ペイント エフェクトは非常に高性能で複雑なプログラムです。ペイント エフェクトを正しくご使用いただくために、最初に次のチェックリストに従って確認と準備作業を行ってください。
現在のところ、エフェクトをペイントできる対象は、ビュー プレーン(カメラ ビューに対して正規直交する平面)、パース ビューのグリッド プレーン、NURBS またはポリゴン サーフェスに限定されています。
サブディビジョン サーフェスには 3D エフェクトはペイントできませんが、3D ペイント ツール(3D Paint Tool)を使用してこのようなサーフェスに 2D エフェクトをペイントしたり、ペイント エフェクトを使用して作成したテクスチャをポリゴン サーフェスに適用することができます。以下のワークフローを使用することもできます。
Maya のセッション中にペイント エフェクトを使用するには、ペイント エフェクト モジュールをロードしておく必要があります。インストール時の既定の設定ではペイント エフェクトが自動的にロードされるようになっていますが、ロードされない場合は、次の手順を実行してください。
Maya を起動すると、ペイント エフェクトとペイント エフェクトシェルフが自動的にロー ドされます。レンダリング(Rendering)メニュー セットにはペイント エフェクトメニュー が追加され、パネル > パネル(Panels > Panel)メニューにはペイント エフェクトパネルが追加されます。
ペイント エフェクト シェルフには、ペイント エフェクトのツールとブラシが含まれます。
Maya を初めてご使用になる場合、Windows および Mac OS X では、ペイント エフェクト シェルフは、Maya の他のシェルフ同様、自動的にロードされます。Linux では、Maya の起動パフォーマンスを大きく低下させるおそれがあるため、シェルフは既定でロードされません。Linux でこれらのシェルフをロードするには、既定のシェルフをロードする(『Maya の基本』マニュアル)の指示に従ってください。ペイント エフェクト シェルフのみをロードするには、下記のペイント エフェクト シェルフをロードするにはの指示に従ってください。
loadNewShelf "shelf_PaintEffects.mel"; saveAllShelves $gShelfTopLevel;
mayapath/brushes (Windows および Linux)または mayapath/Maya/Contents/brushes (Mac OS X)フォルダには 200 以上のプリセット ブラシが用意されています。
ペイント エフェクトを最初にロードしたときには、プリセット ブラシの小さなサブセットはペイント エフェクトシェルフで使用できますが、プリセット ブラシはバイザー(Visor)からアクセスします。プリセット ブラシをペイント エフェクト シェルフやその他のシェルフにドラッグ & ドロップすれば、容易なアクセスが可能になります。
ペイント エフェクト(Paint Effects)の下記の機能については、ホットキー エディタ(Hotkey Editor) (ウィンドウ > 設定/プリファレンス > ホットキー エディタ(Window > Settings/Preferences > Hotkey Editor))でホットキーが定義されています。
ペイント エフェクトメニューの各オプション用のホットキーを定義するほかに、ホットキー エディタ(Hotkey Editor)の Paint Effects カテゴリでホットキーを設定して次の処理を実行することができます。
ホットキーの定義の詳細については、ホットキーエディタ(Hotkey Editor) (『Maya の基本』マニュアル)を参照してください。