像度が適用されます。転送されたレイヤに、対応するソース レイヤと同じ解像度が適用されるようにするには、[ソースと同じ]を選択します。ターゲット レイヤの解像度をソース レイヤの 2 倍に設定するには、[ソースの 2 倍]を選択します

    (すべての抽出プロパティの説明については、「共通のマップ抽出オプション」を参照してください)。

  5. [ペイント レイヤ プロパティの転送]セクションで、[転送]ドロップダウン リストから、転送するレイヤを設定します([すべてのペイント レイヤ][表示レイヤのみ]、または[現在のレイヤのみ])。
  6. ターゲット モデルに既存のペイント レイヤが含まれている場合は、[ターゲット モデル]ドロップダウン リストを使用して、それらのレイヤを置換するか追加するかを設定します([既存レイヤを置換]または[既存レイヤへの追加]に設定)。
  7. [抽出]をクリックして、ペイント レイヤの転送プロセスを開始します。

    設定したオプションに応じて、ペイント レイヤがソース モデルからターゲット モデルに転送されます。

    Mudbox はソース モデル上のテクスチャをサンプリングし、ターゲット モデルにカラーを適用します。ターゲット モデルに追加されるペイント レイヤの名前は、ソース ペイント レイヤの名前に基づいて作成されます。

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