リファレンス レイヤへのオブジェクトの割り当て

 
 
 

このセクションでは、ファーが割り当てられないオブジェクトを参照として利用するディスプレイ レイヤに割り当て、ファー ディスクリプションを追加、または変更するときに、これらのオブジェクトを一時的に選択できないようにします。

レイヤは、オーバーラップしたシーン ビューで、レイヤにはオブジェクトを割り当てることができます。シーン内のオブジェクトはどれでもレイヤに割り当てられます。シーンを簡略化できるというのはレイヤの便利な特性の 1 つです。これにより、他のオブジェクトに干渉せずに、特定のオブジェクトで作業をすることができます。シーンからレイヤに割り当てるオブジェクトを選択し、必要に応じて、このオブジェクトを可視または非可視に設定できます。また、特定のレイヤとコネクトされているオブジェクトすべてをテンプレート化、または参照することも可能です。

ディスプレイ レイヤにオブジェクトを割り当てるには

  1. チャネル ボックス(Channel Box)が表示されていない場合は、ステータス ライン(Status Line)チャネル ボックス/レイヤ エディタの表示/非表示(Show/Hide Channel Box/Layer Editor)ボタンをクリックし、レイヤ エディタ(Layer Editor)を表示します。
  2. ディスプレイ(Display)タブをクリックして、レイヤ エディタ(Layer Editor)ディスプレイ レイヤ(Display Layers)に設定します。
  3. レイヤの作成(Create Layer)ボタン をクリックします。
  4. レイヤ エディタ(Layer Editor)で、新しいレイヤの名前をダブル クリックします。

    レイヤの編集(Edit Layer)ウィンドウが表示されます。

  5. レイヤの編集(Edit Layer)ウィンドウで次の設定を行い、保存(Save)をクリックします。
    • 名前(Name): ExtraParts
    • 表示タイプ(Display type): リファレンス(Reference)

    レイヤ エディタ(Layer Editor)で、レイヤの名前が更新され、ステータスが リファレンス(Reference)に設定されます。リファレンスというディスプレイ状態は、そのレイヤに含まれるオブジェクトはシーンには表示されるが、選択できないことを表しています。

  6. シーン ビューで、次のサーフェスを選択します。
    • nose
    • mouth
    • leftEye
    • rightEye
    • leftLid
    • rightLid
    • leftInEar
    • rightInEar
    • leftArmpaw
    • rightArmpaw
    • leftLegpaw
    • rightLegpaw
    • groundPlane
  7. レイヤ エディタ(Layer Editor)ExtraParts レイヤを右クリックし、表示されるプルダウン リストから選択したオブジェクトの追加(Add Selected Objects)を選択します。

    選択したオブジェクトは ExtraParts ディスプレイ レイヤに割り当てられます。このレイヤは現在、リファレンス(Reference)に設定されています。これらのオブジェクトは表示されていますが、このレイヤのディスプレイ設定を通常(Normal)に設定するまで、選択することはできません。リファレンス レイヤをこのように使用すると、ファー(Fur)を適用するときに関係のないサーフェスが誤って選択されることがなくなり、作業効率が上がります。