キャラクタをスケルトンにバインドすると(次のレッスンで説明します)、スケルトンでキャラクタのスキンの骨組みができ、スケルトンにポーズを設定するときにスキンが陥没しないようにすることができます。
キャラクタの、デフォメーションを加えたときもサーフェスのボリュームを維持したい部分にジョイントを余分に追加しておくと便利です。次の手順では Jackie のスケルトンにろっ骨を追加します。このレッスンではキャラクタをバインドすることはしませんが、ろっ骨を追加する技法は重要です。こうしておくと、キャラクタをバインドして肩と背骨を回すポーズを設定するときに、胴体部分のスキンが陥没しないようにできます。ろっ骨のジョイントはスケルトンにポーズを設定するためのものではなく、骨組みを提供するためだけのものです。
スケルトンにろっ骨を追加するには
- で mid_back ジョイントをクリックし、前面ビューでジョイントをハイライトします。 あとで選択できるように、前面ビューのジョイントの位置を覚えておいてください。
- を選択します。
- 前面ビューで、もう一度 mid_back ジョイントをクリックして選択します。
- ジョイントの側面をクリックし、ろっ骨を追加してから、Enter キー(Windows および Linux)または Return キー(Mac OS X)を押します。
- 前の手順と同じ技法を使って、左側のろっ骨をさらに 2 本作成します。ろっ骨は、mid_back、lower_back、および pelvis (骨盤)のジョイントから延長して作成します。
- ろっ骨には、で識別しやすいように必要に応じて任意の名前を付けることもできます。たとえば、left_top_rib、left_mid_rib、left_bottom_rib という名前を付けます。
- 左側のろっ骨のジョイントをそれぞれミラーリングして、スケルトンの右側にろっ骨を作成します。