ネームスペースを削除する
 
 
 

特定のネームスペースからノードを削除してから、予約したネームスペースをシーンから完全に削除することが必要になる状況があります。たとえば、次のような状況です。

ネームスペース エディタ(Namespace Editor)または namespace MEL コマンドを使用してネームスペースを削除できます。

ネームスペース エディタを使ってネームスペースを削除する

  1. ネームスペースを使用するオブジェクト/ノードを選択して、ノードのネームスペースを決定します。

    オブジェクト/ノードのネームスペースがチャンネル ボックス(Channel Box)アウトライナ(Outliner)にハイライト表示されます。たとえば、ネームスペースを割り当てたオブジェクトの名前は次のように表示されます。

    spaceJunk:pSphere1
    
  2. ネームスペース エディタ(Namespace Editor)で削除するネームスペースを選択します。
  3. 削除(Delete)ボタンをクリックします。

    削除するネームスペースにノードが含まれている場合はネームスペース削除の確認(Confirm Namespace Deletion)ウィンドウが表示されます。

  4. ネームスペース削除の確認ウィンドウで次のいずれかをクリックします。
    • 内容をペアレントに移動(Move contents to parent)は、ネームスペースを削除し、その削除したネームスペースに含まれていたノードを即座にペアレント ネームスペースへ移動します。
    • 内容の削除(Delete contents)は、ネームスペースとネームスペースに含まれているノードを削除します。

MEL コマンドを使用してネームスペースを削除する

次の 2 つのプロシージャでは、namespace MEL コマンドを使用してシーンの既存のネームスペースからノードを削除し、次に予約済みのネームスペースを削除する方法を示します。

シーンのすべてのノードに対して指定したネームスペースを削除するには

  1. ネームスペースを使用するオブジェクト/ノードを選択して、ノードのネームスペースを決定します。

    選択したオブジェクト/ノードのネームスペースは、チャンネル ボックス(Channel Box)アウトライナ(Outliner)などに表示されます。割り当てられたネームスペースを持つオブジェクトの名前が次のように表示されます。

    spaceJunk:pSphere1
    

    この例では、ネームスペースが spaceJunk になります。

  2. コマンド ラインに次のテキスト文字列を入力して、ネームスペース spaceJunk 内に存在するノードをデフォルト ネームスペースに移動します。
    namespace -mv “spaceJunk” “:” -f
    

    spaceJunk ネームスペースを持っていたノードは指定されたネームスペースを持たなくなります。ここで、: はデフォルト ネームスペースを示し、-f フラグはネーミング コンフリクトが発生しても強制的にコマンドを実行します。結果として、同一の名前のノードには増分番号が割り当てられます。

予約済みのネームスペースを削除するには、まずそのネームスペースに既存シーンのノードがないことを確認する必要があります。詳細については、上記のプロシージャを参照してください。

ファイルから予約済みのネームスペースを削除するには

  1. 予約済みのネームスペースを削除する前に、その名前を調べることが必要です。シーンのネームスペースの定義の詳細については、Maya ヘルプの namespaceInfo を参照してください。この例では、削除するネームスペースを spaceJunk とします。
  2. コマンド ラインに次のテキスト文字列を入力して、予約済みのネームスペース spaceJunk をシーンから削除します。
    namespace -rm “spaceJunk”
    
    注:

    ネームスペースには名前を付けることができないため、シーンで現在使用している既存のネームスペースと競合します。

関連項目