シーンを作成した後、設定を調整して、シーンの外観およびナビゲーションを向上させることをお勧めします。この操作は、[シーン設定]ウィンドウで行います。
近くのクリップ プレーンは、カメラの視線上の特定位置にある架空の平面です。近くのクリップ プレーンの奥にあるオブジェクトのみが、シーン内に表示されます。あるオブジェクトの一部が近くのクリップ プレーンの手前にある場合は、近くのクリップ プレーンの奥にある部分だけが表示されます。
また、近くのクリップ プレーンによって、グラウンドの視線が決まります。設定が近すぎる場合、シーン内にグラウンドが表示されないことがあります。
シーン内で多数のオブジェクト ファイルが参照されている場合があります。シーン内に多数の非表示オブジェクトがある場合、シーンを開いた時点ですべてのオブジェクトを一度にロードするのではなく、各オブジェクトが実際に必要になった時点で(つまり、ユーザがそのオブジェクトを表示すると決めた時点で)そのつどロードすることができます。
シーンにおける既定の[単位系]および[単位]を設定します。シーン内のすべての測定単位が、ここで指定した単位系および単位に変換されて表示されます。オブジェクトの実際のサイズや距離には影響しませんが、要素は、この既定の単位系で表示されます。
ビューポートのすべての数値入力ボックスにおける小数点以下の桁数を設定するには、[精度]ドロップダウン メニューを使用します。たとえば、「0」に設定すると、前述の既定の単位での整数(10、3 など)のみを使用できます。これに対して「0.00」に設定すると、整数に続けて小数点以下 2 桁まで(10.25、3.14 など)を使用できます。