Custom Properties ペインでは、MotionBuilder で選択したすべてのオブジェクトに独自のプロパティを追加できます。他のプロパティとまったく同様に、作成したプロパティを変更およびアニメートすることができます。
たとえば、チェック ボックス、スライダ、値のフィールドを追加すると、特定のアクションのトリガ、カスタム アニメーション インタフェースの作成、または他のソフトウェア パッケージに書き出する必要のある情報の格納が可能です。
Custom Properties ペインは次の項目で構成されています。
Properties Editor A. Custom Properties ペイン B. Add Property 領域 C. Custom Property Setup 領域 D. Add ボタン E. Remove ボタン F. Destination 領域 G. Duplicate ボタン
Add Property 領域には、選択した要素に追加できるプロパティ タイプのリストが含まれます。Add Property 領域でプロパティを選択してから、Add ボタンをクリックして、プロパティを Destination 領域で選択した要素に追加します。
Bool | 選択したオブジェクトのチェック ボックスを作成します。このオプションを使用して、オン/オフに切り替え可能なプロパティを作成します。 |
Color | 赤、緑、および青のカラー値を表す値フィールドのセットを作成します。 |
Color with Alpha | 赤、緑、青、およびアルファの値を表す値フィールドのセットを作成します。 |
Integer | 整数値のみを含めることができるスライダと値フィールドを作成します。Min フィールドと Max フィールドを使用して、このプロパティにスライダを定義します。 |
Real | あらゆる実数を含めることができるスライダと値フィールドを作成します。Min フィールドと Max フィールドを使用して、スライダの最小値と最大値を指定します。 |
Vector | X、Y、および Z の位置の値を表す値フィールドのセットを作成します。 |
Action | 選択したオブジェクトのボタンを作成します。この Action ボタンを使用すると、スクリプトまたは Relational コンストレインと Expressions コンストレインをトリガできます。 |
List | 選択したオブジェクトのメニュー(プルダウン リスト)を作成します。このメニューを使用すると、スクリプトまたは Relational コンストレインと Expressions コンストレインをトリガできます。 |
Custom Property Setup 領域には、Destination 領域で選択したカスタム プロパティの設定が表示されます。表示される設定は、選択したプロパティのタイプに対応します。これらの設定には、次の項目が含まれます。
Type | Destination 領域で選択したプロパティのタイプが表示されます。これはプロパティの名前を変更した後に役に立ちます。 |
Name | Destination 領域で選択したプロパティの名前を変更できます。 |
Minimum Value | スライダを使用するプロパティで、設定できる最小値を定義します。既定では、最小値は 0 に設定されています。Integer および Real のプロパティ タイプに使用されます。 |
Maximum Value | スライダを使用するプロパティで、設定できる最大値を定義します。既定では、最大値は 100 に設定されています。Integer および Real のプロパティ タイプに使用されます。 |
テキスト フィールド | Destination 領域で選択した List プロパティにテキストを記述できます。 |
Add ボタンをクリックすると、Add Property 領域で選択したプロパティを Destination 領域の要素に追加できます。
Destination 領域に複数の要素がある場合、要素を選択してから Add ボタンをクリックします。要素を選択しないと、カスタム プロパティが目的の要素に追加されない場合があります。
Destination 領域には、選択した要素とそれに割り当てるカスタム プロパティのリストが表示されます。また、Destination 領域では、プロパティの名前の変更、削除、および複製も可能です。
カスタム プロパティの名前を変更するには、Destination 領域でプロパティを右クリックして Rename Custom Property を選択します。表示されたダイアログ ボックスに新しい名前を入力し、OK をクリックして変更を確定してください。
カスタム プロパティを削除するには、Destination 領域でプロパティを右クリックして、Remove Custom Property を選択します。
また、Destination 領域でカスタム プロパティを選択して Duplicate ボタンをクリックすると、カスタム プロパティをコピーできます。