カスタム プロパティを作成する

 
 
 

カスタム プロパティを作成するには、基本的に次の 4 つの方法があります。 これらの方法はすべて有効です。どの方法を使用したらよいかは、その CustomProperty の使用目的に応じて異なります。

インタラクティブ ツール

カスタム プロパティ セットおよびカスタム プロパティ ページは、[アニメート](Animate)[作成](Create)[パラメータ](Parameter)メニューの、ユーザ インターフェイスから作成することができます。 これらはシーン内に永続しますが、プリセットとして明示的に保存しない限り、他のシーンからは利用できません。

カスタム プロパティ セットを理解しプロトタイプ化するには、インタラクティブ ツールを使用するのが効果的な方法です。ただし、この方法を使用する場合でも、高度なツールセットを必要とするならば自己インストール式カスタムプロパティ プラグインのインスタンス作成が必須になります。

インタラクティブ ツールを使用する方法については、『Softimage ユーザ ガイド』を参照してください。

処理中

カスタム プロパティ セットおよびカスタム プロパティ ページは、基本的な SIAddProp コマンドおよび SIAddCustomParameter コマンドを使用してスクリプトまたは C++ API カスタム コマンドから作成することも、あるいはより高度な CustomProperty または CustomPropertyPPG または PPG または PPG、および PPGLayout または PPGLayout などのオブジェクトを使用して作成することもできます。

カスタム プロパティ セットを一時的なダイアログ ボックスとして使用すれば、処理中に作成して後になってから削除するのは簡単です。 このカスタム プロパティ セットの一部として作成されたパラメータ データは、シーンの持続時間にわたって、または明示的に削除するまで永続します。 ただし、自己インストール式カスタムプロパティ プラグインとしてインストールする必要のある場合があります。それは、次のどちらかの場合です。

  • 別のシーン内の同じカスタム プロパティを再利用する場合。

  • Softimage をいったん停止してから再起動すると、カスタム プロパティに格納されたデータがまだそこに存在する場合でも、カスタム プロパティ セットのレイアウトが消失する。プロパティ セットを調べると、パラメータはすべて見つかるが、Logic は見つからず(ボタンはどのパラメータにも関連付けられていないため見つからない)、特殊コントロール(たとえば、コンボ ボックス)も見つからない場合。

    ヒント:

    処理中のプロパティの場合、実装コード内でオーナーに対して直接的に定義します。一方、自己インストール式カスタム プロパティの場合、SceneItem.AddProperty メソッドを使用して、オーナーに対して定義、インストール、適用されます。

自己インストール式カスタムプロパティ プラグイン

Autodesk Softimage SDK には、自己インストール式カスタム プロパティ「プラグイン(プラグインベースの CustomProperty」とも呼ばれる)を定義するための多様なツールセットが用意されています。 カスタムプロパティセットは、処理中のプロパティとほぼ同じ方法でビルドできますが、あたかもシステム上で(SceneItem.AddProperty または SceneItem::AddProperty メソッドを使用して)定義されたプリセットであるかのように適用され、プラグインのインストール後は他のシーンから利用できるようになります。

SPDL ファイルで定義される CustomProperty

SceneItem.AddProperty または SceneItem::AddProperty メソッドを使用すると、インストール済み SPDL ファイル内に定義されたカスタム プロパティを、自己インストール式カスタム プロパティを適用する場合と同じ方法で適用できます。ただし、プロパティ セットおよびプロパティ ページ レイアウトの定義はそれほど容易ではなく、オブジェクト モデルを使用した場合よりもエラーが多く発生する傾向があります。

注:

SPDL ファイルを使用した方法は、推奨されなくなりましたが、下位互換性のために維持されています。 現在推奨されている方法は、自己インストール式カスタムプロパティ プラグインの作成です。