フラクタル
 
 
 

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カテゴリ: テクスチャ ジェネレータ

シェーダ ファミリ: テクスチャ

出力: スカラ

フラクタルによる 3D テクスチャを作成します。Fractal 3D テクスチャは高機能なフラクタル ジェネレータです。フラクタルを生成するのに 2 種類のノイズ関数から選択できます。また、フラクタルのさまざまな面をコントロールできます。たとえばしきい値と拡散を使用すると、設定したレベルでフラクタルをクリップして境界領域へ拡散反射光できます。こうすると他のテクスチャに自然な感じで重ね合わせることが可能です。

名前(Name)

シェーダの名前。任意の名前を入力するか、デフォルト名を使用します。

座標(Coordinates)

テクスチャの U、V、Z 座標を定義します。

拡散(Diffusion)

通常領域から境界領域へどの程度拡散反射光するかをコントロールします。

上方限界(Upper Bound)

フラクタルをクリップする上限レベルを定義します。この結果、フラクタルに「フラットトップ」が生じます。

ノイズタイプ(Noise Type)

フラクタル構築のためのノイズ関数を 2 種類から選択できます。Perlin タイプのノイズ関数、および若干異なる特徴を持つ再帰型のノイズ関数があります。

複雑さ(Complexity)

フラクタルを計算する際に使用する、ノイズ反復の最大数です。最小レベルとともに、フラクタルの複雑さを決定します。2 つの限界値はもっと拘束されて使用されます。

レベル最小(Level Minimum)

反復が続くための最小の大きさです。ノイズ関数が呼び出される頻度を決定します。この値が 0.1 の場合、ノイズの大きさが0.1 未満ではフラクタルに追加されず、反復は終わります。このパラメータを使ってテクスチャのディテール量、すなわち粒状度をコントロールできます。

レベル減衰(Level Decay)

フラクタルの反復における、振幅の減衰率をコントロールします。これは、隣り合う 2 つの反復の振幅比です。

1 未満の値では反復を繰り返すうちに振幅が小さくなります。

1 よりも大きい値では反復を繰り返すうちに振幅が大きくなり、フラクタルの変化が大きくなります。

周波数乗算(Frequency Multiplier)

後続する反復の周波数乗数をコントロールします。フラクタル周波数は単純にスケールの逆数です。このパラメータで頻度を2 倍にする操作と、0.5でテクスチャをスケールダウンする操作は同じです。したがって、値が 1 の場合は、ディテールの少ないシャープなフラクタル テクスチャが得られ、値が 2 の場合は、ディテールの多い変化に富んだテクスチャが得られます。

しきい値(Threshold)

このしきい値を下回ると、フラクタルは真っ黒になります。

時間(Time)

このパラメータの値をアニメートすることによって、遅延なくフラクタルをアニメートします。フレームによって値を変えると、フラクタル テクスチャはフレーム間で連続的に変化します。

絶対(Absolute)

フラクタル処理に少々異なるアルゴリズムが用いられ、フラクタルには不連続性が生じます。乱流のような効果が得られます。

Render Tree の使い方

このシェーダを使用すると、Render Tree 内の任意の場所でテクスチャ エフェクトを持つパラメータを処理できます。このシェーダは、強度値やスケール値として使用できるテクスチャを生成するほか、サーフェイス シェーダの任意のスカラ パラメータ(IOR、バンプマップ係数など)を処理します。

このシェーダの座標値を有効にするには、[テクスチャ空間ジェネレータ]シェーダに接続します。