アトリビュートをペイント可能にする

 
 
 

ペイント可能アトリビュートはノード アトリビュートの一種で、Maya の makePaintable コマンドを使用してペイント可能と登録されているものです。登録したアトリビュートはユーザ プリファレンスに格納されるので、Maya での別々のセッションでも、またペイント アトリビュート ツール(Paint Attributes Tool)を使用する場合はいつでも、ペイントすることができます。アトリビュートは 1 度だけ、ペイント可能と登録する必要があります。アトリビュートをペイント可能に設定した後、ペイント アトリビュート ツール(Paint Attributes Tool)を使用して、選択されたサーフェス上にそのアトリビュートを自動的に表示することができます。

ペイント アトリビュートは、transform ノード(pPlane1)ではなく、シェイプ ノード(pPlaneShape1)に追加します。

例:

// Add an attribute to paint
select pPlaneShape1; 
addAttr -ln "paintAttr" -dataType "doubleArray"; 
// Make it paintable 
makePaintable "mesh" "paintAttr"; 

ペイント可能アトリビュートを登録する

アトリビュートをペイント可能として登録するには、次のコマンドを使用します。

makePaintable [flags] <nodeType> <attrName>
nodeType

ペイント可能にするアトリビュートが含まれるノード タイプ名。

attrName

ペイント可能に設定するアトリビュート名。

フラグ

-sm/shapeMode string

このフラグでは、ペイント可能なノードの組み合わせがペイントされるシェイプによって異なる場合にコールされる関数が定義されます。このフラグは multi タイプのアトリビュートで使用されます。ここで、最初の multi はシェイプインデックス(たとえば、クラスタ ノード)に対応します。現在、サポートされている関数は deformer だけです。既定では、このフラグは空で、シェイプの頂点に関連したペイント可能なアトリビュートの直接インデックスがあることを表します。

-aa/altAttribute string

同じ値を受け取る代替アトリビュートを定義します。このフラグは何度でも使用できます。

-ui/uiName string

ペイント アトリビュート ツール(Paint Attributes Tool)設定エディタや右クリックしたときに現れるメニューに表示されるペイント可能な新しいアトリビュートの名前を定義します。既定値はアトリビュート名です。

-at/attrType string

ペイント可能なアトリビュートのタイプを定義します。doubleArray、multiVector、multiDblArray というタイプがサポートされています。

  • particle.mass をペイント可能にします。
    makePaintable -attrType "doubleArray" "particle" "mass";
    
  • ユーザ インタフェース myGoalPP を使用して、particle.goalPP をペイント可能にします。また、同時に、goalPP0 アトリビュートをペイント可能にします。
    makePaintable -ui "myGoalPP" -altAttribute "goalPP0" -attrType "doubleArray" "particle" "goalPP";
    
  • weightGeometryFilter.weights をペイント可能にします。weightGeometryFilter をデフォーマ ノードとして定義します。
    makePaintable -sm "deformer" "weightGeometryFilter" "weights";