Get Data At Previous Frame(前のフレームのデータを取得)

 
 
 

カテゴリ

  • データ アクセス

説明

リファレンス文字列で指定された属性の前のフレームの値にアクセスします。[Get Data]ノードとの主な違いは、アクセスしたデータが、前のフレームについて評価される点です。

このようなノードは、現在のフレームの端数について概算値を求め、フレームの丸めによるアーティファクトを最小限に抑える場合に、特に便利です。

[Get Data]ノードと同様に、取得するデータへのパスは、[Get Data]ノードを連結することで作成できます。

同じ ICE ツリー内で、オブジェクト自身か別のオブジェクトかに関係なく、オブジェクトで[Get Data at Previous Frame]および[Set Data]の両方を使用する場合は、そのオブジェクトのコンストラクション スタックにシミュレーション領域が存在している必要があります。これは、別の属性を取得および設定する場合でも適用されます。スタックにシミュレーション領域が存在する場合、スタックの下位の領域は、シミュレーションの最初のフレームでのみ評価され、後続のフレームは前のフレームに基づいて処理されます。詳細については、「ICE ツリーとコンストラクション スタック」を参照してください。

[Get Data at Previous Frame]の詳細については、「シーン グループのデータを取得する」(「ICE の基本」)を参照してください。

ポート

入力

ソース(Source)

要求された属性を取得する位置です。指定された位置でジオメトリ属性を取得する場合のみ必須です。その他の場合、ジオメトリ属性は、処理中の現在のサブコンポーネント(ポイント、エッジ、ポリゴン)から取得されます。

入力名(In Name)

[Get Data]ノードを連結することができます。このポートで受け取られるシーン パスは、プリフィックスとしてノードのリファレンス文字列に追加されます。

出力

値(Value)

アクセスしているデータの値です。このポートの型、構造、およびコンテキストは、アクセスするデータの型、構造、およびコンテキストに自動的にマップされます。

出力名(Out Name)

[Get Data]ノードを連結することができます。このポートを別の[Get Data]ノードの[In Name]ポートに接続し、他方のノードのリファレンスに、このノードのリファレンスをプリフィックスとして追加します。