Joint Setup options ペインには、一般的な設定オプションと自動的に上書きされるオプションが含まれています。
Disable collision オプションで、衝突のエフェクトを無効にできます。これにより、Rigid body オブジェクトが衝突するか、貫通する(通りぬける)かを制御できます。このオプションをオンにすると、ソルバの影響を受ける Rigid body オブジェクトは衝突し、互いに反応します。
Disable Collision オプションをオフにすると、リジッド ボディ オブジェクト同士が衝突する場合は、それらのオブジェクトはジョイント ソルバ処理の対象から除外されます。ソルバの衝突の動作をオフにできるということは、Rigid Body オブジェクトのジョイントの動作は必要だが、衝突はさせたくない場合に便利です。
ジョイントの Setup ペインには、ジョイントの設定プロパティと各種オプションがあります。プロパティのオプション(Lock オプション、View メニュー、Group properties メニュー、Editor ボタン)については、「プロパティ オプション」で説明します。
Active オプションを使用して、ジョイント ソルバのオン/オフを切り替えます。ジョイントのオブジェクトに対する作用は、セッションを Live に設定した時点か、記録が始まった時点で開始されます。
また、この設定にキーを設定してアニメートすれば、アニメーションの途中でジョイントをオフにしたりオンにすることもできます。詳細については、「キーフレーム([K])とアニメート([A])ボタン」を参照してください。
Type メニューでは、ジョイントの動作(たとえば、ヒンジの動きをシミュレートする、モーターを使ってオブジェクトを「動かす」など)を指定します。ジョイントのタイプとその動作については、「ジョイントのタイプ」を参照してください。
Force Limit スライダでは、ジョイントの「限界点」、つまりしきい値を設定します。このしきい値に達するとジョイントは機能しなくなり、接続が切断されます。たとえば、キャラクタがドアを蹴ってドアが開き、そのままドアが倒れるといったアニメーションを作成したい場合に便利です。
この領域には、ジョイントが適用されているすべてのオブジェクトが表示されます。たとえば、Joint アセットをヌルの上にドラッグした場合は、Null ジョイント設定が表示されます。さらにリストを展開すると、各オブジェクトのジョイント関連の設定が表示されます。表示される各種設定についての詳細については、「Joint Objects」を参照してください。
また、オブジェクトをアセット リストへドラッグして階層の順番を決定する方法もあります。その場合は、オブジェクトを選択した順番が階層の順番になります。たとえば、先に Spoon を選択した場合は Spoon が親になり、Orange を先にした場合は Orange が親になります。
Global strength スライダを使用して、抵抗の大きさ、つまりジョイント オブジェクトの接続を維持するために必要な力の量を設定できます。
Global strength スライダを使用すると、ジョイントが適用されているすべてのオブジェクトに Strength/Elasticity が設定されます。
また、この設定にキーを設定してアニメートすれば、アニメーションの途中で Strength をオフにしたりオンにすることもできます。詳細については、「キーフレーム([K])とアニメート([A])ボタン」を参照してください。
Global Elasticity スライダでは、接続するオブジェクトに対するジョイントの柔軟性(非柔軟性)の度合いを指定できます。この設定を使用すれば、「バンジー コード」のような伸縮効果を作成できます。
また、この設定にキーを設定してアニメートすれば、アニメーションの途中で Elasticity をオフにしたりオンにすることもできます。詳細については、「キーフレーム([K])とアニメート([A])ボタン」を参照してください。