Scaling Pivot を使用すると、選択したオブジェクトのスケーリングを開始するポイントを定義できます。
プロパティ リソース A. Scaling Pivot プロパティ
たとえば、下の図で、左側のカップはそのほぼ真ん中にスケーリング ピボットが配置されています。右側のカップは、スケーリング ピボットがカップの一番上にオフセットされています。両方のカップを同じ量だけスケーリングすると、左側のカップはその真ん中から外側に拡大し、右側のカップはスケーリング ピボットから外側に拡大します。
A. スケーリング ピボットは Y 軸上でオフセットB. 2 つの異なるポイントからスケーリングされたモデル
このプロパティの値を使用して、スケーリング ピボットを X 軸、Y 軸、および Z 軸に対してオフセットする場所を定義します。選択したオブジェクトは、この点からスケーリングされます。
スケーリング ピボットの位置を調整しても、オフセットはオブジェクトを元の位置に保持するように自動的に計算されるため、選択したオブジェクトの移動には影響しません。このオフセットの作成に使用される値は、Scaling Offset フィールドに表示されます。
Scaling Pivot (Auto Offset)値を調整したとき正確な Scaling Offset 値が MotionBuilder によって計算されるため、手動で Scaling Offset 値を調整する必要はありません。次の表では、Manual Offset プロパティ グループのオプションについて説明します。
オプション | 説明 |
---|---|
Scaling Offset | Scaling Pivot (Auto Offset) 値を使用して、選択したオブジェクトの移動に影響を与えずに、スケーリング ピボットをオフセットします。これらのフィールドには、"実際の" スケーリング ピボット オフセットが計算されたときに発生する、選択したオブジェクトの移動に対する変更を補正するために使用される値が表示されます。 |
Scaling Pivot | これらのフィールドには、選択したオブジェクトのローカルな移動ポイントに対する、スケーリング ピボットの実際の X、Y、および Z 位置が表示されます。これらの値を調整すると、移動時に選択したオブジェクトが動くことがあります。これらの値を使用してスケーリング ピボットの位置を調整する代わりに、Scaling Pivot (Auto Offset)値を使用する必要があります。Scaling Pivot (Auto Offset)値は、選択したモデルの現在の位置を保持するために、自動的に Scaling Offset 値を計算します。 |