出力フォーマットのプリファレンス設定
 
 
 

[位置](Location):

[出力フォーマット]プリファレンスでは、さまざまなカメラへのアクセスを設定できるほか、その他の複数のプロパティ エディタに配置されているイメージフォーマットおよびパラメータへのアクセスを設定できます。

これらのパラメータはすべて[出力フォーマット]プロパティ エディタで修正できます。修正したパラメータは、シーン内のすべての該当部分に反映されます。たとえば、カメラのピクチャー スタンダードを変更した後、シーン内のすべてのカメラおよび該当するレンダ オプションを更新することができます。

たとえば、NTSC ピクチャー スタンダードを PAL ピクチャー スタンダードに切り替える必要がある場合は、それらの一般的な設定の変更をすばやく全体に反映することができます。

出力フォーマットのプリファレンスを設定するには

  1. 必要に応じて、[プリセット](Preset)を選択します。[NTSC][PAL]、または[カスタム](Custom)を選択することができます。

    • [NTSC]または[PAL]を選択すると、それに対応して他のプリファレンスが更新されます。

    • [カスタム](Custom)を選択すると、他のプリファレンスを設定できます。[カスタムプリセットの保存](Save Custom Preset)をクリックすると、設定内容を新しいプリセットとして保存できます。[プリセット](Preset)ドロップダウンリストで、カスタムプリセットが使用可能になります。

  2. [カメラ]オプションを設定します。

    • レンダリングを出力したいピクチャースタンダードを選択します。次の出力フォーマットが提供されます。

      • NTSC D1 4/3 720 x 486(デフォルト)

      • NTSC D1 16/9 720 x 486

      • カスタム

      • Cine 35 1.37/1

      • Cine 35 1.66/1

      • Cine 35 1.85/1

      • Cine 35 Vistavision

      • Cine 70 Panavision

      • Cine 70 Imax

      • Cine 16

      • Cine Super 16

      • Slide 35(24 x 36)

      • Slide 6 x 6

      • Slide 4 x 5/8 x 10

      • PAL D1 4/3 720 x 576

      • PAL D1 16/9 720 x 576

      • HDTV 480 640 x 480

      • HDTV 480 4/3 704 x 480

      • HDTV 480 16/9 704 x 480

      • HDTV 720 16/9 1280 x 720

      • HDTV 1035 16/9 1920 x 1035

      • HDTV 1080 16/9 1920 x 1080

    • [ピクチャーレシオ](Picture Ratio)[ピクチャースタンダード](Picture Standard)リストの下に表示されます。この値を編集すると、出力イメージのX解像度とY解像度が変更され、[ピクチャースタンダード](Picture Standard)[カスタム](Custom)に設定されます。

  3. [イメージ解像度]オプションを設定します。

    • [X 解像度](Resolution X)および[Y 解像度](Resolution Y)の値には、イメージの幅および高さをピクセル数で指定します。

      [Maintain Picture Ratio]を選択して[Resolution X]を変更すると、[Resolution Y]は自動的にスケーリングされます(逆も同じ)。これによってピクチャー レシオが維持されます。

    • 必要に応じて、[ピクセル比](Pixel Ratio)を調整します。これにより、正方形以外のピクセルを使用する機器での互換性を確保します。

  4. デフォルトフレームレートの設定

    • [フレームステップ](Frame Step)には、ビューポートでのフレーム再生間隔を設定します。たとえば値が2の場合、再生中にビューポートにフレームが1つおきに表示されます。

    • [フレームフォーマット](Frame Format)には、ビューポートでのフレーム再生速度(fps = 1 秒あたりのフレーム数)を設定します。いくつかの共通フォーマットから選択することができます。

      [カスタム](Custom)を選択した場合は、[フレームレート](Frame Rate)で、フレーム/秒の数を定義する必要があります。

    • [フレームレート](Frame Rate)は、ビューポートでのフレーム再生速度として選択された値です。この値が選択可能になるのは、フレームフォーマットが[カスタム](Custom)に設定されている場合のみです。

      注:[Play Controlの更新]オプションがアクティブな場合、これらの設定を変更すると、[Playback]>[再生オプション]で表示される[Play Control]プロパティエディタで、対応する設定が自動的に更新されます。
  5. ロトスコープモードのみオプションの[ピクセル比](Pixel Ratio)設定は、カメラ設定に従って自動的に設定されます。ただし、必要な場合は、[カメラのピクセル比を使用](Use Camera Pixel Ratio)オプションを非アクティブにして、カスタムピクセル比を設定することもできます。

  6. 必要に応じてパラメータを設定した後、[シーンエレメントの更新]セクションで[直ぐ更新](Apply Now)ボタンをクリックします。次のダイアログボックスが開きます。

    更新したい設定を選択します。

    • [Updates the Camera(s)Format settings](カメラ設定)を更新すると、シーン内のすべてのカメラに影響します。

    • [Updates the Render Option(s)Format and Image Resolution settings](レンダオプション設定)を更新すると、シーン内のすべてのレンダパスに影響します。

    • [Updates the FxTree(s)Image Defaults settings](Fx Tree設定)を更新すると、シーン内のすべてのカメラに影響します。

  7. [OK]をクリックしてダイアログボックスを閉じます。すると、選択された設定が更新されます。