このレッスンでは、以下について学習しました。

• アトリビュート用のキーを設定してから、グラフ エディタ（Graph Editor）を使用してアニメーションを洗練させ、必要のないキーを削除する方法。これはキーフレームの設定ではよく行われるワークフローです。

  Maya では、サーフェスの移動（Translate）、回転（Rotate）、スケール（Scale）アトリビュートだけではなく、ほとんどどのようなアトリビュートでもアニメートできます。たとえば、ライトの強度や、サーフェスの透明度、カメラ ビューの回転、CV の位置などをアニメートすることが可能です。

• グラフ エディタを使って、アニメーション（Animation）アトリビュートやアニメーション カーブを直接調整する方法

  アニメーション カーブのシェイプを変更してキーが設定されたアニメーションを編集する場合は、グラフ エディタが最も適しています。グラフ エディタを使用すると、キーの位置の変更、キーの追加や削除、アニメーションの流動性や対称性の変更ができます。

  アニメーション カーブ上のキー ポイントにはそれぞれ、そのポイントへの曲率を表す接線（Tangent）が設定されています。デフォルトの接線（Tangent）設定はスプライン（Spline）で、ラウンド カーブが作成されます。これは時間の経過に従って、スムースに変化するアトリビュートをアニメートするのに便利です。一方、リニア（Linear）設定はカーブの屈曲を作成し、バウンドのエフェクトなど、アトリビュート値を急に変化させるのに役立ちます。いろいろなアニメーション エフェクトに対して、そのほかの接線（Tangent）設定を使用することができます。たとえば、ステップ（Stepped）設定では値を瞬間的に変更することができるため、ライトを点滅させる場合などに便利です。

• タイム スライダやレンジ スライダを使用してアニメーションを再生する方法

  グラフ エディタ（Graph Editor）はよく使われるアニメーション ツールですが、タイム スライダを使って直接キーをカット、コピー、ペースト、削除して、アニメーションを編集することもできます。この場合、タイム スライダでキーの位置を選択してから、右クリックして、ポップアップ メニューから目的の操作を選択してください。

アニメーションにキーフレームを設定するときには、次のテクニックが便利です。

• シーン ビューでのアニメーションの表示を高速化するオブジェクト表示モードは他にもあります。シーン ビューのパネル メニューからシェーディング > バウンディング ボックス（Shading > Bounding Box）を選択すると、シーンにある実際のオブジェクトの代わりに、単純な箱型のジオメトリが表示されます。シェイプが単純化されると、カメラやオブジェクトの動きへの反応が速くなります。ただし、この表示モードでは、オブジェクトのシェイプを編集できないという欠点があります。
• オブジェクト自体ではなく、親（グループ）ノードをアニメートする方法が、一般的に推奨されています。親ノードをアニメートすることにより、特定の階層にあるオブジェクトのアニメーションが、その階層の別の部分にあるアニメーションと衝突する場合に発生する問題を回避することができます。