ジャンプ先: 概要. 戻り値. 関連. フラグ. Python 例.
sets(
selectionList
, [addElement=name], [afterFilters=boolean], [clear=name], [color=int], [copy=name], [edges=boolean], [editPoints=boolean], [empty=boolean], [facets=boolean], [flatten=name], [forceElement=name], [include=name], [intersection=name], [isIntersecting=name], [isMember=name], [layer=boolean], [name=string], [noSurfaceShader=boolean], [noWarnings=boolean], [nodesOnly=boolean], [remove=name], [renderable=boolean], [size=boolean], [split=name], [subtract=name], [text=string], [union=name], [vertices=boolean])
注: オブジェクトの名前と引数を表す文字列は、カンマで区切る必要があります。これはシノプシスに示されていません。
sets は、取り消し可能、照会可能、および 編集可能 です。
このコマンドは、セットを作成したり、セットの状態を照会したり、あるいは
操作を実行してセットのメンバー関係を更新したりするために使用します。セットは、オブジェクト、アトリビュート、またはオブジェクトの
コンポーネントの任意の集まりを論理的にグループ化したものです。セットは、ディペンデンシー ノードです。セットのメンバー関係は、オブジェクトからセットへの
接続によって定義されます。セットは、Maya 全体で多くの方法で使用されます。オブジェクトに対するマテリアル プロパティやライトの関連付けを定義したり、
オブジェクトのブックマークや
名前付きコレクション、キャラクタ、デフォメーション操作によって
変形されるコンポーネントを定義したりする際にセットを使用します。セットは、任意の数のパーティションに接続できます。パーティションは、
パーティション内の各セットに相互排他性を持たせるためのノードです。つまり、パーティション内のいずれかのセットに含まれているオブジェクトが、
同じパーティション内の別のセットのメンバーになることはできません。いずれかのフラグが無い場合は、sets コマンドは「set#"(# は整数)という既定名でセットを作成します。コマンド ラインに項目が指定されていない場合は、
現在選択している項目がセットに追加されます。-em/empty フラグを使用すると、空のセットを作成し、
選択した項目をセットに追加しないようにすることができます。メンバー関係について特定の制約を持つセットを作成できます。レンダリング可能なオブジェクト(NURBS ジオメトリやポリゴンメッシュのフェースなど)だけをセットのメンバーにできる「renderable」セットや、頂点(または制御点)、エディト ポイント、エッジ、またはフェースといったタイプのコンポーネントだけをセットのメンバーにできるセットを作成できます。このようなセットでは、有効なタイプのコンポーネントを持つオブジェクトを
セットに追加する場合に、オブジェクトではなく
オブジェクトのコンポーネントがセットに追加されるので注意してください。セットには、頂点セットを作成するときのみに使用する
関連カラーを含めることができます。カラーは、カラー プリファレンスに定義されている
8 つのユーザ定義カラーの中から 1 つを指定できます。このカラーを使用すると、たとえば特定のデフォメーションによって
どの頂点が変形されているかを識別できます。次の 3 つのいずれかのフラグを使用すると、
オブジェクト、コンポーネント、またはアトリビュートを
セットに追加できます。-add/addElement フラグは、相互排他性の制約に反しない限り、
セットにオブジェクトを追加します。追加できない項目がある場合、コマンドは失敗します。-in/include フラグは、追加できる項目だけを追加し、追加できない項目については警告メッセージを表示します。-fe/forceElement フラグは、セットにすべての項目を追加しますが、そのセットと同じパーテション内のその他のセットにある項目を除去します。セットには複数の操作があり、sets コマンドと共に実行できます。メンバーシップを照会したり、項目がセット内にあるかどうかのテストや、
2 つのセットが同じ項目を共有しているかどうかのテストを実行できます。また、操作の結果としてセットのメンバー リストを返す、セットの論理和(Union)、論理積(Intersection)、論理差(Difference)を実行することもできます。
| string | 作成操作(作成または編集されたセットの名前) |
| string[] | 照会操作(セット内の項目名) |
| boolean | isIntersecting および isMember 操作 |
照会モードでは、戻り値のタイプは照会されたフラグに基づきます。
character, listSets, partition
addElement, afterFilters, clear, color, copy, edges, editPoints, empty, facets, flatten, forceElement, include, intersection, isIntersecting, isMember, layer, name, noSurfaceShader, noWarnings, nodesOnly, remove, renderable, size, split, subtract, text, union, vertices
| ロング ネーム(ショート ネーム) |
引数タイプ |
プロパティ |
name(n)
|
string
|
|
|
新しいセットの名前として文字列を割り当てます。このフラグは、新しいセットを作成する操作のみに有効です。
|
|
text(t)
|
string
|
 
|
|
|
empty(em)
|
boolean
|
|
|
作成されるセットが空でなければならないことを示します。つまり、セットに追加するオブジェクトを識別する引数はいずれも無視されます。このフラグは、新しいセットを作成する操作のみに有効です。
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|
color(co)
|
int
|
 
|
|
セットのハイライト カラーを定義します。値は [-1, 7] の範囲の値(いずれかのユーザ定義カラー)である必要があります。-1 は、カラーが未定義で、影響がないことを示します。頂点セットの頂点だけがこのカラーで表示されます。
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|
layer(l)
|
boolean
|
|
|
|
vertices(v)
|
boolean
|

|
|
新しいセットに頂点だけを含めることができることを示します。このフラグは、作成モードまたは照会モードのみに使用します。既定値は false です。
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|
edges(eg)
|
boolean
|

|
|
新しいセットにエッジだけを含めることができることを示します。このフラグは、作成モードまたは照会モードのみに使用します。既定値は false です。
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|
facets(fc)
|
boolean
|

|
|
新しいセットにファセットだけを含めることができることを示します。このフラグは、作成モードまたは照会モードのみに使用します。既定値は false です。
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|
editPoints(ep)
|
boolean
|

|
|
新しいセットにエディットポイントだけを含めることができることを示します。このフラグは、作成モードまたは照会モードのみに使用します。既定値は false です。
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renderable(r)
|
boolean
|

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|
このフラグは、特殊なタイプのセットを作成することを示します。このタイプのセット(objectSet とはまったく異なる shadingEngine)には、ライトやジオメトリなどのレンダリング可能な要素だけを含めることができるという、メンバー関係に関する特定の制約があります。作成時に、これらのセットはシェーディング グループとして参照され、「renderPartition」ノードに自動的に接続されます(セットのメンバーとパーティションのその他のセットとの相互排他性を確保するため)。このフラグは、作成モードまたは照会モードのみに使用します。既定値は false で、通常のセットを作成することを意味します。
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noSurfaceShader(nss)
|
boolean
|
|
|
セットがレンダリング可能な場合、
セットを既定のサーフェス シェーダ マテリアルに接続しません。レンダリング不可能なセットの場合は、フラグに意味または効果はありません。このフラグは作成モードのみに使用します。既定値は false です。
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copy(cp)
|
name
|
|
|
指定したセットのメンバーを新しいセットにコピーします。このフラグは作成モードのみに使用します。
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size(s)
|
boolean
|
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size フラグはセットの長さを照会する場合に使用します。
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subtract(sub)
|
name
|
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2 つのセットを比較して、2 番目のセットにはない 1 番目のセットのメンバーを返します。
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union(un)
|
name
|
|
|
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intersection(int)
|
name
|
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|
リストのセットすべてのメンバーである項目のリストを返します。
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clear(cl)
|
name
|
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指定したセットからすべての項目を除去してセットを空にします。
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flatten(fl)
|
name
|
|
|
指定したセットの構造を平らにします。つまり、指定したセットに含まれているすべてのセットをセットのメンバーで置き換えて、
セットにその他のセットではなくその他のセットのメンバーが含まれるようにします。
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nodesOnly(no)
|
boolean
|
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このフラグは、-q/query フラグと一緒に使用できますが、
照会可能な別のフラグと一緒に使用した場合は無視されます。このフラグは、セットのメンバー関係の照会結果を修正して、ノードのアトリビュート(sphere1.tx など)またはコンポーネントがセットに含まれているときにノードだけがリストされるようにします。セットにノードのアトリビュートまたはコンポーネントが複数存在する場合、
各ノードは一度だけリストされます。
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isIntersecting(ii)
|
name
|
|
|
リスト内の各セットが共通のメンバーを持っているかどうかをテストします。
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isMember(im)
|
name
|
|
|
指定した項目すべてが指定したセットのメンバーであるかどうかをテストします。
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|
split(sp)
|
name
|
|
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項目リストを持つ新しいセットを作成し、
指定したセットから項目リスト内の各項目を除去します。
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noWarnings(nw)
|
boolean
|
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セットに無効な項目を追加しようとするときなどに、
警告メッセージを報告しないことを示します(UI で使用)。
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addElement(add)
|
name
|
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指定したセットに項目のリストを追加します。一部の項目が編集対象のセットと同じパーティション内の別のセットにあるために
それらの項目をセットに追加できない場合、コマンドは失敗します。
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include(include)
|
name
|
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指定したセットに項目のリストを追加します。セットに追加できない項目がある場合は、警告が発せられます。これは、-add/addElement 操作よりも厳密性に欠けます。
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remove(rm)
|
name
|
|
|
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forceElement(fe)
|
name
|
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編集モードのみで使用してください。項目を強制的にセットに追加します。指定したセットと同じパーティション内の別のセットにその項目がある場合、
メンバー関係の観点からパーティション内の各セットの相互排他性を保つために、
その項目は別のセットから除去されます。
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afterFilters(af)
|
boolean
|
|
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既定の状態は false です。このフラグは編集モードのみに有効です。このフラグは、スカルプト、ラティス、ブレンドシェイプなどのデフォーマが適用されるセットに対して使用します。既定の編集モードでは、デフォーマが適用されるグループのメンバー関係が編集されます。グループを編集するがデフォーマのメンバー関係を変更しない場合は、このフラグを true に設定します。
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フラグはコマンドの作成モードで表示できます
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フラグはコマンドの編集モードで表示できます
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フラグはコマンドの照会モードで表示できます
|
フラグに複数の引数を指定し、タプルまたはリストとして渡すことができます。
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import maya.cmds as cmds
# create some objects
cmds.sphere( n="sphere1" )
cmds.cone( n="cone1" )
# create a set with whatever is currently active
cmds.select( 'sphere1' )
newSet1 = cmds.sets()
cmds.select( 'cone1' )
newSet2 = cmds.sets()
# Query the members of a set
cmds.sets( newSet1, q=True )
# create a set which contains two sets
cmds.sets( newSet1, newSet2, n="setOfSets" )
# To select a set, the -noExpand flag must be used. Otherwise
# the members of a set are selected instead.
cmds.select( newSet1, noExpand=True )
cmds.ls( selection=True )
# Select the members of a set
cmds.select( newSet1 )
cmds.ls( selection=True )
# Create a vertex set named ballVertices. This will contain
# all the vertices of the sphere.
cmds.sets( 'sphere1', n="ballVertices", v=1 )
cmds.select( 'ballVertices' )
# Return the union of two sets
cmds.sets( newSet2, un=newSet1 )
# Test whether a list of sets have common members
cmds.sets( 'ballVertices',ii=newSet1)
# Test whether the sphere is a member of the set
cmds.sets('sphere1',im=newSet1)
# Remove the sphere from a set
cmds.sets( 'sphere1', rm=newSet1 )
# Test again whether the sphere is a member of the set
cmds.sets( 'sphere1', im=newSet1 )