特定のオブジェクトの表示/非表示

 
 
 

個々のオブジェクトを表示/非表示にしたり、グループ、シーンレイヤ、パーティションを使用して可視性を制御することができます。また、特定のオブジェクトのみ表示して他のものは非表示にしたい場合は、特定のオブジェクトを切り離すことができます。

注:このセクションでの説明に加え、ポリゴンメッシュオブジェクト上の個々のポリゴンを表示/非表示することもできます。「ポリゴンを非表示にする」(「ポリゴン モデリング」)を参照してください。

オブジェクトの非表示および再表示

[H]キーを押すと、選択したオブジェクトを3Dビューですばやく表示または非表示にすることができます。

非表示のオブジェクトは3Dビューで選択できませんが、 Explorer では選択可能です。Schematicビューでも選択できますが、このビューでは、オブジェクトはソリッドノードではなくアウトラインで表示されます。

   

[ビューの表示/非表示]と[レンダの ON/OFF]の両方がオフ。

[ビューの表示/非表示]がオンで[レンダの ON/OFF]でオフ(またはその逆)。

オブジェクトの表示/非表示を切り替えると、3Dビューおよびレンダリング出力の両方でそのオブジェクトの可視性に影響します。また、オブジェクトの可視性プロパティの[ビューの表示/非表示](View Visibility)および[レンダの ON/OFF](Render Visibility)オプションのオン/オフが実際に切り替わります。このプロパティは Softimage のどの 3D オブジェクトにもローカルで備わっているため、適用または削除することはできません。[ビューの表示/非表示]または[レンダの ON/OFF]のどちらかがオフの場合は、Explorer で該当するオブジェクトのアイコンに薄いグレー色の[H](「非表示」を意味する)が表示されます。両方がオフになっている場合は、黄色の[H]が表示されます。このプロパティのすべてのオプションについては、「[表示/非表示]プロパティ エディタ」(「プロパティ リファレンス」)を参照してください。

選択したオブジェクトを表示または非表示にするには

  1. 表示/非表示にするオブジェクトを選択します。オブジェクトがすでに非表示の場合は、Explorer または Schematic ビューを使用してオブジェクトを選択できます。

  2. 次のいずれかの操作を実行します。

    • [H]キーを押します。

      または

    • メインメニューから[Display] [Hide/Unhide Selection]を選択します。

ビューポートの選択オブジェクトを非表示にして選択を解除するには

  • メインメニューから、[Display] [Hide and Deselect]を選択します。

    すべてのジオメトリビューで選択オブジェクトの選択が解除され非表示になりますが、Explorerには表示されます(非表示ノードのアイコンには[H]が表示されます)。

ビューポート内で選択されていないオブジェクトを非表示にするには

  • メインメニューから、[Display] [Hide Unselected Objects/Polygons]を選択します。

    すべてのジオメトリックビューで非選択オブジェクトが非表示になりますが、Explorerには表示されます(非表示ノードのアイコンには[H]が表示されます)。

ビューポートのすべての非表示オブジェクトを再表示するには

  • メインメニューから、[Display] [Unhide All Objects]を選択します。

グループ、レイヤ、パーティション

グループ、シーンレイヤ、パーティションを使用して、そのメンバーの可視性を制御できます。可視のメンバーすべてを表示したり、メンバーすべてを非表示にしたりできます。また、メンバーごとに独自のローカルな可視性に関する設定を使用することもできます。グループはオブジェクトの可視性よりも優先され、レイヤはグループおよびオブジェクトの可視性よりも優先されます。また、パーティションは、対応するレンダパスがカレントである場合に、最優先されます。

オブジェクトのグループ化」(「シーン エレメント」)、「シーンレイヤ」(「シーン エレメント」)、または「パーティションの定義」(「レンダリング」)を参照してください。

オブジェクトの分離

選択したオブジェクトのみが表示されるようにオブジェクトを分離できます。選択しなかったオブジェクトは表示されません(これは、オブジェクトビューの使い方と似ています。「Object View」を参照)。これは、大きなシーンでごく一部のエレメントを作業している場合にのみ便利です。

オブジェクトの分離はビューに影響しますが、オブジェクトそのもののプロパティには影響しません。

ビューポートでオブジェクトを分離するには

  1. 分離するオブジェクトを選択します。

  2. ビューのカメラアイコンメニューから[選択を孤立](Isolate Selection)を選択します。

分離するオブジェクトを変更するには

ビューポートでオブジェクトを分離すると、画面の右上に次のコントロールが表示されます。

A

選択したオブジェクトをビューに追加します。カメラアイコンメニューから[選択したオブジェクトの追加](Add Selected)を選択しても同じです。

B

選択したオブジェクトをビューから削除します。カメラアイコンメニューから[選択したオブジェクトの削除](Remove Selected)を選択しても同じです。

C

ビューを更新して、現在の選択項目を分離します。カメラアイコンメニューから[孤立しているものを更新](Update Selected)を選択しても同じです。

D

シーンを通常どおりに表示します。カメラアイコンメニューで[選択を孤立](Isolate Selection)をオフにしても同じです。