顎の調整

 
 
 

人間の顎は、さまざまに動きます。開いた状態または閉じた状態で回したり、引っ込めたり突き出したり、左右に動かすことができます。顎を開くと、唇の形が変わり、頬の皮膚が伸び、耳が動き、顎の下の脂肪組織が変形します。

[Tune(調整)]パネルにある[顎]のオプションを使うと、キャラクタが口を開けたときに顎の下の皮膚組織が膨らんで顎の部分を覆う様子や、頬の部分がへこむ様子をコントロールすることができます。

ヒント:下顎が極端な位置まで開くようなモーション キャプチャ(叫ぶ、大声を出す、など)を適用した場合は、口を大きく開いたときに顎が「伸びすぎない」ように調整することができます。詳細については、「リターゲットされたモーションキャプチャ データの調整」を参照してください。
注:

このトピックに関するビデオを表示するには、「Softimage YouTube Learning Channel」の Face Robot プレイリストをご覧ください。

顎の部分を調整するには

  • [Tune(調整)]パネルの[フェイス](Face) [顎](Jaw)タブをクリックし、[太らせる](Fattening)[へこみ](Deflation)[スライディング](Sliding)のいずれかのオプションを選択します。

    下の[オプション]エリアに、選択したオプションのカーブとパラメータが表示されます。

Fattening(太らせる)

[Fattening(太らせる)]は、キャラクタが口を開けたときに顎の下の脂肪組織がどの程度膨らむか(二重顎にする、など)を定義します。細面のキャラクタでは、それほど調整が必要になりませんが、顔の肉付きがよい場合、顎を相応に膨らませなければなりません。

ヒント:顎の部分の肉付きがいい顔の場合、[ステージ 4: フィッティング]で顎の中央のカーブを調整し、少し位置を下げるといいでしょう。そうすれば、太らせる作業がより正確にできるようになります。
  • [膨張](Inflate)を高くすると、顎の下の脂肪組織が大きくなります。スライダの上限値より大きい値を入力することもできます。

  • [膨張カーブ]は、顎の膨らみの形状と度合いを定義するもので、カーブ中央のポイントは顎の下、グラフの右側はキャラクタの顎の右側に該当します。 カーブ上のいずれかのポイントが 100 の値(グラフの縦軸上)にある場合、顎の膨らみは最大になります。

    左の図は、[膨張]の値が 1 のときの顎。

    右の図は、[膨張]の値が 5 のときの顎。

Deflation(へこみ)

[Deflation(へこみ)]は、キャラクタが口を開けたときに頬の部分(頬骨と顎骨の間)がどの程度へこむかを定義します。

  • [Upper Jaw Deflation(上顎のへこみ)]と[Lower Jaw Deflation(下顎のへこみ)]の各オフセット カーブは、顎の周りのへこみの形状と度合いを定義します。カーブ中央のポイントは顎の下、グラフの右側はキャラクタの上顎または下顎の右側に該当します。

  • [Deflation_Ease_In(へこみのイーズ イン)]カーブは、へこみが生じる率(減衰)を定義します。[度合い](Amount)の値を高めると、頬が大きくへこみます。スライダの上限値より大きい値を入力することもできます。

Sliding(スライディング)

[Sliding(スライディング)]は、キャラクタが口を開けたときに皮膚が顎の下へスライドする度合いを定義します。

  • [Sliding(スライディング)]プロファイル カーブは、顎周辺のスライディングの形状と度合いを定義するもので、カーブ中央のポイントは顎の下、グラフの右側はキャラクタの上顎または下顎の右側に該当します。 値を低くすると、皮膚が下へたるみます。

  • [Sliding_Ease_In(スライディングのイーズ イン)]カーブは、スライディングが生じる率(減衰)を定義します。[度合い](Amount)の値を高くすると、顎周辺のスライディングが弱まります。値が高ければ高いほど、皮膚が「引き締まり」(上へ引っ張られ)、スライディングしなくなります。スライダの上限値より大きい値を入力することもできます。