オクルージョン レンダーからオブジェクトを除外する

 
 
 

mib_amb_occlusion シェーダを使用してオクルージョン パスを実行する場合、オクルージョンの計算から 1 つまたは複数のオブジェクトを除外するように選択することができます。

次のいずれかを実行します。

方法 1: 非表示にする

  1. 問題のオブジェクトを反射やファイナル ギャザーなどの他のトレース コールに関係させる必要がない場合は、この方法を使用します。

    オブジェクトのトランスフォーム ノードで、mental ray セクションを展開します。フラグ(Flags)セクションで、Maya から派生(Derive From Maya)を無効にし、非表示(Hide)をオンにします。

方法 2: miLabel を追加する

  1. 問題のオブジェクトを反射やファイナル ギャザーなどの他のトレース コールに関係させる必要がある場合は、この方法を使用します。
  2. アンビエント オクルージョンの計算から除外する必要があるすべてのトランスフォームに mental ray ラベルを追加します。

    たとえば、$targetTransform がトランスフォームであるとすると、次のように miLabel を設定します。

    addAttr -at short -longName miLabel -defaultValue <値> $targetTransform;

    注:

    miLabel はシーンに固有の値に対して設定します。すなわち、シーン内の他の mental ray ラベルに現在使用されていない値を選択します。

  3. mib_amb_occlusion ノードの id_inclexcl アトリビュートを miLabel と同じ絶対値に設定します。たとえば、miLabel を 8 に設定する場合、id_inclexcl 値も -8 に設定する必要があります。
    注:id_inclexcl は、正の値または負の値のいずれかに設定できます。正の値に設定すると、設定した数値と一致するラベルを持つオブジェクト インスタンスだけがオクルージョン レンダーに含められます。負の値に設定すると、設定した数値と一致するすべてのオブジェクト インスタンスがオクルージョン レンダーから除外されます。

    たとえば、id_inclexcl 値を 8 に設定すると、miLabel が 8 のトランスフォームだけがオクルージョン レンダーに含められます。

    id_inclexcl 値を -8 に設定すると、miLabel が 8 のすべてのトランスフォームがオクルージョン レンダーから除外されます。

mib_amb_occlusion ノードの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray for Maya シェーダ』マニュアルを参照してください。