その他のスカルプト テクニック

 
 
 

基本的な機能の学習はこれで終了です。顔の表情のモデリングを開始する前に、その他の便利なテクニックについて学習しましょう。

その他のスカルプト テクニックを練習するには

  1. ジオメトリのスカルプト ツールのスカルプト パラメータ(Sculpt Parameters)セクションで、最大ディスプレイスメント(Max Displacement)を 2 に設定します。
  2. 次に、垂直に引き出しストロークを描画します。
  3. 最大ディスプレイスメント(Max Displacement)を 1 に変更します
  4. 直ぐ隣に別のストロークを垂直に描画します。

    最大ディスプレイスメント(Max Displacement)には、1 回のストロークでサーフェスの制御点を押し込む(または引き出す)最大距離を設定します。

  5. サーフェスへの変更を消去します。
  6. 最大ディスプレイスメント(Max Displacement)を 2 に設定します。
  7. 次に、垂直に引き出しストロークを描画します。
  8. 不透明度(Opacity)を既定値である 1 から 0.2 に設定します。
  9. 直ぐ隣に別のストロークを垂直に描画します。

    片方の隆起がもう片方の隆起よりも高くなります。不透明度(Opacity)の値により、最大ディスプレイスメント(Max Displacement)のインフルエンスが変化します。たとえば、不透明度(Opacity)が 0.2 の場合、ストロークは最大ディスプレイスメント(Max Displacement)設定の約 0.2 倍のエフェクトしか受けません。

    一般に、押し込みや引き出しを行うときは、不透明度(Opacity)値を低くすると最高の結果が得られます。複数のストロークを使用して、徐々にデフォメーションの度合いを高くすることができます。

    サーフェスの狭い領域だけを編集する必要がある場合は、領域をストロークするよりも、マウスを使ってクリックします。ブラシの半径(U) (Radius(U))不透明度(Opacity)が小さい場合は、2 本のアイソパラムの最も近い交点をクリックしてください。

  10. 不透明度(Opacity)を 1 に設定して、サーフェスへの変更を再度すべて消去します。
    ヒント:ペン スタイラスの付いた電子タブレットの使用を検討してください。ペン スタイラスはペンのように使用できるため、サーフェスの変更をより自然にストロークすることができます。スタイラスを使用する場合、スタイラスの圧力に応じて半径(Radius)不透明度(Opacity)を変化させるオプションを設定できます。たとえば、半径(Radius)の値が大きいときは、軽いストロークではなく、強いストロークにすることができます。

    このためには、ジオメトリのスカルプト ツール(Sculpt Geometry Tool)のツール設定ウィンドウのストローク(Stroke)タブを表示します。 スタイラス圧力(Stylus Pressure)不透明度(Opacity)半径(Radius)、または両方(Both)を選択します。通常は半径を選択します。半径(Radius)を選択すると、ブラシ タブにある半径(U) (Radius(U))の値が最大半径に設定され、半径(L) (Radius(L)) が最小値に設定されます。いろいろな値を設定して試してみてください。

    マウスを使用する場合はスタイラス圧力(Stylus Pressure)なし(None)に設定します。半径(U)(Radius(U))には一定の半径が設定され、半径(L)(Radius(L))は無視されます。