移動先: 概要 戻り値 フラグ. Python 例.

概要

turbulence( selectionList , [attenuation=float], [frequency=float], [magnitude=float], [maxDistance=linear], [name=string], [noiseLevel=int], [noiseRatio=float], [perVertex=boolean], [phase=float], [phaseX=float], [phaseY=float], [phaseZ=float], [position=[linear, linear, linear]])

注意: オブジェクト名や引数を表す文字列はカンマで区切ります。これは概要には示されていません。

turbulence は 「元に戻す」が可能、「照会」が可能、「編集」が可能 です。

乱気流フイールドは、対象となるオブジェクトのモーションに不規則性(「ノイズ」または「ジッタ」)を与えます。

connectDynamic を使用して、フィールドがダイナミック オブジェクトに影響を及ぼすようにします。

フィールドを作成すると、このコマンドは各フィールドの名前を返します。フィールドを照会すると、その結果を返します。フィールドを編集すると、フィールド名を返します。

オブジェクト名が提供されるか、アクティブなセレクション リストが空でない場合、このコマンドはリスト内の全オブジェクトのフィールドを作成し、addDynamic を呼び出してオブジェクトに追加します。リストが空の場合、コマンドのデフォルトは -pos 0 0 0 です。

コマンド ラインにオブジェクトを指定して -pos フラグを設定すると、エラーになります。

戻り値

string

戻り値の型は照会モードでは照会フラグが基になります。

フラグ

attenuation, frequency, magnitude, maxDistance, name, noiseLevel, noiseRatio, perVertex, phase, phaseX, phaseY, phaseZ, position
ロング ネーム(ショート ネーム) 引数型 プロパティ
position(pos) [linear, linear, linear] queryeditmultiuse
フィールドを配置する空間内の位置です。 フィールドはオブジェクトではなく、空間のこの位置に生成されます。-pos を使用する(位置でフィールド作成時)ことも、オブジェクト名を示すこともできることに注意してください。
magnitude(m) float queryedit
フィールドの強さです。 この値を大きくすると、影響を受けたオブジェクトの動きが速くなります。
attenuation(att) float queryedit
フィールドの減衰率です。
maxDistance(mxd) linear queryedit
フィールドが作用する最大距離です。
name(n) string queryedit
フィールドの名前です。
perVertex(pv) boolean queryedit
頂点ごとに適用します。このフラグが true に設定されている場合、選択したオブジェクトのそれぞれのポイント(CV、パーティクル、頂点など)ごとに、フォース フィールドの同一コピーが発生します。このフラグを false に設定すると、フォースはポイントの集合の幾何学的中心からのみ発せられます。
frequency(f) float queryedit
タービュランスの頻度。これによりモーションのかく乱の度合いが決まります。
phase(p) float queryedit
タービュランス フィールドの位相をシフトします。これにより、かく乱の起こる方向が決まります。このフラグはサポートされていませんが、下位互換性を保つ目的だけで提供されています。このフラグは -phaseX、-phaseY と -phaseZ に置き換えられました。-phase を設定するということは、-phaseZ を設定するということと同じことです(位相のシフトは常に Z 軸の方向に行われます)。
phaseX(px) float queryedit
タービュランス フィールドの位相シフトを X 軸方向に行います。これにより、かく乱の起こる方向が決まります。
phaseY(py) float queryedit
タービュランス フィールドの位相シフトを Y 軸方向に行います。これにより、かく乱の起こる方向が決まります。
phaseZ(pz) float queryedit
タービュランス フィールドの位相シフトを Z 軸方向に行います。これにより、かく乱の起こる方向が決まります。
noiseLevel(nsl) int queryedit
noiseLevel のパラメータ値がゼロよりも大きい場合、このフィールドはテーブルで複合的な lookup を行います。それぞれの追加された lookup には、noiseRatio を使用してウェイトがかけられます。noiseLevel は追加する lookup の数です。noiseLevel が 0 の場合、1 つだけの lookup になります。値 0(デフォルト)に設定すると、Maya 3.0 より前のバージョンの動作と同じになります。
noiseRatio(nsr) float queryedit
noiseLevel がゼロよりも大きい場合、noiseRatio はそれぞれの連続したノイズ評価の相対的な強さとなります。 これは、たとえば、noiseRatio が 0.5 の場合、最初の評価のウェイトは 0.5、2 番目は 0.25 というふうになります。 noiseLevel が 0 の場合、エフェクトはなしになります。

: コマンドの作成モードで使用可能なフラグ : コマンドの編集モードで使用可能なフラグ
: コマンドの照会モードで使用可能なフラグ : タプルまたはリストとして渡された複数の引数を持てるフラグ

Python 例

import maya.cmds as cmds

# Creates a new field
cmds.turbulence( n='turbulenceF', m=5.0, pos=(0.25, 0, 0) )

# Edits the frequency value of the field named turbulenceF
cmds.turbulence( 'turbulenceF', e=True, f=0.5 )

# Queries turbulenceF for its frequency value
cmds.turbulence( 'turbulenceF', q=True, f=1 )