HUD 要素のプロパティ

 
 
 

HUD 要素のプロパティは、Viewer に表示するコンテンツの外観、位置、およびサイズを変更する際に役立ちます。HUD アセットの下の HUD 要素をクリックすると、要素のプロパティが Navigator ウィンドウの右ペインに表示されます。

HUD 要素のプロパティは、4 つのカテゴリにまとめられています。

A. Display、B. Position、C. Scale、D. Property References

次の表では、Display、Position、および Scale カテゴリ内の各プロパティを説明しています。

Display プロパティ 説明
Visibility Viewer での HUD 要素コンテンツの可視性をコントロールします。

既定では、このプロパティはすべての HUD 要素に対してオンになっています。

Viewer でコンテンツを非表示にするには、チェックボックスをオフにします。

Content 表示するテキストを入力します。

動的要素では、変数 %s または %d の前か後ろにテキストを入力します。

Font テキストまたは動的コンテンツが表示されるフォントを選択します。

既定のフォントは Arial です。

Color RGB HUD 要素コンテンツの可視性を増減し、フォントの色を変更します。

コンテンツの既定の色は白です。

Background Color HUD 要素コンテンツのバックグラウンドの可視性を増減し、バックグラウンド カラーを変更します。

コンテンツのバックグラウンドは、このプロパティの A の値が 0 を超えている場合のみ確認することができます。

バックグラウンドの寸法は、コンテンツのスケーリングと直接比例します。

r, g, b, a

r, g, b, a サブプロパティは、Color RGB および Background Color プロパティの R、G、B、および A カラー ボックスと機能的に似ています。

Force Display As Timecode HUD 要素コンテンツのフォーマットを Frames から Timecode に強制的に変更します。

このプロパティは、EditTime および ActionTime HUD 要素に対してのみ有効にできます。

Microsoft Windows オペレーティング システムにインストールされた MotionBuilder にシーンを作成することを考えてみましょう。シーンには多くの HUD Text 要素が含まれ、各々が異なるフォント(Garamond、Helevtica など)を使用しています。シーンを保存し、UNIX オペレーティング システムにインストールされた MotionBuilder を使用してこれをロードします。UNIX オペレーティング システムにシーン ファイルで使用されている 1 つまたは複数のフォントが含まれていない場合、次の Warning ダイアログ ボックスが表示されます。

このダイアログ ボックスでは使用できないフォントが一覧表示され、代わりに使用されているフォントが通知されます。最初に、MotionBuilder が(既定の) Arial フォントを使用できるかチェックします。Arial フォントが使用できない場合、次のフォントが使用可能であるかどうかを所定の順でチェックし、使用可能であれば使用します。

  1. Helevtica
  2. Sans
  3. FreeSans

4 つのフォント(Arial、Helevtica、Sans、および FreeSans)のいずれも使用できない場合、HUD Text 要素フォント リストの先頭に表示されるフォントが使用されます。

HUD 要素コンテンツのフォント カラーを変更するには

注:HUD 要素コンテンツのバックグラウンド カラーも変更するには、上記のアクションのいずれか 1 つを実行してください。

HUD 要素コンテンツの可視性のレベルを増減するには

Position プロパティ 説明
Justification Viewer での HUD 要素コンテンツの効果的な位置を設定します。たとえば、HUD 要素のコンテンツを Viewer の中央に表示するには、Justification ドロップダウン リストおよび Horizontal Dock ドロップダウン リストから Center を選択する必要があります。
Horizontal Dock 要素コンテンツを Viewer の左、中央、右に水平にドッキングします。

ドッキングは、 Justification プロパティが参照するグローバルな基準点です。

Vertical Dock 要素コンテンツを Viewer の下部、中央、上部に垂直にドッキングします。
X HUD 要素コンテンツの水平位置をドッキングおよび両端揃えの位置に関して変更します。

プロパティ値をクリックして、X 軸に沿ってドラッグして要素の位置を変更します。ボックスをダブルクリックして、値.を入力することもできます。

Y HUD 要素コンテンツの垂直位置をドッキングおよび両端揃えの位置に関して変更します。

プロパティ値をクリックして、Y 軸に沿ってドラッグして要素の位置を変更します。ボックスをダブルクリックして、値.を入力することもできます。

Position by Percent X および Y の値を割合で表示します。X は、Viewer の幅の割合としての、HUD 要素の水平位置です。

値をピクセルで表示するには、チェックボックスをオフにします。

Scale プロパティ 説明
Width HUD 要素コンテンツまたはバックグラウンドの幅(水平のスケーリング)を増減します。
Height HUD 要素コンテンツまたはバックグラウンドの高さ(垂直のスケーリング)を増減します。
Scale by Percent HUD 要素コンテンツの幅および高さを割合でスケーリングします。要素をピクセルでスケーリングするには、このチェックボックスをオフにします。
Scale Uniformly HUD 要素コンテンツの幅および高さを均一に増減します。
Adjust Width to Fit Text

次のことを行います。

  • テキストを追加または削除するときのサイズを維持します。
  • Width プロパティを無効にします。
  • Scale Uniformly プロパティをオフにすることを禁止します。