ArmControl を移動すると、メカニカル アームが完全にまっすぐになるまで伸びたり、必ずしも適切でない方向を向いたりする可能性があります。
アームの移動範囲を制限して、IK システムが予想外のポーズをとらないようにすることができます。次のセクションでは、以下のように IK システムの移動範囲を制限します。
ArmControl の移動 X (Translate X)チャネルをロックするには
移動 X (Translate X)の数値フィールドがグレー表示になり、そのチャネルがロックされたことを示します。ArmControl を X 方向に移動しようとしても、移動 X (Translate X)チャネルをロック解除しないかぎり移動することはできません。
SwivelBase の回転 X (Rotate X)チャネルと回転 Z (Rotate Z)チャネルをロックするには
回転 X (Rotate X) チャネルと回転 Z チャネルがロックされていることを確認するには
ビューで SwivelBase が回転しますが、メカニカル アームは回転しません。

SwivelBase およびアームのスケルトンとサーフェスのすべてが同じ階層にペアレント化されていたことに、何か問題があると思われます。
IK システムのセットアップ中に、期待したとおりに動作していないことに気づいた場合、作業を中止して、そのように動作している原因(または期待どおりに動作していない原因)を検証すると有益です。このように作業を見直すことで、問題の所在を突き止めることができます。
この例では、ArmControl と IK ハンドル(IK Handle)は、SwivelBase 階層内にペアレント化されていません。

ArmControl と IK ハンドル(IK Handle)がメカニカル アームの動作を制御するため、これらを SwivelBase 階層内にペアレント化して、SwivelBase を回転すればアームも回転するようにする必要があります。
IK ハンドル(IK Handle)をスケルトン階層内にペアレント化するには
これまでのトランスフォームをすべて 0 に設定してから、階層内の SwivelBase の下に IK ハンドル(IK Handle)をペアレント化する必要があります。
選択順序は重要です。最初に Shift キーを押しながら子ノードになる項目を選択してから、最後に Shift キーを押しながら親ノードになる項目を選択する必要があります。
ハイパーグラフ(Hypergraph)のスケルトン階層で、IKHandle と ArmControl が SwivelBase ノードの子ノードになりました。


最終的には、アームが完全にまっすぐになるまで伸びないように、ArmControl がモデルのベースから離れられる範囲を制限する必要があります。
移動範囲設定を指定するには、チャネル ボックス(Channel Box)に移動値を表示しながら、メカニカル アームを動かして検証する必要があります。

アームの連接部が斜めに伸びてカーゴ ボックスの上方に来ると、ほぼ完全に伸びた状態になります。このときの移動値はおおよそ以下のようになります。

アームの連接部が縮んだポーズになったときの移動値は、以下のようになります。
をクリックします)。
アトリビュート エディタ(Attribute Editor)に ArmControl に関連付けられたノードが表示されます。
ArmControl タブが見えない場合は、左右のスクロール矢印を使ってビューを横にスクロールしてタブを見えるようにします。