クロスまたはカーブの頂点をオブジェクトに留める

 
 
 

シミュレートされたクロスまたはカーブの頂点をネイル コンストレイントを使用してコンストレイント オブジェクトにアタッチできます。たとえば、ポールに留められている旗のコーナーや、ボディにアタッチされているクロスなどです。これらの頂点を留める場合、フォースの影響は受けず、コンストレイント オブジェクトのデフォーメーションには従いません。

ネイル コンストレイントを使用すると、クロスの頂点とコンストレイント オブジェクトの間にスプリングが作成されます。スプリングの長さは、クロスの頂点とコンストレイント オブジェクトの間の距離を設定することでコントロールできます。

下図では、シャツの下のクラスタは、ネイル コンストレイントでボディに拘束されています。ピン コンストレイントとは異なり、これらの頂点は固定され、コンストレイント オブジェクトのデフォーメーションに合わせて動くことはありません。通常、ボディはデフォーメーションするため、クロスにはピンの方が適していますが、ボディがデフォーメーションしない場合、ネイルが適しています。

クラスタを使用してクロスまたはカーブの頂点を留める

頂点を使用してネイル コンストレイントでクロスまたはカーブを設定するには、「クロスまたはカーブの頂点をオブジェクトに固定する」の説明と同じ基本的な手順を利用できます。ただし、プリセット マネージャの[タスク]>[Syflex]タブから[コンストレイント](Constraints) [Syflex Nail]コンパウンドを使用します。

ピン コンストレイントとは異なり、ヌル、クラスタ センター、NURBS サーフェイス オブジェクトなど、任意のタイプのオブジェクトをコンストレイント オブジェクトとして使用できます。基本的に、オブジェクトの変換プロパティのみを使用するため、変換できる任意のオブジェクトを使用できます。

必ず、使用するクラスタごとに[Syflex Nail]および[Get Data]ノードを追加します。

[Syflex Nail]プロパティ エディタでパラメータを設定します。

ヌルを使用してクロスまたはカーブの頂点を留める

クロスまたはカーブの頂点のクラスタを留めるのではなく、ヌルのサイズ、シェイプ、および位置を使用して、留めるクロスまたはカーブの頂点エリアを決定できます。ヌル オブジェクトの空間内にあるすべてのクロスの頂点が留められます。ヌルの位置、方向、またはサイズをアニメートして、別のコンストレイント エフェクトを作成できます。

下図では、旗のポールに並んで 2 つのヌルが配置されています。ヌルの空間内にあるどのクロスの頂点であっても、[Syflex Nail Null]コンストレイントを使用してポールに拘束されます。

ネイルコンストレイントやヌルでクロスまたはカーブを設定するには、「ヌルを使用して頂点を固定する」の説明と同じ基本的な手順に従いますが、Preset Manager の[タスク]>[Syflex]タブから[コンストレイント](Constraints) [Syflex Nail Null]コンパウンドを使用します。

使用するヌルごとに[Syflex Nail Null]および[Get Data]ノードを追加する必要があることに注意してください。

[Syflex Nail Null]プロパティ エディタでパラメータを設定します。