ダイナミック流体エフェクトを作成する

 
 
 

シミュレーションの再生時、Maya はコンテナ内の値に流体ダイナミクス ソルバを適用します。このとき、各タイム ステップで新しい値が計算され、グリッド内の古い値が新しい値で置き換えられます。

ダイナミック流体エフェクトとして作成できるエフェクトには、爆発、炎、煙、溶岩などがあります。水などの液体のような外観と動作を持つ流体エフェクトを作成することもできます。詳細については、液体シミュレーションの設定を参照してください。

基本的なダイナミック流体エフェクトのサンプルについては、『Maya スタートアップ ガイド』の流体エフェクトに関するレッスンの 1 と 3 を参照してください。また、バイザー(Visor)の流体のサンプルも参照してください。詳細については、流体サンプルを参照してください。

ダイナミック流体エフェクトを作成するには

  1. 流体コンテナを作成します。

    詳細については、流体コンテナを参照してください。

  2. ダイナミック グリッドに密度(Density)値を追加します。詳細については、グリッドへプロパティを追加するを参照してください。
  3. コンテナを選択し、アトリビュート エディタ(Attribute Editor)の fluidShape タブをクリックします。
  4. コンテンツの方法(Contents Method)速度(Velocity)オフ(ゼロ) (Off)以外に設定します。
    • 各タイム ステップで内部フォースが速度に作用するようにするには、速度をダイナミック グリッド(Dynamic Grid)に設定します。
    • 各タイム ステップで速度値が変化しないようにするには、グラディエント(Gradient)に設定し、どの値のグラディエントを使用するかを選択します。
    • 各タイム ステップで変化しない特定の速度パスを定義するには、スタティック グリッド(Static Grid)に設定し、グリッドに速度値を追加します。詳細については、グリッドへプロパティを追加するを参照してください。
  5. シミュレーションで温度(Temperature)燃料(Fuel)を使用する場合は、コンテナにそれらの値を追加します (温度燃料は爆発や燃焼のエフェクトに使用できます)。
  6. 流体にカラーを追加します。詳細については、流体へカラーを追加するを参照してください。
  7. Maya ウィンドウの下部にある再生コントロールを使用して、シミュレーションを再生します。

    ワイヤフレーム モードで作業している場合、流体は既定でパーティクルとして表示されます。レンダーしたときのシミュレーションを表示するには、シェーディング表示モードに切り替え、fluidShape アトリビュート エディタディスプレイ(Display)領域でシェーディング表示(Shaded Display)レンダリングのまま(As Render)に変更します。

    再生時間を短縮する方法については、 流体をキャッシュするを参照してください。

  8. 流体の外観と動作を修正します。詳細については、流体を変更するを参照してください。

流体をジオメトリと衝突させてジオメトリを移動させたり、ソフトボディに影響を与えたり、パーティクルと相互に作用させたりすることができます。詳細については、オブジェクトの相互作用を参照してください。流体オブジェクトをポリゴン メッシュに変換できます。詳細については、流体をポリゴンに変換するを参照してください。