アトリビュート オーバーライドによる作業

 
 
 

すべてのアトリビュートには、レイヤ単位でオーバーライドを作成することができます。特にシェーディング グループ(Shading Groups)メンバー オーバーライド(Member Overrides) (レンダリング詳細(Render Stats))に適用するアトリビュートのタイプでは、変更時に自動的にレイヤのオーバーライドが作成されます。他のアトリビュートでは、レイヤ単位のオーバーライドを作成していることを手動で指定する必要があります。

レイヤ単位でオブジェクトのマテリアルを変更するには(自動オーバーライド)

  1. レンダー レイヤ エディタ(Render Layer Editor)で、レイヤを選択します。
  2. マテリアル割り当てを変更するオブジェクトを選択します。
  3. 新しいマテリアルの割り当てを行ったときと同じように、新しいマテリアルを割り当てます(たとえば、して、マーキング メニューから新しいマテリアルの割り当て(Assign New Material)を選択します)。マテリアルのアトリビュートを設定します。
  4. 選択したレイヤと他のレイヤ間で切り替えて、シーン ビューのオブジェクト変更に関するマテリアル割り当てを確認します。
注:

レイヤのオーバーライドは、オブジェクト単位のオーバーライドよりも処理時間が短縮されます。たとえば、シーン ビューで Lambert シェーダをレイヤのすべてのオブジェクトに割り当てることによって、これらのオブジェクトを選択して各オブジェクトのマテリアル割り当てのオーバーライドを作成する場合、Lambert シェーダを割り当てるレイヤでマテリアル オーバーライドを作成するよりも、膨大な処理時間が必要です。

レイヤ単位でアトリビュートのオーバーライドを作成するには(自動オーバーライド)

  1. レンダー レイヤ エディタ(Render Layer Editor)で、レイヤを選択します。
  2. アトリビュート エディタを開きます。
  3. オブジェクトのシェイプ ノードのレンダリング詳細(Render Stats)セクションで、オプション(シャドウの投影(Casts Shadows)など)をクリックします。

    アトリビュート名がオレンジ色の太字で表示されます。これはレイヤ単位のオーバーライドが作成されたことを示します。

レンダリング詳細(Render Stats)のアトリビュート変更は、オプション > 自動オーバーライド(Options > Auto Overrides)がオンのときに選択したレイヤに適用されます。オプション > 自動オーバーライド(Options > Auto Overrides)がオフのときに、アトリビュートの変更が Master レイヤに適用されます(そして、オーバーライドされていないすべてのオブジェクトに適用されます)。メンバー オーバーライド(Member Overrides)に対して自動オーバーライド(Auto Override)がオフの場合は、手動のオーバーライドを実行できます。次の手順を参照してください。

レイヤ単位でアトリビュートのオーバーライドを作成するには(手動オーバーライド)

  1. レンダー レイヤ エディタ(Render Layer Editor)で、レイヤを選択します。
  2. アトリビュート エディタを開きます。
  3. オーバーライドを作成するアトリビュートを持つ特定のノード用のタブをクリックします(たとえば、lambert1 マテリアル)。
  4. オーバーライドを作成するアトリビュート(たとえば、)を右クリックして、表示されるメニューからレイヤ オーバーライドの作成(Create Layer Override)を選択します。

    アトリビュートの名前がオレンジ色の斜体テキストで表示されます。これは特定のレイヤでオーバーライドが作成されたことを示します。

レイヤを切り替えると、シーン ビューが変更表示されて、一方のレイヤではオブジェクトへの透明度のオーバーライドが表示され、もう一方のレイヤでは既定のシェーダ割り当てが表示されます。

アトリビュートのオーバーライドを除去するには

  1. 除去するオーバーライドを持つアトリビュートをし、表示されるメニューからレイヤ オーバーライドの除去(Remove Layer Override)を選択します。