[出力フォーマット]プリファレンス
 
 
 

[出力フォーマット]プリファレンスでは、さまざまなカメラへのアクセスを設定できるほか、その他の複数のプロパティ エディタに配置されているイメージフォーマットおよびパラメータへのアクセスを設定できます。

これらのパラメータはすべて[出力フォーマット]プロパティ エディタで修正できます。修正したパラメータは、シーン内のすべての該当部分に反映されます。たとえば、カメラのピクチャー スタンダードを変更した後、シーン内のすべてのカメラおよび該当するレンダ オプションを更新することができます。

たとえば、NTSC ピクチャー スタンダードを PAL ピクチャー スタンダードに切り替える必要がある場合は、それらの一般的な設定の変更をすばやく全体に反映することができます。

メイン メ ニューから表示するには:[ファイル](File) [プリファレンス](Preferences)を選択します。表示される Explorer で[出力フォーマット](Output Format)をクリックするか、アイコンをクリックします。

プリセット(Preset)

出力フォーマットのプリセットを一覧表示します。プリセットを選択すると、このプロパティ エディタの設定がそれぞれ自動的に更新されます。

カスタムプリセットの保存(Save Custom Preset)

このプロパティ エディタでパラメータを目的の値に設定すると、現在のすべての設定がプリセットとして保存されます。このプリセットは[プリセット]リストに追加されます。

このボタンをクリックするとダイアログ ボックスが開き、新しいプリセットの名前を指定するよう要求されます。

カメラ

ピクチャースタンダード(Picture Standard)

カメラが使う基準カメラ フォーマットを定義します。[カスタム]オプションにより[ピクチャーレシオ]パラメータが有効になるので、独自のカメラ出力比を定義できます。

ピクチャーレシオ(Picture Ratio)

出力カメラのピクチャー レシオが表示されます。このパラメータはカスタムが選択されているときのみ編集できます。

イメージ解像度

X 解像度(Resolution X)

Y 解像度に関係なく X 解像度を設定します。

Y 解像度(Resolution Y)

X 解像度に関係なく Y 解像度を設定します。

ピクセル比(Pixel Ratio)

ピクセル比を設定します。これで、矩形または正方形のピクセルを使用するデバイスとのイメージの互換性が保証されます。

ピクチャーレシオ保持(Maintain Picture Ratio)

選択した解像度の値にかかわらず、X と Y のピクチャ レシオをロックします。たとえば、X 解像度を編集すると、Y 解像度の値も自動的に変更され、同じピクチャ レシオが維持されます。

ロトスコープモードのみ

ピクセル比(Pixel Ratio)

ピクセル比を設定します。これで、矩形または正方形のピクセルを使用するデバイスとのイメージの互換性が保証されます。

カメラのピクセル比を使用(Use Camera Pixel Ratio)

オンにすると、ロトスコープのカメラのピクセル比を手動で設定できます。オフにすると、カメラ フォーマットに応じてピクセル比が変更されます。

フィールド レンダリング

フィールド レンダリングは、フレームのレンダリングでなく、水平スキャンラインの 2 つの代替フィールド(偶数と奇数)のレンダリングで構成されます。フィールド レンダリングでは、ビデオをレンダリングするときに動きの速いオブジェクトによるストロボ エフェクトが減少します。

1 つのフレームの偶数フィールドがレンダリングされ、次のフレームの奇数フィールドがレンダリングされます。これで、フレーム レートが倍になるという効果があります。ただし、フレーム番号の依存性により、シークエンスは必ず奇数のフレームで始まり偶数のフレームで終わらなければなりません。

フィールドのレンダリング オプションは、複数の場所から設定できます。

  • [出力フォーマット]プリファレンスで指定した設定によって、新しいシーンの既定がコントロールされます。

  • [シーンレンダオプション]の設定によって個々のシーンがコントロールされます。

  • [パス]の設定が、そのパスに指定したシーンの設定より優先されます。

フィールド有効(Enable Fields)

フィールド レンダリングを有効にします。

インターリーブ(Interleave)

フィールドのインターリーブを有効にします。

フィールドオーダー(Field Order)

フィールド モードでレンダリングされるシーンのフィールド順序を指定します。

[ローワーフィールド優先/偶数(NTSC)](Lower Field First/Even (NTSC)): このオプションを選択すると、偶数を優先的に使用してフィールドがレンダリングされます。奇数のフレーム番号には偶数のフィールドが含まれることになります。これは NTSC と DV のビデオ標準で使用される優先順位です。

[アッパーフィールド優先/奇数(PAL と HD フォーマット)](Upper Field First /Odd (PAL and HD)): このオプションを選択すると、奇数を優先的に使用してフィールドがレンダリングされます。奇数のフレーム番号には奇数のフィールドが含まれることになります。これは PAL と HD のビデオ標準で使用される優先順位です。

シーンでビデオのイメージ クリップを使用している場合、それらのフィールド順序はレンダリングのフィールド順序と一致していなければなりません。

時間

再生コントロール更新(Update Play Control)

[Play Control]プロパティエディタの[フレームステップ](Frame Step)、[フォーマット](Format)、および[レート](Rate)パラメータを自動的に更新します。

デフォルトフレームレート

詳細については、「 シーンのフレームフォーマットとフレームレートの設定」(「表示と再生」)を参照してください。

フレーム ステップ(Frame Step)

ビューポートでフレームを再生する間隔を設定します。値を 2 にすると、ビューポートに 2 フレームずつ表示しながら再生されます。

フレームフォーマット(Frame Format)

シーンで使用されるフレーム レートを指定します。[NTSC]、[PAL]、[フィルム]、[30 fps]または[カスタム]のいずれかを選択します。[指定フレームレート](Custom frame rate)を選択する場合は、以下の[フレームレート](Frame Rate text)に値を入力する必要があります。

フレーム レート(Frame Rate)

シーンのフレーム レートで、単位はフレーム/秒(fps)です。このオプションは[フレームフォーマット](Custom frame rate)リストで[指定フレームレート]を選択した場合にのみ有効です。

シーンエレメントの更新

直ぐ更新(Apply Now)

[出力フォーマット]ダイアログ ボックスが開き、このプロパティ エディタで変更した内容を反映するシーン エレメントを選択できます。