透明なオブジェクトがバックグラウンドと一緒に動いてしまう場合
この場合、モーション ブラーが適用されてはいけないバックグラウンドにもモーション ブラーが適用されています。この問題を解決するには、透明なオブジェクトだけにモーション ブラーを適用した後、そのオブジェクトとシーンの残りの部分を合成します。ただし、透明度の高い複雑なシーンや透明なパーティクルについては、この解決方法の適用が難しい場合があります。
移動するオブジェクトの背後に細かいバックグラウンドがある場合
移動するオブジェクトで隠れる部分のバックグラウンドの状態を推測する必要があるため、バックグラウンドの細部が若干失われる可能性があります。この問題を解決するには、バックグラウンドのない状態でオブジェクトにモーション ブラーを適用した後、そのオブジェクトとバックグラウンドを合成します。
オブジェクトがイメージ内部に入ってくる場合またはイメージから出ていく場合
フレームのすぐ外側のオブジェクト カラーを推測する必要があるため、フレームのエッジの細部が不正確になる可能性があります。この問題を解決するには、実際のイメージよりも若干大きいイメージをレンダーした後、そのイメージを実際のサイズに切り取ります。
IPR を使って 2D モーション ブラーを調整すると、自動更新が正しく行われない場合があります。マテリアルとライト(Light)のアトリビュートを調整して正しいアップデートを強制的に行うか、調整領域を一括選択してアップデートを強制的に行います。
フォグや、透明なオブジェクトの前に不透明なオブジェクトがあるようなシーンやバックグラウンド カラーが黒以外の場合にレンダリングを行うと、2D モーション ブラーではアーティファクトが生じます。