コマンド ラインからのレンダリング
 
 
 

シーン ファイルを単一フレームとアニメーションのどちらでレンダーするか決定します。シェルまたはコマンド ラインからレンダーすることができます。レンダーする前に、Maya も含めてすべてのアプリケーションを閉じて、レンダリングに使用できるメモリ量を最大にした方が良いでしょう。

コマンド ラインからレンダーする場合には、レンダー設定(Render Settings)の一部をオーバーライドするフラグを設定すると、テスト レンダー中の時間を節約することができます。

詳細については、コマンド ラインからレンダーする(『レンダリング ユーティリティ』マニュアル)を参照してください。

レンダラ固有の情報を入手するには

  1. 以下を入力してください。
    Render -r rendername -help
    

    rendername にはレンダラの名前が入ります。

    使用できるオプションは次のとおりです。

    • mr = mental ray
    • sw = ソフトウェア レンダラ
    • hw = ハードウェア レンダラ
    • vr = ベクター レンダラ
    • file = ファイルの中で指定されているレンダラ
      注:

      ファイルに関するヘルプを確認すると(-r file -help)、特定のレンダラではなくすべてのレンダラに共通のフラグだけが表示されます。レンダラ固有の情報が必要な場合は、レンダラを特定する必要があります。

すべてのフラグには短い説明が付いています。各フラグは、レンダー設定(Render Settings)ウィンドウの適切なセクションに対応しています。各オプションの詳細については、レンダー設定のドキュメントを参照してください。

シェルまたはコマンド ラインからコマンド ライン レンダー オプションの完全なリストを取得するには

  1. 以下を入力してください。
    Render -help
    

特定のレンダラを使用してシェルまたはコマンド ラインからシーンをレンダーするには

  1. 以下を入力してください。
    Render -r <renderername> <options> 
     scene
    ヒント:render コマンドを発行して、シーン ファイルの配置場所を指定する場合は、必要に応じて -proj フラグを使用してください。例:

    Render <options> <projName> scene -proj

ファイル内で指定したレンダラを使用してシェルまたはコマンド ラインからシーンをレンダーするには

  1. ファイル内で指定したレンダラがシーンのレンダーに使用されます。

    以下を入力してください。

    Render -r file
    

ユーザ定義領域レンダリングを使用してバッチ レンダーを行うには

  1. -reg フラグを使用します。例:
    render -r mr -reg 0 100 0 100 scene.ma
    

    -reg 0 100 0 100 は、レンダーする領域をピクセルで(左、右、最上部、最下部)示します。

    上記のコマンドは、シーンの左下隅 100 x 100 ピクセル領域をレンダーします。