mental ray for Maya ノード

 
 
 

mental ray for Maya ノード(シェーダ)の詳細については、mental ray for Maya カスタム シェーダを参照してください。

注:Maya 2008 以降、次のシェーダがシェーダ自身をシェーダ ノードのフォトン シェーダ(Photon Shader)アトリビュートにパイプ化することが可能です。

さらに、mia_material シェーダと mia_material_x シェーダは、シェーダ自身をシェーダ ノードのシャドウ シェーダ(Shadow Shader)アトリビュートにパイプ化します。

マテリアル(Materials)

mental ray for Maya のマテリアルにはすべて、ハードウェア テクスチャリング(Hardware Texturing)アトリビュートが含まれています。これによって、シーン ビューでそのマテリアルをプレビューすることができます。ハードウェア テクスチャリング アトリビュートの詳細については、ハードウェア テクスチャリングを参照してください。

dgs_material

このシェーダはミラー、光沢のあるペイントやプラスチック、磨いた金属など光沢のある異方性マテリアル、紙などの拡散マテリアル、曇りガラスなどの半透明マテリアル、そしてこれらの任意の組み合わせをシミュレーションできます。

注:

このシェーダはシャドウ シェーダとしては使用できません。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

dielectric_material

このシェーダは物理に基づいて作成されたマテリアル シェーダで、ガラス、水、その他の液体など誘電的なマテリアルのシミュレーションに用いられます。

シェーダはフレネルの式を用いて誘電性インタフェースを表現します。つまり、大部分のライトがわずかな入射角に対してサーフェスで反射する一方で、ほとんどのライトは直行する入射方向のサーフェスを通過して、実際の誘電性マテリアルの動きをシミュレートします。

さらにこのシェーダは、ベールの法則を使って媒質を通過する光の吸収を表現します。つまり、誘電性マテリアルからなる 2 つのサーフェス間を伝達する時、光は指数的な減衰の対象となります。

サポートされる誘電性インタフェースのタイプは 2 つです。dielectric-air は誘電性マテリアルと空気にはさまれたインタフェース(たとえば、ガラス‐空気)をシミュレートし、dielectric-dielectric は 2 種の誘電性マテリアルにはさまれたインタフェース(たとえば、ガラス‐水)をシミュレートします。物理的に正しいシミュレーションを得るには、サーフェスの正しいインタフェースを使用することが重要です。

このシェーダはシャドウ シェーダとしては使用できません。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

mi_car_paint_phen

このシェーダを使用すると、自動車のペイントのような外観を完全に実現できます。このシェーダは、mi_metallic_paintmib_glossy_reflectionmi_bump_flakes の各シェーダの機能を 1 つに結合したシェーダです。

下の図は、自動車のペイント フェノメナ シェーダでシミュレートされる性質を示しています。

図提供: NVIDIA

mi_car paint phenomenon シェーダには次も含まれます。

  • 色変化を伴う、顔料層内のディフューズ反射
  • 金属薄片内の光源からのスペキュラ ハイライト
  • (オプション)金属薄片内でレイ トレーシングされた反射
  • 鏡面反射または光沢のある反射およびクリア コート層(オプションでつや出しモードを選択可能)
  • クリア コート内の光源からのスペキュラ ハイライト(オプションでつや出しモードを選択可能)
  • 「洗車していない」外観をサーフェス上でシミュレートするための砂レイヤ

これらのシェーダの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

mi_car_paint_phen を mi_car_paint_phen_x または mi_car_paint_phen_x_passes シェーダに変換する

mi_car_paint_phen シェーダは、簡単に mi_car_paint_phen_xmi_car_paint_phen_x_passes シェーダに変換できます。mi_car_paint_phen シェーダのアトリビュート エディタ(Attribute Editor)Upgrade Shader (シェーダのアップグレード)セクションを展開し、シェーダを mi_car_paint_phen_x へアップグレード(Upgrade shader to mi_car_paint_phen_x)またはシェーダを mi_car_paint_phen_x_passes へアップグレード(Upgrade shader to mi_car_paint_phen_x_passes)ボタンをクリックします。詳細については、mi_car_paint_phen_x シェーダと、mi_metallic_paint_x_passes、mia_material_x_passes、misss_fast_shader_x_passes、mi_car_paint_phen_x_passes シェーダを参照してください。

mi_car_paint_phen_x シェーダ

このシェーダは、mental ray struct return 形式で複数出力を返すという点を除けば、mi_car_paint_phen シェーダと同じです。

mi_car_paint_phen_x_passes シェーダは、マルチ レンダー パス機能で使用することもできます。詳細については、mi_metallic_paint_x_passes、mia_material_x_passes、misss_fast_shader_x_passes、mi_car_paint_phen_x_passes シェーダを参照してください。

mi_metallic_paint

このシェーダを使用すると、自動車のペイントのような、非常に光沢のあるスムーズなペイント仕上げをシミュレートできます。このシェーダは、自動車のペイントの薄い顔料層、および顔料層内で浮遊する非常に小さい金属粒子(薄片)をシミュレートします。光沢のあるクリア コートの反射、および薄片が光り輝く効果を実現するには、このシェーダを mib_glossy_reflection シェーダおよび mib_bump_flakes シェーダと結合します(テクスチャを参照)。

これらのシェーダの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

mi_metallic_paintmi_metallic_paint_x に、または mi_metallic_paint_x_passes シェーダに変換する

mi_metallic_paint シェーダは、容易にmi_metallic_paint_x または mi_metallic_paint_x_passes シェーダに変換することができます。mi_metallic_paint シェーダのアトリビュート エディタ(Attribute Editor)で、シェーダのアップグレード(Upgrade Shader)セクションを展開し、シェーダを mi_metallic_paint_x にアップグレード(Upgrade shader to mi_metallic_paint_x)またはシェーダを mi_metallic_paint_x_passes へアップグレード(Upgrade shader to mi_metallic_paint_x_passes)のボタンをクリックします。詳細については、mi_metallic_paint_x と、mi_metallic_paint_x_passes、mia_material_x_passes、misss_fast_shader_x_passes、mi_car_paint_phen_x_passes シェーダを参照してください。

mi_metallic_paint_x

このシェーダは、mental ray struct return 形式で複数出力を返却するという点を除けば、mi_metallic_paint シェーダと同じです。

mi_metallic_paint_x_passes シェーダは、マルチ レンダー パス機能で使用することもできます。詳細については、mi_metallic_paint_x_passes、mia_material_x_passes、misss_fast_shader_x_passes、mi_car_paint_phen_x_passes シェーダを参照してください。

mia_material

建築デザインや製品デザインのレンダリングで使用するマテリアルをシミュレートするには、このシェーダを使用します。このシェーダを使用すると、金属、木、ガラスなどの表面が硬いマテリアルを物理的に正確に表現することができます。このシェーダは、光沢のある高速な反射と屈折および高品質なガラス用に最適に調整されています。

このシェーダには多くの機能が用意されています。

  • 「エネルギー維持」により、拡散+反射+屈折<=1 が保証されます。これは、より自然な結果や写真のようにリアルな結果を作成するのに役立ちます。
  • BRDF (Bidirectional Reflectance Distribution Function - 双方向反射率分布関数)がサポートされています。BRDF では、サーフェスの反射率はビュー角度に依存します。
  • 透明または半透明のオブジェクトをソリッド(屈折あり、複数のフェースから構築)またはシン(屈折なし、単一のフェースを使用可能)として扱うことができます。これは、モデリングを簡略化し、レンダリング時間を短縮するのに役立ちます。
  • コンタクト シャドウを作成し、細かいディテールを向上させるアンビエント オクルージョンが組み込まれています。
  • Oren_Nayar シェーディング モデルを使用し、サーフェスに「粉のような」外観を作成することを可能にする拡散アトリビュートが用意されています。
  • 補間、エミュレートされた光沢度、重要度のサンプリングなど、光沢のある反射を作成するための高度な機能が用意されています。パフォーマンスの向上になります。
  • 異方性の反射と屈折がサポートされています。
  • 間接イルミネーションのコントロールができるようになっています。マテリアル単位でファイナル ギャザー精度や間接イルミネーション レベルを設定します。

マテリアルにエネルギーは作成されませんが、このシェーダは直接ライティングを基準として従来のサーフェス シェーダと同様に機能し、既定では物理的に正確な一定の形状因子を適用しません。

このシェーダの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray 建築シェーダ ライブラリ』マニュアルを参照してください。

mia_material シェーダを mia_material_x または mia_material_x_passes シェーダに変換する

mia_material シェーダは、mia_material_x または mia_material_x_passes シェーダに容易に変換することができます。mia_material シェーダのアトリビュート エディタ(Attribute Editor)で、シェーダのアップグレード(Upgrade Shader)セクションを展開し、シェーダを mia_material_x へアップグレード(Upgrade shader to mia_material_x)またはシェーダを mia_material_x_passes へアップグレード(Upgrade shader to mia_material_x_passes)ボタンをクリックします。詳細については、mia_material_x と、mi_metallic_paint_x_passes、mia_material_x_passes、misss_fast_shader_x_passes、mi_car_paint_phen_x_passes シェーダを参照してください。

mia_material と屈折

mia_material シェーダに関して、レンダー設定(Render Settings)の屈折の最大値が考慮されないという問題が発生した場合は、mia_material のアトリビュート エディタ(Attribute Editor)最大トレース深度(Max Trace depth)を -1 に設定して、この問題を解決します。

mia_material_x

Maya 2008 以降、建築デザインや製品デザインのレンダリングで使用するマテリアルをシミュレートするために、このシェーダも使用可能です。

mia_material_x シェーダは、mia_material を改良したシェーダです。mia_material の機能に加えて、このシェーダには以下の機能が追加されています。

  • バンプ モード(Bump Mode)全体のバンプ(Overall Bump)標準バンプ(Standard Bump)などのバンプ マッピングに関連したアトリビュート
  • 詳細の距離の使用(Use Detail Distance)アトリビュート( mia_material_x のアトリビュート エディタ(Attribute Editor)アンビエント オクルージョン(Ambient Occlusion)セクション内)をWith color bleed (カラー ブリードを使用)に設定することで、カラーのにじみを使用するアンビエント オクルージョンの有効化をサポート
  • mental ray struct return 形式での複数出力の返却

mia_material_x_passes シェーダは、マルチ レンダー パス機能でも使用することができます。詳細については、mi_metallic_paint_x_passes、mia_material_x_passes、misss_fast_shader_x_passes、mi_car_paint_phen_x_passes シェーダを参照してください。

mia_material_x シェーダにバンプを追加する

  • Maya シェーダは、mia_material_x シェーダの標準バンプ(Standard Bump)アトリビュートにマッピングすることをお勧めします。
  • mia_roundcorners シェーダは、mia_material_x シェーダの全体のバンプ(Overall Bump)アトリビュートにマッピングすることをお勧めします。
  • mental ray バンプ シェーダは、mia_material_x のアトリビュート エディタ(Attribute Editor)mental ray バンプ(mental ray Bump)セクションにあるバンプ(Bump)アトリビュートにマッピングすることができます。これにより、このシェーダの Maya バンプ ワークフローとの互換性はなくなります。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray 建築シェーダ ライブラリ』マニュアルを参照してください。

mib_glossy_reflection

このシェーダを使用すると、ベース マテリアルのサーフェス上で光沢があり、ブラーがかかった反射を作成できます。任意のタイプのマテリアル シェーダを使用できます。このシェーダは、マルチサンプリング輝度、境界のある反射、およびフレネル効果を提供します。

これらのシェーダの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

mib_glossy_refraction

このシェーダを使用すると、ベース マテリアルのサーフェス上で光沢があり、ブラーがかかった屈折を作成できます。このシェーダは 3 つのレイヤから構成されます。これは、トップ マテリアル、バック マテリアル、ディープ マテリアルで、屋外、屋内、サーフェス内部からの屈折の特性を定義します。

これらのシェーダの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

mib_illum_blinn

Cook-Torrance イルミネーション( mib_illum_cooktorr· を参照)に似ていますが角度によるカラー·シフトを行わない、Blinn ·イルミネーションを実行します。必要な屈折指数は 1 つだけです。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』アニュアルを参照してください。

mib_illum_cooktorr

Cook-Torrance イルミネーションを実行します。アンビエント、拡散、スペキュラ RGB カラー、粗さ、3 つの波長の屈折指数、そしてライト リストが必要です。シルクのようなハイライトが得られます。

Cook-Torrance イルミネーションでは、スペキュラから外れたピークと、角度によるカラー シフトがあります。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

mib_illum_hair

ピクセル以下のアンチエイリアシングが得られる、光沢のような微調整済みのスペキュラ ハイライトを持ち、毛髪など、高画質で細長い物質のレンダーに便利です。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

mib_illum_lambert

Lambertian イルミネーションを実行します。アンビエントと拡散 RGB カラー(アルファは無視されます)が必要です。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

mib_illum_phong

Phong イルミネーションを実行します。アンビエント、拡散、スペキュラ RGB カラー、スペキュラ指数を必要とします。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

mib_illum_ward

Ward イルミネーションを実行します。アンビエント、拡散、光沢のある RGB カラー、2 つの光沢パラメータ、2 つの方向ベクトル(テクスチャ由来)を必要とします。異方性の効果を得るのに便利です。mib_illum_ward_deriv も参照してください。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

mib_illum_ward_deriv

Ward イルミネーションを実行します。アンビエント、拡散、光沢のある RGB カラー、2 つの光沢パラメータを必要とします。mib_illum_ward と異なり、ブラシの方向はサーフェスの導関数から得られます。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

Path_material

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

misss_*

非物理的なサブサーフェス スキャタリング シェーダは misss_fast_* を含み、物理的に正しいサブサーフェス スキャタリング シェーダは misss_physical を含みます。

物理的に正しいサブサーフェス スキャタリング シェーダは、通常のボリューム計算によって物理的に正確な結果を生成します。このシェーダは、フォトン トレーシングが必要なシーンに適しています。非物理的なサブサーフェス スキャタリング シェーダは、物理的に正確な結果を生成しませんが、一貫性があり、視覚的に好ましい結果をすばやく生成します。このシェーダは人間の皮膚を効率的にレンダーします。特に、表面付近の浅いスキャタリングに適しています。

これらのノードの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

misss_fast_shadermisss_fast_simple_mayamisss_fast_skin_maya のいずれかのノードをハイパーシェード(Hypershade)から作成する場合、Maya は自動的にライト マップのネットワークを作成します。ネットワークを完了するには、ライト マップ テクスチャ ノードのイメージ ファイルを選択します。

misss_fast_shader_x

このシェーダは、mental ray struct return 形式で複数出力を返却するという点を除けば、misss_fast_shader と同じです。

misss_fast_shader_x_passes シェーダは、マルチ レンダー パス機能で使用することもできます。詳細については、mi_metallic_paint_x_passes、mia_material_x_passes、misss_fast_shader_x_passes、mi_car_paint_phen_x_passes シェーダを参照してください。

misss_fast_shader シェーダを misss_fast_shader_x または misss_fast_shader_x_passes に変換する

misss_fast_shader シェーダは、misss_fast_shader_x または misss_fast_shader_x_passes シェーダに容易に変換することができます。misss_fast_shader シェーダのアトリビュート エディタ(Attribute Editor)で、シェーダのアップグレード(Upgrade Shader)セクションを展開し、シェーダを misss_fast_shader_x へアップグレード(Upgrade shader to misss_fast_shader_x)またはシェーダを misss_fast_shader_x_passes へアップグレード(Upgrade shader to misss_fast_shader_x_passes)のボタンをクリックします。詳細については、mia_material_x と、mi_metallic_paint_x_passes、mia_material_x_passes、misss_fast_shader_x_passes、mi_car_paint_phen_x_passes シェーダを参照してください。

透光マテリアル(Transmat)

これは光線を変化させません。代わりに、光線はマテリアルを通過します(マテリアルは非表示)。ボリューム メディアやパーティシペイト メディアのエフェクトに使用します。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

mi_metallic_paint_x_passes、mia_material_x_passes、misss_fast_shader_x_passes、mi_car_paint_phen_x_passes シェーダ

これらのシェーダは、マルチ レンダー パス機能と併せて使用します。これらのシェーダには、マルチ レンダー パスに書き込み可能な複数の出力アトリビュートがあります。たとえば、mia_material_x_passes シェーダの拡散アトリビュートを、レンダー設定ウィンドウ(Render Settings window):パス(Passes)タブを使用して作成した拡散(Diffuse)レンダー パスに書き込むことができます。

mi_metallic_paint_xmia_material_xmisss_fast_shader_xmi_car_paint_phen_x シェーダには、同じ入出力アトリビュートを持つ各パス機能と同じインタフェースがあります。

各シェーダがすべてのパスをサポートしているわけではありません。各シェーダがサポートするパスは、そのインタフェースによって以下のリストのように異なります。

シェーダ サポートされているパス
mia_material_x_passes

パス成分マップのサポートあり:拡散(Diffuse)シャドウのない拡散(Diffuse Without Shadows)直接放射(Direct Irradiance)シャドウのない直接放射(Direct Irradiance Without Shadows)未処理シャドウ(Raw Shado)シャドウ(Shadow)スペキュラ(Specular)シャドウのないスペキュラ(Specular Without Shadows)半透明(Translucence)シャドウのない半透明(Translucence Without Shadows)

パス成分マップのサポートなし: 白熱光(Incandescence)間接(Indirect)反射(Reflection)屈折(Refraction)

部分的なパス成分マップのサポートあり(拡散パスはパス成分マップと一致): ビューティ(Beauty)

mi_metallic_paint_x_passes アンビエント マテリアル カラー(Ambient Material Color)ビューティ(Beauty)拡散(Diffuse)直接放射(Direct Irradiance)間接(Indirect)反射(Reflection)スペキュラ(Specular)
misss_fast_shader_x_passes ビューティ(Beauty)拡散(Diffuse)直接放射(Direct Irradiance)スペキュラ()
mi_car_paint_phen_x_passes アンビエント マテリアル カラー(Ambient Material Color)ビューティ(Beauty)拡散(Diffuse)直接放射(Direct Irradiance)間接(Indirect)反射(Reflection)スペキュラ(Specular)
注:

また、マルチ レンダー パスと一緒に mi_metallic_paint_x シェーダ、mia_material_x シェーダ、misss_fast_shader_x シェーダを使用することもできます。ただし、writeToColorBuffer シェーダ、writeToDepthBuffer シェーダ、writeToVectorBuffer シェーダ、writeToLabelBuffer シェーダをシェーディング ネットワークに追加して、フレームバッファにデータを書き込む必要があります。詳細については、writeToColorBuffer、writeToDepthBuffer、writeToVectorBuffer、writeToLabelBuffer を参照してください。

シャドウ シェーダ(Shadow Shaders)

シャドウ シェーダはオブジェクトから投影されたシャドウの外観を定義します。Maya の光源に対するシャドウ カラー(Shadow Color)アトリビュートと似ています。

シャドウ シェーダはシェーディング グループの適切な入力にだけアタッチできます。シャドウ シェーダは、生成カラーが入力カラーでもあるという点で特殊です。つまり、出力からパラメータへ方向でしかアタッチできないために、出力を別のシェーダ パラメータにアタッチできません。

シャドウの光線が遮へいオブジェクトに当たるとシャドウ シェーダが参照されます。遮へいオブジェクトのシャドウ シェーダが伝えられる光の量を制御します。

フェノメナでは、シャドウ シェーダはフェノメナ内のマテリアルにしかアタッチできません。また、フェノメナがマテリアルのシャドウ シェーダにアタッチされている場合は、フェノメナのルートにしかアタッチできません。

mib_shadow_transparency

透明度シャドウ シェーダを用いると、(普通は透明な)カラーをオブジェクトに割り当て、シャドウの光線にはこれを透明にします。カラー アルファが 1 未満、または透明度がゼロ以外である場合に、シャドウの光線がオブジェクトを通過して伝達されます。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

ボリューム マテリアル(Volumetric Materials)

ボリューム シェーダをオブジェクトのシェーディング グループに接続すると、特定のオブジェクトに割り当てることができます。

この操作は、オブジェクト内部のフォグや他のボリューム エフェクトの外観を制御します。また、mental ray for Maya では、グローバル ボリューム シェーダを指定して、シーンのオブジェクト外部のフォグの外観も制御できます(Maya の環境フォグ(Environmental Fog)に相当)。mental ray for Maya では、カメラのアトリビュート シェーダ(Attribute Shader)の mental ray セクションにあるボリューム シェーダ(Volume Shader)アトリビュートにグローバル ボリューム シェーダを接続すると、そのグローバル ボリューム シェーダが割り当てられます。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

mib_ray_marcher

ray marcher は、所定の光線のポイントからの光線を投影して、光源からボリュームにライトを通過させてそのボリュームによる影響を求めます。

mi_sample_light のようなシェーダのインタフェース機能を使用する代わりに、タイプ シェーダの入力パラメータとして与えられたシェーダを呼び出します。Ray marching ではまず、光線の始点と終点の間の正則点を呼び出し、次いで点と点の間を適宜さらに分割し、2 つの隣り合ったサンプルが与えるカラーが所定のコントラストの閾値より小さければ、これをその状況での分割限界に近づくまで続けます。最終的にウェイト付けされた和が返されます。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

mib_volume

Ray Marcher からサンプルを受け取り、リニア方向にボリュームをシミュレートする、簡単なボリューム シェーダです。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

parti_volume

高度なボリューム シェーダで、ボリュームを通過する光を分散、吸収、または伝達させて、フォグ、クラウド、泥水、その他類似の媒体をシミュレートします。

ボリューム シェーダ parti_volume は、等方性(拡散)または異方性で拡散する同質(均一の密度)およびの不均等の関与媒質をシミュレートできます。parti_volumeparti_volume_photon は、2 ローブの拡散モデルを使用して、入射光の方向前後にライトを拡散します。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

ディスプレイメント シェーダ(Displacement Shaders)

これらのシェーダ(Maya には付属しません)を使用して、レンダリングを実行する前にサーフェスにより多くのディテールを付加できます。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

フォトン マテリアル(Photonic Materials)

フォトンのシェーダは光の反射、トランスミッション(拡散)、および吸収を制御してコースティクスとグローバル イルミネーションを作ります。

上級ユーザであれば、これらのマテリアルで物理的に正しいライティングをシミュレートできます。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

dgs_material_photon

dgs_material_photondgs_material に相当するフォトン シェーダです。両者は同じパラメータを持ちますが、前者はフォトンをオーバーライドし、グローバル イルミネーションでオブジェクトを照らします。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

dielectric_material_photon

dielectric_material_photondielectric_material に相当するフォトン シェーダです。両者は同じパラメータを持ちますが、前者はフォトンをオーバーライドし、グローバル イルミネーションでオブジェクトを照らします。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

mib_photon_basic

基本的なフォトン シェーダで、拡散反射、スペキュラ反射、トランスミッションおよび屈折をサポートします。このシェーダでフォトンを反射、トランスミット、および吸収し、グローバル イルミネーションやコースティクスの効果が得られます。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

parti_volume_photon

parti_volume_photonparti_volume に相当するフォトン シェーダです。両者は同じパラメータを持ちますが、前者はフォトンをオーバーライドし、グローバル イルミネーションでオブジェクトを照らします。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

transmat_photon

transmat_photon は transmat に相当するフォトン シェーダです。両者は同じパラメータを持ちますが、前者はフォトンをオーバーライドし、グローバル イルミネーションでオブジェクトを照らします。シェーダはフォトンが進んできた方向にトレースします。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

テクスチャ(Textures)

イメージ ファイルをマテリアルに適用し、プロシージャ テクスチャを生成し、テクスチャの位置を決定するにはテクスチャ シェーダを使用します。

このセクションのテクスチャはすべてファイル テクスチャに基づいています。

mentalrayVertexColors

mental ray for Maya の頂点カラーをレンダーするために、シェーディング ネットワークで使用する場合。シェーディング ネットワークの代わりにメッシュ頂点に関するシェーディングおよびライティングの情報を格納することができ、シーンが簡略化されてレンダーの効率が向上します。

詳細については、mental ray for Maya で頂点カラーをレンダーするを参照してください。

mi_bump_flakes

このシェーダを使用すると、顔料の層の中に浮遊する非常に小さい金属粒子の効果を作成できます。これは、薄片がライトを反射して太陽光の下で光り輝くようにするため、自動車のペイントに最もよく使用されます。mib_glossy_reflectionmib_bump_flakes シェーダを使用し、mib_metallic_paint シェーダを使用します(マテリアルを参照)。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

mia_light_surface

このシェーダを使用すると、シーンに光源のシェイプを視覚的に表現できます。たとえば、従来の CG ライトを使用してシーンを照らしながら、蛍光灯の実際の管や電球の実際の球などを表現できます。

このシェーダは既存のライトのサーフェスを作成します。このサーフェスは明るく表示されますが、シーンに追加のライトを放出しません。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray 建築シェーダ ライブラリ』マニュアルを参照してください。

mia_roundcorners

このシェーダを使用すると、オブジェクトのエッジがジオメトリ的にシャープに見える場合に CG がハードな外観になるのを回避できます。実世界では、エッジは何らかの形で少し丸くなっていたり角がフィレットされていたりするのが普通です。このシェーダは、法線ベクトルを乱れさせることで、レンダリング時にエッジが丸くなっているという錯覚を作成します。このシェーダは、ジオメトリを置き換えたり変更したりするものではなく、(バンプ マッピングのような)シェーディング エフェクトにすぎません。一般的にバンプ マップを使用するところ(たとえば、シェーダのバンプ マッピング(Bump Mapping)フィールド)では、このシェーダを適用してください。このシェーダは、大きくカーブした高度なジオメトリよりも、直線のエッジや単純なジオメトリに使用すると最もうまくいきます。

mia_roundcorners シェーダは、バンプ マッピングを含む Maya シェーダと一緒に使用することができます。さらに、他のバンプ テクスチャを mia_roundcorners シェーダのバンプ ベクター(Bump_Vector)アトリビュートにチェーンすると、シェーダのバンプ エフェクトをレイヤ化できます。

注:
  • このシェーダを使用する場合は、半径を 0 より大きい値に設定する必要があります。
  • Maya シェーダの場合は、バンプ モード(Bump_Mode)に 5 が設定されます。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray 建築シェーダ ライブラリ』マニュアルを参照してください。

mib_amb_occlusion

このシェーダは、アンビエント ライトのシーンへの影響を計算するために使用されます。このシェーダを使用すると、従来のグローバル イルミネーションより効率的にさらにリアルな感じを付加することができます。

output_mode オプションは、mib_amb_occlusion ノードのカラーの戻り値を定義します。

-1

標準的なオクルージョン動作です。法線のベンドはありません。

0

標準的なオクルージョン動作です。露光が最大の領域に向かって、法線がベンドされます。ベント法線は、「明るい」と「暗い」カラーの内部計算だけに使用されます。計算が完了すると、法線はオリジナルの値に戻されます。

1

環境サンプリングを有効化します。カラー戻り値は次の計算結果です。環境マップからサンプリングされたカラーの平均 * 明るいカラー + 暗いカラー

2

ベント法線が有効化され、ワールド空間で計算され、赤 =x、緑 =y、 青 =z である RGB 値として返されます。このモードでは、サーフェ スに格納された法線はベンドされないことにご留意ください。その代わりに、ベント法線はこのシェーダの出力です。その代わりに、ベント法線はこのシェーダの出力です。

3

ベント法線が有効化され、カメラ座標空間で計算され、赤 =x、緑 =y、青 =z である RGB 値として返されます。このモードでは、サー フェスに格納された法線はベンドされないことにご留意ください。その代わりに、ベント法線はこのシェーダの出力です。その代わりに、ベント法線はこのシェーダの出力です。

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ベント法線が有効化され、オブジェクト座標空間で計算され、赤=x、緑 =y、青 =z である RGB 値として返されます。このモードで は、サーフェスに格納された法線はベンドされないことにご留意ください。その代わりに、ベント法線はこのシェーダの出力です。その代わりに、ベント法線はこのシェーダの出力です。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

mib_bent_normal_env

このシェーダを使用すると、グローバル イルミネーションまたはファイナル ギャザリングの外観を環境によって照らすときに、レンダリング スピードが向上します。ベント法線は、サーフェス ポイントからオクルージョンされない平均方向ベクトルです。完全にオクルージョンされないサーフェスの場合、ベント法線は法線ベクトルと同じです。オクルージョンされるサーフェスの場合、ベント法線は、オクルージョンするジオメトリが最も少ない方向を示します。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

mib_bump_basis

mib_bump_mapmib_passthough_bump_map で使用される法線を定義します。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

mib_bump_map

複数の点でテクスチャを評価することで、基底ベクトルを乗算し、オリジナルの法線と合成し、正規化して、書き戻した U グラディエントと V グラディエントを計算し、mib_bump_basisファイル テクスチャを法線ベクトルに適用します。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

mib_bump_map2

このシェーダを使用すると、ファイル テクスチャによって駆動されるバンプ エフェクトを作成できます。mib_bump_map シェーダとは異なり、スケール(Scale)値とカラー(Color)値を設定できます。このシェーダは、次のようにシェーディング ネットワークを作成して、mental ray カスタム シェーダを使用したバンプ エフェクトを作成するときに便利です。

マテリアル シェーダは、mib_bump_map2.color に接続されます。

mentalrayTexture ノードは、mib_bump_map2.texture に接続されます。

mib_bump_map2.message は、SG.miMaterialShader ノードに接続されます。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

mib_fg_occlusion

このシェーダを使用すると、オクルージョンはファイナル ギャザリングによって計算されます。これにはスカラー オクルージョン値(グレースケール値)が使用されます。ファイナル ギャザリングがオンである場合に、オクルージョンがファイナル ギャザリングによって計算されるため、柔軟性が得られます。ただし、ファイナル ギャザリングがオフである場合は、オクルージョンは mib_amb_occlusion ノードによって計算されます。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

mib_passthough_bump_map

mib_bump_map と同じですが、バンプ マッピングの完了後に、法線はオリジナルの値に戻ります。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

mib_texture_checkerboard

基本の立方体を、それぞれが個別の RGBA カラーを持つ 8 個のサブ立方体に分割します。ストライプや、2 次元または 3 次元のチェッカボードを作成するのに使用します。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

mib_texture_filter_lookup

Lookup フィルタを使ったテクスチャ イメージのルックアップ。テクスチャを持つ特定のサーフェス上でフリッカ(モアレ模様)またはエイリアシングを抑えるのに使用します。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

mib_texture_lookup

テクスチャ イメージのルックアップです。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

mib_texture_lookup2

このシェーダを使用すると、テクスチャ イメージを検索できます。mib_texture_lookup シェーダとは異なり、テクスチャ エフェクトの強さを制御する Factor 値を設定できます。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

mib_texture_polkadot

水玉模様を生成するプロシージャ テクスチャ。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

mib_texture_polkasphere

3 次元の水玉模様を生成するプロシージャ テクスチャ。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

mib_texture_remap

テクスチャの頂点、スケール、回転、移動、切り取りを受け入れ、テクスチャを結合します。操作はトランスフォームから始まり、次いで繰り返し、代替、トーラス(ラッピング)そして最期に最小/最大切り取りをおこないます。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

mib_texture_rotate

角度を 1 つ用いてサーフェスの方向をサーフェスの法線に沿って回転させます。直行ベクトルのペアが直行する法線とともに返され、回転した方向を定義します。異方性の反射を生成するのに特に便利です。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

mib_texture_turbulence

基本の立方体の中に動きの激しいスカラー型パターンを生成します。1 つ、2 つ、または 3 つのテクスチャ ベクトル要素すべてを極座標上で計算して、球面マッピングをおこないます。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

mib_texture_vector

3D 空間内の点(XY、XZ、YZ)の正投影、正射でない投影(球形または円筒)から得られたテクスチャ ベクトルを返します。または、テクスチャ ベクトル リストから番号付きのテクスチャ ベクトルを返します。オプションとして、このシェーダはオブジェクト、カメラ、ワールド、および画面空間に基づく計算をおこなえます。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

mib_texture_wave

U、V、W の方向に、それぞれがプログラム可能な振幅を持つコサイン波を生成します(周波数およびオフセットはテクスチャを再マッピングするベース シェーダを使って制御できます)。その結果得られたグレースケール カラー R=G=B=A は、カラー マップ ベース シェーダを使って再マッピングされます。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

環境(Environments)

シーンから離れる光線をキャッチするシェーダで、環境テクスチャに類似しています。

これらのシェーダは有限または無限の距離にマップされたカラー テクスチャからカラーを返します。バックグラウンドや前景プレートに使用します。環境(Environments)は環境シェーダに使用してください。オーバーレイはレンズ シェーダに使用してください。そしてテクスチャは、プレーンやシーン内の他のオブジェクト上のテクスチャ シェーダやマテリアル シェーダに使用します。

グローバルにも、特定のオブジェクトのみに対しても使用できます。

mia_ciesky

CIE スカイ モデルは、ライティング分析に利用される標準モデルです。色のない(グレースケールの)モデルであるため、制作の精度でイメージを作成する場合には適しませんが、利点として以下のように標準化された(よく知られている)輝度分布があります。

このシェーダには、以下のように mia_physicalsky シェーダと共通のパラメータが多数あります: on、rgb_unit_conversion、sun_direction and y_is_up の各パラメータ。

以下のパラメータは mia_ciesky シェーダ固有です。

  • auto_luminance: これをオンにすると、zenith_luminance パラメータ(1 平方メートルあたり 1 カンデラで測定)またはよく知られている diffuse_horizontal_illuminance 値(ルクス単位)の両方ではなくいずれか一方を設定して空の輝度を定義できます。
  • overcast: overcast がゼロのときに、CIE Clear Sky モデルが使用されます。overcast を 1.0 に設定すると、CIE Overcast モデルが使用されます。インビトウィーン値の場合は、この 2 つのモデルのリニア補間が使用されます。

mia_envblur

このシェーダを使用すると、光沢のある反射光線を大量に放射した場合と非常によく似た方法で環境をぼかすことができます。このシェーダを使用すると、他のオブジェクトではなく、主として環境を反射するレンダリングの精度とパフォーマンスが向上します。たとえば、反射用の HDRI 環境マップに囲まれたレンダリングなどです。このシェーダは、開けたシーンではなく、閉ざされたシーンで使用する場合に最適です。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray 建築シェーダ ライブラリ』マニュアルを参照してください。

mib_lookup_background

これを用いると、イメージプレーンの様にバックグラウンド プレートを挿入できます。

バックグラウンド プレートをイメージの解像度に合わせてシーンのバックグラウンドに配置します。使用しているシェーダに応じて、以下を実行することができます。

  • 環境シェーダは無限の距離にバックグラウンド プレートを設置できます。
  • レンズ シェーダは、まずバックグラウンド シェーダを評価し、次に返されたアルファが 1 未満だった場合のみ eye ray を投影し、結果をブレンドすることで、シーン全体の最前面にプレートを配置します。
  • XY 両軸に位置合わせされたシーン内のプレーン上のマテリアル シェーダは、はじめにバックグラウンド シェーダを評価し、次に(返されたアルファが 1 未満だった場合のみ) transparency ray を投影し、結果をブレンドしたら、プレーンの Z 座標にプレートを挿入します。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

mib_lookup_cube1

6 つのプレーンすべてに乗った 1 つのイメージの立方体マッピングです。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

mib_lookup_cube6

各プレーンに 1 つずつ割り当てられた 6 つのイメージの立方体マッピングです。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

mib_lookup_cylindrical

1 つのイメージを使った円筒マッピングです。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

mib_lookup_spherical

1 つのイメージを使った球形マッピングです。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

ライト(Lights)

ライト シェーダは、光源の強度と方向の特性を考慮しながら、光源が特定のサーフェス ポイントに影響を与えるライトの量を指定します。

ライト シェーダがネイティブの Maya 光源に接続されている場合、Maya 光源の設定(カラー、強さ、シャドウなど)は、位置と方向以外はすべて無視されます(ライト シェーダはネイティブの Maya 光源の設定を利用します)。

mia_photometric_light

このシェーダでは、すべての推量をフォトン エネルギーとライトの強度のバランスから取得します。そのために、選択した強度分布の数値積分法を実行して適切なフォトン エネルギーを計算するとともに、フォトン密度を分布に適応させる処理が行われます。これらはすべて自動的に行われます。

このシェーダを使用するには、ライトとフォトン シェーダの両方と同じシェーダのインスタンスを光源に使用するだけです。このライトには原点が必要です(つまり、無限光源では機能しません)。このライトはフォトンを放出するように設定し、ゼロでないエネルギー値を指定する必要があります(実際の値はシェーダでオーバーライドされますが、ゼロでないエネルギー値は必須です。ゼロにすると、mental ray for Maya はライトのフォトンをまったく放出しなくなります)。指数は常時 2 とします。ライトがスポット ライトの場合は、スプレッド値を使用します。

mia_physicalsun

このシェーダを使用すると、物理的に正確な日光のレンダリングを生成できます。このシェーダは mia_physicalsky シェーダと一緒に使用します。詳細については、太陽と空のシミュレートを参照してください。

このシェーダの詳細については、『mental ray 建築シェーダ ライブラリ』マニュアルを参照してください。

注:

ライティング/シェーディング > バッチ ベイク(mental ray) (Lighting/Shading > Batch Bake (mental ray))オプションを使用して mia_physicalsun と mia_physicalsky のエフェクトをテクスチャにベイク処理する場合、ベイク処理結果はレンダーとは異なります。この違いは、mia_physicalsun と mia_physicalsky は HDR 値を生成するのに対して、Maya が作成するレンダーはトーン マッピングを適用して 8 ビットのカラー データを作成するために生じます。すなわち、最終レンダーのカラーは未処理のカラー データとは大きく異なります。ただし、ベイク処理ではトーン マッピングは適用されません。浮動小数点ファイル フォーマットにベイク処理すると、結果は未処理データになります。浮動小数点をサポートしない対象にベイク処理する場合、カラー値は 1.0 にクランプされます。いずれの場合でも、ベイク処理したイメージのカラーとレンダーのカラーの表示は異なります。

mia_portal_light

このシェーダを使用すると、明るい屋外から暗い屋内にライトを注ぐ玄関を作成できます。mental ray for Maya レンダリングでは、直接ライティングがないシーンとすべてのライトが間接ライトであるシーンでファイナル ギャザーやフォトンを使用するときに、問題が生じる場合があります。補間によるオーバースムージングを他のライトによって取り除くことができないため、非常に鮮明に表示されてしまいます。

このシェーダは、mia_physicalsky シェーダと一緒に使用することができます。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray 建築シェーダ ライブラリ』マニュアルを参照してください。

mib_blackbody

ブラックボディ ライト ユーティリティ シェーダ

mib_cie_d

CIE D イルミナント ライト ユーティリティ シェーダ

mib_light_infinite

無限の(指向性)ライトで、ライトの向きに平行光線を投影します。光源は無限に遠い位置にあり(そして特定しない状態のままです)、減衰しません。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

mib_light_photometric

ベンダーが提供するライトのプロファイルを使用します(IES または Eulumdat)。特定のライトの物理的な動作を完全に記述します。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

mib_light_point

全方向に均一に光を放射するポイント ライトのシェーダです。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

mib_light_spot

スポット ライトはポイント ライトに似ていますが、ライトの向きに基づいた角度の減衰をサポートしている点が異なります。ライトの方向とライトからの広がりの定義を考慮します。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

physical_light

物理的に正しい光源をモデル化します。光エネルギーは二次関数的に減少します。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

フォトン エミッタ(Photon Emitters)

これらのシェーダ(Maya には付属しません)を使用すると、光源が放出するフォトンの強さと方向的な分散を指定できます。

ライト マップ(Light Maps)

これらのシェーダを使用して、サーフェス シェーディング エフェクトをディスク上のイメージ テクスチャ ファイルにベイクします。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

mib_lightmap_sample

ライトマップ イルミネーションをサンプリングするためのシンプルなカラー シェーダで、サーフェスに流入する光の密度をサンプリングします。直接的なイルミネーションと(オプション)間接的なイルミネーションを集めます。マテリアルにではなく、mib_lightmap_write ノードの入力パラメータに割り当ててください。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

mib_lightmap_write

メインのライトマップ シェーダです。ジオメトリ情報と三角の頂点のテクスチャ座標を集め、それぞれの三角形にテクスチャの三角領域を記述します。三角形がカバーするテクスチャの各ピクセルについて、サンプリング関数が呼び出され、結果がシェーダに書き出されます。ライトマップ シェーダはシェーディング グループ(Shading Group)の適切な入力にだけアタッチできます。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

レンズ(Lenses)

これらのシェーダは、光線がカメラから離れるとき曲がる度合いを定義します。また、被写界深度などの各種レンズ エフェクトをシミュレートするのに使用できます。

現在では、UI はカメラに対する単一レンズ シェーダの接続のみをサポートします。通常、mental ray レンダーコアは、連続して実行される一連のレンズ シェーダをサポートします。

注:

レンズ シェーダまたは mi_trace_eye 関数を使用する任意のシェーダを使用する場合は、レンダー設定(Render Settings )カスタム アルファ チャネルのパス(Pass Custom Alpha Channel)アトリビュートを有効にして、アルファ チャネルを適切にレンダーできるようにします。

mia_exposure_photographic

このシェーダは、カメラでよく使用されるコントロールをトーン マッピングに提供します。mia_exposure_simple シェーダは、Knee Compression を追加しながら、光度計のリアルな輝度をイメージに変換します。

mia_exposure_simple シェーダと mia_exposure_photographic シェーダは両方ともレンズ シェーダまたは出力シェーダとして使用できます。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray 建築シェーダ ライブラリ』マニュアルを参照してください。

mia_exposure_simple

このシェーダを使用すると、イメージを高い範囲から標準の範囲に変換して表示デバイスの制限に適応させることができます。このシェーダは、「knee」を使用して補間カーブを追加し、より処理しやすい範囲に白飛びを「抑制」します。このシェーダは、レンズ シェーダまたは出力シェーダとして適用します。レンズ シェーダはレンダリングの最中に「その場で」イメージをトーン マッピングするもので、これが推奨されます。出力シェーダはポスト プロセスとしてイメージをトーン マッピングします。

このシェーダの詳細については、『mental ray 建築シェーダ ライブラリ』マニュアルを参照してください。

mia_lens_bokeh

このシェーダは、physical_lens_dof シェーダと似ていますが(被写界深度をシミュレートします)、ブラーの実際の外観と精度をより詳細にコントロールできます。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray 建築シェーダ ライブラリ』マニュアルを参照してください。

mia_physicalsky

このシェーダを使用すると、物理的に正確な日光のレンダリングを生成できます。このシェーダは mia_physicalsun シェーダと一緒に使用します。詳細については、太陽と空のシミュレートを参照してください。

このシェーダの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray 建築シェーダ ライブラリ』マニュアルを参照してください。

注:

ライティング/シェーディング > バッチ ベイク(mental ray) (Lighting/Shading > Batch Bake (mental ray))オプションを使用して mia_physicalsun と mia_physicalsky のエフェクトをテクスチャにベイク処理する場合、ベイク処理結果はレンダーとは異なります。この違いは、mia_physicalsun と mia_physicalsky は HDR 値を生成するのに対して、Maya が作成するレンダーはトーン マッピングを適用して 8 ビットのカラー データを作成するために生じます。すなわち、最終レンダーのカラーは未処理のカラー データとは大きく異なります。ただし、ベイク処理ではトーン マッピングは適用されません。浮動小数点ファイル フォーマットにベイク処理すると、結果は未処理データになります。浮動小数点をサポートしない対象にベイク処理する場合、カラー値は 1.0 にクランプされます。いずれの場合でも、ベイク処理したイメージのカラーとレンダーのカラーの表示は異なります。

Mib_lens_clamp

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

Mib_lens_stencil

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

Oversampling_lens

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

physical_lens_dof

複数の Eye Ray をシーンに投影して焦点距離にあるオブジェクトのみに焦点を合わせ、焦点距離にないオブジェクトはぼやけるようにして被写界深度(Depth of Field)をシミュレートします。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

出力シェーダ(Output Shaders)

レンダーしたイメージへのポスト プロセスに用いられる出力シェーダで、カメラのアトリビュート エディタの mental ray セクション内の出力シェーダ(Output Shader)アトリビュートを使ってカメラに接続します。

そのセクションにあるフレームバッファ(Framebuffers)アトリビュート(カラー、アルファ、深度など)は、どのイメージ チャネルがどういったフォーマットでシェーダに渡されるかを制御します。たとえば、2D ブラー出力シェーダでは、8 ビット カラー、浮動小数点のアルファ、モーション ベクトルが必要になります。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

ジオメトリ シェーダ(Geometry shaders)

これらのシェーダを使用して、レンダー時に新規のジオメトリをシーンに取り込めます。

ジオメトリ シェーダは、ジオメトリの位置と方向を定義するのに使用されるトランスフォーム ノードに接続されます。

注:
  • このオプションを有効にしても(トランスフォーム ノードのアトリビュート エディタ(Attribute Editor)で、ジオメトリ シェーダの有効化(Enable Geometry Shader)チェック ボックスをオンにする)、シーン ビュー(Scene Views)には何も表示されません。ジオメトリはレンダー時にのみ表示されます。
  • Maya 2008 から、ジオメトリ シェーダでライト リンクを実行できるようになりました。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

mib_geo_add_uv_texsurf

このシェーダは入力オブジェクト(サーフェスのフリーフォーム タイプ)のコピーを返します。全部のフェースを輪にし、最終のテクスチャ サーフェスとして各フェースに 1 度のベジェ テクスチャを追加します。三角形の頂点のテクスチャ座標が三角形の頂点位置の uv 座標であるパラメータとテクスチャ サーフェスの制御点。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

mib_geo_cone

このサンプル ジオメトリ シェーダは mib_geo_add_uv_texsurf とともに使用します。

頂点が Z=0 基線が Z= -1 である Z 軸を中心としたポリゴン円錐を生成します。円錐の底部の半径および高さは 1 です。円錐の底部の円は u_subdiv サブディビジョンに、円錐の側部は Z 軸方向の v_subdiv サブディビジョンにさらに分割されます。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

mib_geo_cube

このサンプル ジオメトリ シェーダは mib_geo_add_uv_texsurf とともに使用します。

原点を中心とし軸に位置合わせされたボリューム 1 を持つ基本の立方体を生成します。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

mib_geo_cylinder

このサンプル ジオメトリ シェーダは mib_geo_add_uv_texsurf とともに使用します。

底部が Z=-1 上辺が Z= 0 である Z 軸を中心としたポリゴン円柱を生成します。円柱の底部の半径および高さは 1 です。円柱の上下の円は u_subdiv サブディビジョンに、側部は Z 軸方向の v_subdiv サブディビジョンにさらに分割されます。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

mib_geo_instance

これは、あるジオメトリをトランスレート、スケール、および回転させるジオメトリ シェーダのインスタンスを構成し、ソース ジオメトリのインスタンスのみを唯一のメンバーとして含むグループを返します。ベース シェーダがリストの一部にあり結果がゼロでない場合には、新しいグループは作成されません。代わりに生成されるグループにインスタンスが追加されます。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

mib_geo_instance_mlist

mib_geo_instance と同じですが、新しい配列が 2 つ以上のメンバーを持つ場合には、新しいインスタンス内のマテリアル リストに変換されるマテリアル配列を受け入れます。インスタンス化したオブジェクトがタグ付けされている(つまり、オブジェクトのポリゴンやサーフェスにマテリアル配列の索引として整数が付いている)場合、マテリアル リストは便利です。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

mib_geo_sphere

所定の数の U および V サブディビジョンを持ち、原点を中心としたポリゴン球を生成します。球は Z 軸(横軸)上の v_subdiv サブディビジョンと XY プレーン(縦軸)上の u_subdiv サブディビジョンに細分化されます。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

mib_geo_square

面積が 1 で原点を中心とし、正の Z 軸に向かう法線を持つ正方形を生成します。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

mib_geo_torus

XY プレーンに置かれ、中心が原点にあるポリゴンのトーラスを生成します。トーラスは 2 つの円で定義され、小さい円が大きい円の中心を回転している形状を指します。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

輪郭格納(Contour Store)

輪郭格納シェーダはイメージ サンプルに保存する情報の種類を決定します。この情報によって、輪郭コントラストシェーダは 2 つのサンプルがその間に輪郭線を置くほど異なっているかどうかを判断します。

contour_store_function

このシェーダは交差ポイント、法線、マテリアル タグ、オブジェクト ラベル(タグ)、トライアングル インデックス、カラー、および拡散レベルと反射レベルを返します。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

contour_store_function_simple

この contour store 関数はマテリアル タグのみを保存します。オブジェクトのアウトラインがシンプルな輪郭を持つ必要がある場合には、このシェーダで輪郭を超高速で計算できます。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

輪郭コントラスト(Contour Contrast)

contour_contrast_function_levels

サンプル範囲内で閾値を調整できます。2 つのポイントのサンプル値の差が指定した閾値より大きい場合、ポイント間に輪郭を描きます。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

contour_contrast_function_simple

このシェーダは既定のコントラスト定義を使用します。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

輪郭シェーダ(Contour Shader)

これらのシェーダは、アニメのようなレンダリングを生成するのに使用できます。輪郭コントラスト シェーダが輪郭を描く位置を決定すると、輪郭シェーダが輪郭のカラーと幅(さらにオプションで動き、法線、マテリアル タグ、ラベル)を決定します。

contour_shader_combi

depthfade、layerthinner と widthfromlight の輪郭シェーダを組み合わせたものです。

輪郭の幅はバックグラウンドにフェードインし( near_width から far_width へ)、カラーは near_color から far_color にフェード インします。輪郭の幅とカラーは ramp 関数によって距離 near_zfar_z のあいだで変化します。光線が通過したそれぞれのレイヤについて、要素が幅に乗ぜられます。要素が指定されていない場合、幅はレイヤから影響されません。光源が指定されている場合、幅も光源の方向に関するサーフェスの法線に影響されます。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

contour_shader_curvature

曲率(サーフェス方向の変化)に影響される幅を持つ輪郭を描くシェーダです。

2 つの法線がほぼ逆方向にある場合、そのあいだの max_width に近い幅を持つ輪郭が得られます。法線のあいだの角度が減少すると、輪郭の幅は min_width に近づくように狭まります。(幅が完全に min_width になることはありません。これは、contour contrast 関数が ndelta の角度よりサーフェスの曲率が小さくなる輪郭は生成せず、輪郭をすべてのオブジェクトに収めずに ndelta をゼロに設定することはできないためです)。

深度の差が大きくなるオブジェクトのエッジでは、最大の輪郭幅が用いられます。論理的には、幅は角度 0 で最小に、角度 180 で最大になります。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

contour_shader_depthfade

near と far のパラメータ セットで指定した 2 つの値の間でリニアに補間されたカラーと幅を持つ輪郭が描かれます。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

contour_shader_factorcolor

このシェーダは輪郭をなぞったオブジェクトのカラーと合わせたカラーを持つ輪郭を異なった明度(より暗め)で描きます。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

contour_shader_framefade

このシェーダはフレーム番号にリニアに依存するカラーと幅を持つ輪郭を描きます。2 つのフレーム番号、カラー、幅が指定されます。フレーム番号が 1 つ目のフレーム番号より小さい場合、1 つ目のカラーと幅が使用されます。フレーム番号が 2 つ目のフレーム番号より大きい場合、2 つ目のカラーと幅が使用されます。フレーム番号が間にある場合、2 つのカラーと幅のリニア補間が用いられます。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

contour_shader_layerthinner

この輪郭シェーダを使用すると、その上に何層のマテリアルがあるのかによって輪郭の幅が変化します。マテリアルが上にある場合、その輪郭はパラメータで指定した幅を持ちます。上にマテリアルが乗るごとに、パラメータで制御可能な係数で幅は減少していきます。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

contour_shader_randomtransparency

指定した値に基づき、ランダムな透明度で輪郭が描かれます。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

contour_shader_randomwidth

指定した値に基づき、ランダムな幅で輪郭が描かれます。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

contour_shader_simple

contour_shader_simple が用いられた場合に一定のカラーと幅が適用されるシンプルな輪郭です。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

contour_shader_widthfromcolor

contour_shader_widthfromcolor 輪郭シェーダを使用すると、マテリアルの輪郭は、マテリアルのカラーに依存する厚みを持ちます。厚みは赤、緑、および青のカラー バンドで決まります(1 を超えた場合、最大値は 1 となります)。カラーの明度が高いと輪郭は目に見えず、カラーが暗くなると輪郭は広くなります。明るい色では輪郭の幅が最小に、暗い色で最大になります。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

contour_shader__widthfromlight

サーフェスの法線と光源方向が作る角度に依存した幅を持つ輪郭が描かれます。輪郭の厚みは、サーフェスが直接光源方向を向いている場合の min_width から、光源の反対方向を向いている場合の max_width にまで段階的に増加します。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

contour_shader_widthfromlightdir

このシェーダは contour_shader__widthfromlight を変化させたものです。暗示的に方向を提示するライトではなく、方向そのものを明示的に受け取ります。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

contour_shader_silhouette

このシェーダは、オブジェクトのシルエットに輪郭を与えます。これは contour contrast 関数でオブジェクト内部にも輪郭が存在することを定義した場合であっても機能します。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

contour_shader_maxcolor

このシェーダは、輪郭の両サイドで 2 つのマテリアル カラーの最大値(各カラー バンド内)を取ります。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

輪郭出力(Contour Output)

輪郭出力シェーダは標準イメージの計算が終わると呼び出されます。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

contour_only

カラー フレーム バッファ内の所定のバックグラウンド カラーを持つ輪郭イメージを生成し、レンダーされたカラー イメージを破棄します。レンダー設定(Render Settings): mental ray タブ機能(Features)タブ輪郭(Contours)セクションにあるソースの非表示(Hide Source)も参照してください。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

contour_ps

輪郭出力(Contour Output)シェーダである contour_ps は、黒い輪郭を持つ PostScript コードを生成します。PostScript コードはファイル タイプ ps を指定する出力ステートメントを持つファイルに書き出せます。このシェーダはレンダーしたカラー フレーム バッファには感知しません。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

contour_composite

所定のソース上部に輪郭を描くレイヤです。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

サンプル合成(Sample Compositing)

mib_dielectric

屈折の一種で、追加の鏡面反射(スネルの法則)を持ちます。このシェーダは誘電性マテリアルの屈折のみを担当します。ハイライトは他のイルミネーション ノードに委ねられます。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

mib_opacity

所定の強さを持つ透明度レイを投影し、結果を入力カラーとマージします。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

mib_reflect

所定のカラーの透明度レイを投影し、結果を入力カラーとマージします。イルミネーション(おそらくは別のベースシェーダによる屈折と透明度も利用して)を作り出すベース シェーダに反射エフェクトを追加するのに使用します。反射光が投影されない場合(トレース深度が深すぎる、あるいはシェーダによる反射光が機能していない、またはパラメータがトレースしないに設定されている)、可能であれば環境をサンプリングしてください。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

mib_refract

ある屈折指数を持つ所定のカラーの屈折光線を投影し、結果を入力カラーとマージします。屈折指数は mib_refraction_index など、適切な状態変数に保存される別のベース シェーダを使っても計算可能です。イルミネーションを作り出すベース シェーダに屈折効果を追加するのに使用します。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

mib_refraction_index

当たったオブジェクトに光線が入るか離れるかを、親の光線のスキャン(法線ベクトルではなく)に基づいて決定します。屈折指数の比(入射で割った出射)が返されます。副作用として、入射および出射の屈折指数が状態(それぞれ、ior_in および ior)に保存され、光線がオブジェクトに入る場合は現在のボリューム シェーダが屈折ボリュームに変化します。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

mib_transparency

所定のカラーの透明度レイを投影し、結果を入力カラーとマージします。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

mib_twosided

ジオメトリのどちらの面に当たるかによって、1 つまたはもう一方の入力カラーを選択します。これは通常、別の 2 つのマテリアル シェーダをフロントとバックのパラメータに割り当てて、多重化マテリアル シェーダとして用いられます。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

データ変換(Data Conversion)

mib_color_alpha

アルファ コンポーネントだけを取り出すか、RGB を平均するか、緑を強調して赤を差し引いて表現する生理学的なカラー モデルによって RGB をウェイト付けするかして、カラーを RGBA グレースケールに変換します。その結果得られるグレースケールの値はスカラー量としても使用できます。返される R、G、B、および A の要素は同一の値を持ちます。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

mib_color_average

mib_color_alpha を参照してください。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

mib_color_intensity

mib_color_alpha を参照してください。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

mib_color_interpolate

スカラー量またはカラーを与えると、マルチカラー マップのルックアップと補間を実行します。マップは最大 8 つのカラーの集合です(配列ではない)。実際のカラー数はパラメータで指定します。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

mib_color_mix

ベース カラーと最大 8 つの入力を受け入れます(正確な数はパラメータで指定します)。それぞれの入力は、入力カラー、ウェイト付きスカラー、およびモードから成ります。入力は連続で評価されます。それぞれの評価は 1 つ前の評価に基づいて計算されます(最初は既定値で透明の黒になるベース カラーから開始)。

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

mib_color_spread

このノードのアトリビュートの詳細については、Maya ヘルプの『mental ray シェーダ リファレンス』マニュアルを参照してください。

その他(Miscellaneous)

mentalrayPhenomenon

フェノメナを作成しロードすると、ここにノードが表示されます。フェノメナを参照してください。

writeToColorBuffer、writeToDepthBuffer、writeToVectorBuffer、and writeToLabelBuffer

マルチ レンダー パスを持つこれらのシェーダを使用します。パスの詳細については、マルチレンダー パスを参照してください。

writeToColorBuffer シェーダ、writeToDepthBuffer シェーダ、writeToVectorBuffer シェーダ、writeToLabelBuffer シェーダをシェーディング ネットワークに追加して、フレーム バッファにデータを書き込みます。入出力フレーム バッファのタイプに応じて適切なシェーダを選択します。たとえば、writeToColorBuffer は入力としてカラーを受け取り、タイプ カスタム カラーのフレーム バッファに書き込みます。

これらのシェーダの詳細については、mental ray レンダー パスのユーティリティ シェーダを参照してください。