デフォーマ オプションの詳細設定

 
 
 

変形順序(Deformation Order)

次のオプションの 1 つを選択します。

既定(Default)

デフォーマは、変形されたシェイプの前に(入力として)配置されます。

既定(Default)は、デフォーマがヒストリのないシェイプ(Shape)ノードに作用しない限り、直前(Before)と同じになり、ヒストリのないシェイプ ノードに作用する場合は直後(After)と同じ順序になります。

既定値を指定してオブジェクトに複数のデフォーマを作成した場合は、デフォーマを作成した順序と同じ順序の変形チェーンが形成されます。

直前(Before)

デフォーマは、変形可能なオブジェクトの変形されたシェイプのすぐ前に配置されます。オブジェクトのヒストリで、デフォーマは常に変形シェイプの直前に配置されます。

直後(After)

デフォーマは、変形可能オブジェクトのすぐ後に配置されます。直後は、オブジェクトのヒストリの中間位置に中間的なデフォメーション シェイプを作成する場合に使用することができます。直後を指定すると、オブジェクトのオリジナルのシェイプは表示されないので注意してください。

分割(Split)

デフォメーションを、2 つのデフォメーション チェーンに分割します。分割は、1 つのオブジェクトを同時に 2 方向に変形して、同じオリジナルのシェイプから 2 つの最終シェイプを作成する場合に使用します。

平行(Parallel)

デフォーマは、オブジェクトのヒストリの既存の入力ノードと平行に配置され、その後既存の入力ノードのエフェクトとそのデフォーマがブレンドされます。平行ブレンダ(Parallel Blender)ノード(既定の名称は parallelBlendern)は、既存の入力ノードのエフェクトと新しいデフォーマのエフェクトとをブレンドするノードで、最終シェイプの前に配置されます。

平行は、単一のオブジェクトに作用する複数のデフォーマのインフルエンスをブレンドする場合に便利です。たとえば、あるオブジェクトに対してベンド デフォーマを既定(Default)位置で適用した後に、サイン(Sine)デフォーマを平行(Parallel)位置で適用すると、オブジェクトに対する個々のデフォーマのインフルエンス(ウェイト)を直接制御してブレンドすることができます。parallelBlender ノードは各デフォーマに対してウェイト(Weight)チャネルを設定することができます。parallelBlender ノードのチャネルは編集することができます。

チェーンの前(Front Of Chain)

チェーンの前オプションは、ブレンド シェイプ デフォーマでしか使用できません。ブレンド シェイプ デフォーマは、通常、スキニングされたキャラクタにデフォメーション エフェクトを作成する場合に使用されます。チェーンの前を指定すると、ブレンド シェイプ デフォーマのデフォメーション エフェクトをスキニングのデフォメーション エフェクトの前に適用することができます。ブレンド シェイプ デフォーマのエフェクトを後で適用すると、スケルトンにポーズをつけるときに、好ましくない二重トランスフォーム現象が生じます。

チェーンの前(Front Of Chain)位置を指定すると、ブレンド シェイプ デフォーマは変形可能オブジェクトのヒストリ内のすべてのデフォーマ ノードとスキニング ノードの前、tweak ノードの後に配置されます。tweak ノードは、変形したオブジェクトをポイント微調整することができます。詳細については、オブジェクトをポイント微調整するを参照してください。

排他(Exclusive)

デフォーマ セットをパーティション内に置くかどうかを指定します。セットをパーティション内に配置すると、メンバがオーバーラップしません。オンに設定すると、使用できるパーティション(Partition To Use)新しいパーティション名(New Partition Name)のオプショ ンが使用可能になります。既定値はオフです。

使用できるパーティション(Partition To Use)

すべての既存のパーティションがリストされます。既定では新しいパーティションの作成(Create New Partition)が選択されています。新しいパーティションの作成を選択した場合、新しいパーティション名(New Partition Name)フィールドを編集して、新しいパーティションの名前を指定できます。(排他(Exclusive)をオンに設定している場合のみ)。

新しいパーティション名(New Partition Name)

デフォーマ セットを配置する新しいパーティション名を指定します。パーティションを作成していない場合は、deformPartition というパーティション名にすることをお勧めします。通常、deformPartition という名前のパーティションにすべての排他処理を行うデフォーマ セットを配置します。ただし、パーティションは必要な数だけ作成でき、名前も自由に付けられます。排他(Exclusive)をオンに設定した場合のみに使用可能です。