補助ピボットは、IK コントロール リグ エフェクタの複数の回転ピボット ポイントの迅速な定義とアニメーション化が可能なオブジェクトです。補助ピボットは任意のキャラクタ アニメーションで使用できますが、複数の回転ポイントを使用してキャラクタの足や手を操作する場合に特に有益です。
たとえば、キャラクタの足の 1 つの IK エフェクタに対して複数の補助ピボットを作成することによって、足を複数の独立したピボット ポイントの周りに回転させ、自然な歩行サイクルを作成できます。
キャラクタの足の 2 つの IK エフェクタに対して、3 つの補助ピボットが表示されています
キーフレームを設定するとき、補助ピボットを切り替えて、足首、かかと、足指の根元、および足の指先だけでなく足の両側さえも中心として、足を回転させることができます。ピボットの切り替えの詳細については、マスタ補助ピボットを設定するを参照してください。
補助ピボットの位置は対応する IK エフェクタの位置に基づいているため、シーン内で独立した位置を占めません。補助エフェクタは、IK エフェクタを異なった視点から操作するサブコントロールと見なすことができます。ピボットを回転させると、エフェクタ自身を操作するのとまったく同様に、エフェクタに作用します。
補助ピボットを操作するには、Viewer ウィンドウで Selection Mode メニューの Pivot モードを選択します。新しい補助ピボットを作成するとき、自動的に Pivot モードが選択されます。この後、ピボットを選択し、IK エフェクタの位置に関連する新しい位置までドラッグしてピボットのオフセットを定義します。
Pivot モードのとき、補助ピボットの座標変換はそのピボット自体にしか影響を与えません。ピボットを使用してエフェクタを操作するには、Model モードに切り替えます。Selection Mode メニューの詳細については、Viewer ウィンドウを参照してください。
Viewer ウィンドウ A. Object Mode メニューから Pivot を選択します