ジャンプ先: 概要. 戻り値. フラグ. Python 例.

概要

attrCompatibility( [string [string]] , [addAttr=boolean], [clear=boolean], [dumpTable=boolean], [enable=boolean], [nodeRename=string], [pluginNode=string], [removeAttr=boolean], [renameAttr=string], [type=string], [version=string])

注: オブジェクトの名前と引数を表す文字列は、カンマで区切る必要があります。これはシノプシスに示されていません。

attrCompatibility は、取り消し可能、照会不可能、および 編集不可能 です。

Maya ではこのコマンドを使用して、2 つのバージョン間の差違を記述する仕組みを提供することにより、ファイル フォーマット バージョン間の互換性問題を処理します。プラグイン ライタでこのコマンドを使用して、ファイルへのアトリビュートの互換性変更を処理できます。

1 つめのオプションのコマンド引数はノードの名前で、2 つめのオプションのコマンド引数はアトリビュートの名前です。

告: このコマンドは、プラグインとして記述したノードの名前やアトリビュートの変更を記述する場合にのみ使用します。組み込みのディペンデンシー グラフ ノードに関する情報の変更には、このコマンドを使用しないでください。プラグイン ノードでのアトリビュートの除去は、例外的に行われます。attrCompatibility コールを pluginNode フラグとともに個別に使用し、プラグインがロードされなくてもこれらのアトリビュートを追跡できるような名前を付けます。

戻り値

なし

フラグ

addAttr, clear, dumpTable, enable, nodeRename, pluginNode, removeAttr, renameAttr, type, version
ロング ネーム(ショート ネーム) 引数タイプ プロパティ
addAttr(a) boolean create
指定したノードに指定したアトリビュートを追加します。
clear(clr) boolean create
互換性テーブルをクリアします。これは、デバッグを目的として内部的にのみ使用されます。
dumpTable(dmp) boolean create
互換性テーブルの現在のコンテンツをダンプします。これは、デバッグを目的として内部的にのみ使用されます。
enable(e) boolean create
互換性テーブルを有効または無効にします。これは、デバッグを目的として内部的にのみ使用されます。
nodeRename(nr) string create
すべてのノード タイプ 'nodeName' を、指定した文字列で置き換えます。
renameAttr(r) string create
指定したノードの指定したアトリビュートの名前を、指定した文字列で変更します。
removeAttr(rm) boolean create
指定したアトリビュートを指定したノードから除去します。
type(typ) string create
指定したアトリビュートのタイプを、指定したタイプに変更します。
version(v) string create
後続コマンドのバージョン ターゲットを、指定した文字列に設定します。
pluginNode(pn) string create
文字列引数をプラグイン ノード タイプとして登録します。これは、アンロードしたプラグインのノード アトリビュートを参照する後続の attrCompatibility コールに対して必要となります。これは特に、アトリビュートが除去されている場合に有効となります。

フラグはコマンドの作成モードで表示できます フラグはコマンドの編集モードで表示できます
フラグはコマンドの照会モードで表示できます フラグに複数の引数を指定し、タプルまたはリストとして渡すことができます。

Python 例

import maya.cmds as cmds

# Rename '.x' attributes in old files to '.tx' for all nodes
# of type 'transform'
#
cmds.attrCompatibility( 'transform', 'x', r='tx' )
# Rename the old 'group' node to the new 'transform' node
#
cmds.attrCompatibility( 'group', nr='transform' )
# This will cause all subsequent attrCompatibility calls to translate
# files from older versions to version 1.0.
#
cmds.attrCompatibility( v='1.0' )