キーは、特定の時間におけるオブジェクトのプロパティ(特性)値を示す任意のマーカーです。キーの設定は、アニメーションでタイミングとアクションを指定するマーカーを作成するプロセスです。アニメーションとは、時間の経過に伴って変化するようにオブジェクトのプロパティを作成/編集するプロセスのことをいいます。
アニメートするオブジェクトを作成したあと、そのオブジェクトのアトリビュートがアニメーション中でいつ変化するのかを示すキーを設定します。キーを設定するには、アトリビュートの値を設定する時間上に移動し、その値を固定し、そこにキーを配置します。実質的には、その時間上でのアトリビュートのスナップショットを記録するということです。
キーは、再割り当て、除去、複製、およびシーケンスの編成ができます。たとえば、1 つのオブジェクトのアニメートされたプロパティを別のオブジェクトにコピーしたり、アニメーションのセグメントをキーが設定された元の範囲よりも広いスパンに拡張したりできます。
アトリビュート エディタ(Attribute Editor)では、編集とキー設定(アニメーション化)が可能なアトリビュートを表示します。これらのアトリビュートはアトリビュート エディタ(Attribute Editor)からキー設定できます。アトリビュートをして、ポップアップ メニューからキーの設定(Set Key)を選択します。このメニューは、キーを設定できないアトリビュートでは使用できません。キーを設定するを参照してください。
Maya では、既定で特定のアトリビュートにキー設定可の状態が割り当てられます。たとえば、すべてのオブジェクトには次のキー設定可のアトリビュートが割り当てられています。
チャネル ボックス(Channel Box)を使用すると、選択したオブジェクトのアトリビュートでキー操作ができます。
また、グラフ エディタ(Graph Editor)を使用して、以前アニメーション化したオブジェクトのアニメーション カーブを編集やキー設定したり、ドープシート(Dope Sheet)を使用してオブジェクトのタイミングやキーを設定したりできます。