ソフト選択(Soft Selection)を使用し、グローバルまたはオブジェクトごとのいずれかの方法で複数のメッシュに作用させることができます。
減衰モード(Falloff mode)をグローバル(Global)に設定すると、1 つのオブジェクトから別のオブジェクトへのスムーズな変換を行うことができます。たとえば、以下の図では、球の底の頂点だけが選択されていますが、トランスレート時にはプレーンも影響を受けます。
グローバル(Global)設定をオンにすると、密度の異なるサーフェスだけでなく、ポリゴンや NURBS など種類の異なるサーフェスもスムーズに変換できます。以下の例では、ポリゴン プレーン、密度の高いポリゴン プレーン、NURBS プレーン、NURBS カーブ間をスムーズに変形させるためにソフト選択(Soft Selection)を使用しています。
グローバル(Global) ソフト選択では、すべての減衰設定が反映されます。
セレクション マスクを使用すると、作用の対象外にするオブジェクト タイプをオフにして、グローバル ソフト選択が作用するオブジェクトのタイプを制限できます。ディスプレイ レイヤ(Display Layers)を使用して、新しいレイヤに作用の対象外にするオブジェクトを配置し、そのレイヤをテンプレートまたは参照にしても、同じようにできます。
減衰モード(Falloff mode)をオブジェクト(Object)に設定すると、オブジェクト自体は変形させずに、シーン内のオブジェクトを徐々に移動、回転、スケーリングさせることができます。たとえば、次の画像ではオブジェクト(Object)ソフト選択をオンにしてすべての木を選択して右側に移動することで、木が密集した森をまばらにします。これにより、ひと塊りのオブジェクトの形を変えることができます。
複数のオブジェクトを回転またはスケーリングすることで、個々のピボットを中心にトランスフォームできます。グローバル(Global)ソフト選択と同じように、タイプの異なるオブジェクトを同時にソフト選択できます。