ペイント エフェクト(Paint Effects)のストロークをレンダーする

 
 
 

シーン ビューにペイントする際、ペイント ストロークはワイヤフレーム モードで表示されます。ワイヤフレーム モードでの作業はインタラクティブなパフォーマンスという点からは非常に効率的ですが、ペイントが実際にどう表示されるかを確認できません。ペイント ストロークをレンダリング モードで表示するには、次のいずれかの方法があります。

シーン ビューでペイント ストロークをレンダーするには

  1. デイジーのビューがほぼ下のイメージのようになるように、シーンをドリーまたはタンブルします。
  2. メイン メニューでウィンドウ > レンダリング エディタ > レンダー設定(Window > Rendering Editors > Render Settings)を選択して(またはステータス ライン(Status Line)でレンダー設定(Render Settings)アイコンをクリックして)、レンダー設定(Render Settings)ウィンドウを表示します。
  3. レンダー設定(Render Settings)ウィンドウで以下を実行します。
    • 使用するレンダラ(Render Using)プルダウン リストから Maya ソフトウェア(Maya Software)を選択します。
    • イメージ サイズ(Image Size)セクションで、プリセット(Presets)プルダウン リストから 320×240 を選択します。
  4. ステータス ライン(Status Line)現在フレームのレンダー(Render Current Frame)ボタンをクリックします。

    レンダー ビュー(Render View)ウィンドウが開いてイメージがレンダーされ、その結果が表示されます。

    最初はデイジーが少し暗く見える場合もあります。

    シーン内にライトがない場合、イメージをレンダーするために、Maya レンダラによって既定の輝度レベルのテンポラリ ライトが作成されます。これにより、真っ黒なイメージが作成されることがなくなります。ただし、シーンで正確な輝度が作成されない場合があります。デイジーの明るさをもっと細かく制御したい場合は、シーン用のライトを作成し、その輝度を調整することができます。

  5. メイン メニューから、作成 > ライト > ディレクショナル ライト(Create > Lights > Directional Light)を選択します。

    シーンの X、Y、Z の原点にディレクショナル ライトが作成されます。

    アトリビュート エディタ(Attribute Editor)が更新され、アクティブなディレクショナル ライトのアトリビュートが表示されます。

  6. アトリビュート エディタ(Attribute Editor)で、ディレクショナル ライトの輝度を 1.5 に設定します。
  7. ステータス ライン(Status Line)現在フレームのレンダー(Render Current Frame)ボタンをクリックして、シーンを再度レンダーします。

    イメージがレンダーされ、レンダー ビュー(Render View) ウィンドウのイメージがリフレッシュされます。

    このレンダーしたイメージでは、デイジーがより明るく表示されるようになりました。

  8. レンダー ビュー(Render View) ウィンドウを閉じます。

ペイントを行いながら、ペイントしたストロークを表示したい場合があります。これを行うには、ペイント エフェクト(Paint Effects)パネル ビューでシーン ペインティング ビュー モードを使ってペイントします。

注:

mental ray for Maya レンダラを使用してペイント エフェクト(Paint Effects)をレンダーすることもできますが、これにはまず修正 > 変換 > ペイント エフェクトをポリゴンに(Modify > Convert > Paint Effects to Polygons)を選択して、ペイント エフェクト(Paint Effects)のストロークをポリゴン メッシュに変換する必要があります。詳細については、ペイント エフェクトをポリゴンに変換するを参照してください。

ペイントしながらレンダーしたペイント ストロークを表示するには

  1. 8 キーを押し、ペイント エフェクト(Paint Effects)パネルに切り替えます。
    注:

    2D ペイント キャンバス(2D Paint Canvas)が表示される場合には(パネルが白く表示される)、パネル メニューからペイント > シーンのペイント(Paint > Paint Scene)を選択します。

    ペイント エフェクト(Paint Effects)パネル メニュー、ツール バー、シーン ペインティング ビューが表示されます。このパネルを使うと、シーン ペインティング ビュー モードでペイントできます。

    シーン ペインティング ビューは、モデリング ビューのスナップショットです。このビューでは、レンダリング モードでストロークのペイントと表示を両方行うことができ、ストロークが実際にはどう見えるかを作業をしながら確認することができます。

    シーン ペインティング ビューでは、ドリー、トラック、およびタンブルすることが可能です。オブジェクトを選択するには、Ctrl キーを押しながらオブジェクトをクリックします。シーン ビューで 3D オブジェクトを移動したい、あるいは別の方法でオブジェクトを操作したいという場合は、もう一度 8 キーを押して、ペイント エフェクト(Paint Effects)パネルを終了する必要があります。

  2. デイジー ブラシ(Daisy Brush)を選択した状態で、シーン ペインティング ビューにストロークをペイントします。

    新しいストロークがレンダリング モードで表示されます。シーン ペインティング ビューをドリーまたはトラックすると、レンダーされたストロークがワイヤフレーム表示に戻り、レンダーされた表示をリフレッシュするまでその状態になります。

  3. ペイント ストロークを自動的に更新してレンダリング モードで表示されるようにするには、ストロークのリフレッシュ > レンダー(Stroke Refresh > Rendered)を選択します。

    すべてのペイント ストロークのレンダリングを計算して表示するには、少し時間がかかります。

    リフレッシュ > レンダー(Refresh > Rendered)をオンにした状態でシーン ペインティング モードで作業をしているときにカメラ ビューを調整すると、そのたびに新しいビューに基づいてレンダリングが自動更新されます。

    レンダリングが自動的にリフレッシュされると、シーンのペイント ストロークの複雑さによっては非常に時間がかかってしまうことがあります。そこで代わりに、手動で選択したときだけリフレッシュされるようにレンダリングを設定することもできます。

  4. ペイント エフェクト(Paint Effects)パネル メニューから、ストロークのリフレッシュ > オフ(Stroke Refresh > Off)を選択します。

    今度は、レンダーされたペイント ストロークを確認するため、ペイント エフェクト ビューを再描画します(Redraw Paint Effects view)ボタンを使用してペイント エフェクト(Paint Effects)のレンダー ビューをリフレッシュする必要があります。

  5. ビューをドリーして、デイジーをクローズ アップします。
  6. ペイント エフェクト ビューを再描画します(Redraw Paint Effects view)ボタンをクリックして、デイジーのレンダリングを手動でリフレッシュします。
  7. 8 キーを押して、シーン ペインティング ビュー モードを終了します。