Maya ソフトウェア レンダリングに限定されます。
オブジェクトの周りに暗いハロが表示される場合
次の方法を試してみてください。
- バックグラウンド カラーが黒であることを確認します。
- シーンにフォグがある場合は、がオンになっていることを確認します。
透明なオブジェクトがバックグラウンドと一緒に動いてしまう場合
この場合、モーション ブラーが適用されてはいけないバックグラウンドにもモーション ブラーが適用されています。この問題を解決するには、透明なオブジェクトだけにモーション ブラーを適用した後、そのオブジェクトとシーンの残りの部分を合成します。ただし、透明度の高い複雑なシーンや透明なパーティクルについては、この解決方法の適用が難しい場合があります。
移動するオブジェクトの背後に細かいバックグラウンドがある場合
移動するオブジェクトで隠れる部分のバックグラウンドの状態を推測する必要があるため、バックグラウンドの細部が若干失われる可能性があります。この問題を解決するには、バックグラウンドのない状態でオブジェクトにモーション ブラーを適用した後、そのオブジェクトとバックグラウンドを合成します。
オブジェクトの回転
回転するオブジェクトの後面の状態を推測する必要があるため、オブジェクトの外観が不正確になる可能性があります。3D モーション ブラーを使用してみてください。
オブジェクトがイメージ内部に入ってくる場合またはイメージから出ていく場合
フレームのすぐ外側のオブジェクト カラーを推測する必要があるため、フレームのエッジの細部が不正確になる可能性があります。この問題を解決するには、実際のイメージよりも若干大きいイメージをレンダーした後、そのイメージを実際のサイズに切り取ります。
3D と 2D のレンダー結果がかなり異なる
この 2 つのモーション ブラー方法を混合してイメージをレンダーしないようにしてください。
IPR を使って 2D モーション ブラーを調整する
IPR を使って 2D モーション ブラーを調整すると、自動更新が正しく行われない場合があります。マテリアルとライト(Light)のアトリビュートを調整して正しいアップデートを強制的に行うか、調整領域を一括選択してアップデートを強制的に行います。
2D モーション ブラー アーティファクト
フォグや、透明なオブジェクトの前に不透明なオブジェクトがあるようなシーンやバックグラウンド カラーが黒以外の場合にレンダリングを行うと、2D モーション ブラーではアーティファクトが生じます。
3 つの解決方法が考えられます。
- 透明なオブジェクト、フォグ、グロー、およびバックグラウンドのカラーをシーンから取り除きます。2D ブラーをレンダーし、いったん取り除いた要素をシーン内に合成し直します。
- を 0 に設定します。コマンド ラインに -m 0 と入力します。このソリューションでは、マスクスムーズ操作はスキップされます。結果としてイメージのエイリアスが強くなったように見える場合があります。
- をオンにします。コマンド ラインに -r 1 と入力します。このソリューションでは、別のスムージング アルゴリズムが使われます。結果としてイメージがよりぼやけて見える場合があります。